［管理番号:3144］
性別:女性
年齢:48歳
初めて質問させて頂きます。
よろしくお願いします。
先月(5月)末に右乳房部分摘出手術をしました。
病理診断の結果は
浸潤癌
硬癌
腫瘍浸潤経 11mm×6mm
脈管侵襲 ly0 v0
リンパ節転移0/2
断端 ?
核異型度 3
ER 2
ＰgR 0
hercep test 陰性
ＫＩ－67 90%
トリプルネガティブにほぼ近い癌だから
抗がん剤は効きにくいと、主治医に言われ、
抗がん剤をしない再発率 10％、抗がん剤をした場合でも
13%と言われ、迷っています。
主治医は100人中3人しかメリットがないのだから、
リスクをおかして、抗がん剤をするのはせんせいならしないと言われました。
田澤先生なら、私のようなケースの場合、どのような治療方を
してくださいますか？
それから、ホルモン療法は必要でしょうか？
田澤先生の再発率も教えていただきたいのですが？
お忙しいところ申し訳ありませんが、
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「トリプルネガティブにほぼ近い癌だから抗がん剤は効きにくいと、主治医に言われ」
⇒これは勘違いですか？
　トリプルネガティブでＫｉ６７＝９０％ならば「抗ガン剤は効き易い」と推測されます。
 
「田澤先生なら、私のようなケースの場合、どのような治療方をしてくださいますか？」
⇒通常は（トリプルネガティブに対する化学療法は）「アンスラサイクリン＋タキサン」です。
　ただ「かなり早期」なので「ＴＣ療法」という選択肢があります。
 
「それから、ホルモン療法は必要でしょうか？」
⇒ガイドライン的には「１％でも陽性ならば」とあるので適応はあります。
　ご本人次第です。
 
「田澤先生の再発率も教えていただきたいのですが？」
⇒無治療で20%
化学療法で11%となります。