[管理番号:6915]
性別:女性
年齢:40歳
病名:乳癌
症状:
いつも拝見させて頂き、田澤先生のお言葉に勇気を貰っています。
私は左乳癌・副乳癌と診断され、現在化学療法中です。
タイプはトリプルネガティブ、ステージ3cです。
断乳したため、検査に行こうと軽い気持ちで行ったら、まさかの乳癌。
しかも早期じゃなく、3cという事実に死の恐怖を感じました。
1年半前に行った検査では異常なかったのに、測定も出来ない程大きくなるものなのですね。
早いうちに乳ガンプラザの存在を知っていれば、授乳中でもエコーしていたのにと後悔してもしきれません。
断乳前に副乳辺りが腫れ、痛みがありました。
私はてっきり副乳によるものだと思っていましたが、癌によるものだったのでしょうか?
オンコタイプの検査は化学療法以外に治療がないトリプルネガティブではする意味はないですか?生存率が知りたいと思っていますが、3cだからショックを受ける結果になりますかね?
トリプルネガティブは3年以内の再発が多いと聞きます。
3年過ぎたら、再発率は下がるのでしょうか?下がるのであれば、どれくらい下がりますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「断乳前に副乳辺りが腫れ、痛みがありました。」
「私はてっきり副乳によるものだと思っていましたが、癌によるものだったのでしょうか?」
⇒違います。
癌に痛みはありません。
「オンコタイプの検査は化学療法以外に治療がないトリプルネガティブではする意味はないですか?」
⇒意味というか(そもそも)適応がありません。(ルミナールタイプでしかデータがないのです)
「生存率が知りたい」
⇒やるべきことをやりましょう。
「3年過ぎたら、再発率は下がるのでしょうか?」
⇒トリプルネガティブにかかわらず(どのサブタイプでも)どんどん下がってきます。
「下がるのであれば、どれくらい下がりますか?」
⇒半分以下にはなるでしょう。
★そもそも「トリプルネガティブ」と一括りに論じること自体ナンセンス。
現状「ER][PgR][HER2]で分類して「それらが全て陰性である」集団を指して、そう呼んでいますが、(それらの中には)当然ながら「天と地ほど、性質の異なったものがごちゃまぜになっているのです。