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トモセラピー

[管理番号:5616]
性別:女性
年齢:69歳
初めて質問させていただきます。
親族の者です。
トリプルネガティブ乳癌ステージ4で肝臓に多発転移があります。
原発巣は7cm×7cm×7cmぐらいと言われました。
今、トモセラピーを受けてますが、
トモセラピー開始後、腫瘍マーカーが初めて悪化し、CA15-3です。
(約1カ月で18.3→41.8)最近の血液検査で骨髄抑制の可能性(白血球減少、好中球増加、リンパ球減少で500以下、貧血)から骨転移等も心配です。
毎日のトモセラピーで疲弊もしているようですが、このままトモセラピーは最後まで、
(あと半分ほど)継続するべきでしょうか。
ご回答お願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
多発肝転移との事。御心配のことと思います。
トリプルネガティブであれば、(無論、ホルモン療法の適応がないため)化学療法の適応となりますが、トモセラピーはどこにかけているのでしょうか?
○一般的な照射(トモセラピーも含む)部位は「骨」です。(骨折や骨転移に起因する疼痛を防止するために)
 ただし、今回は「肝転移」としか記載がなく、「骨転移なども心配」という記載からも「骨転移はない」ようなので、「どこに照射しているのだろう?」と考えているところです。
 ターゲットとしては「原発巣」と「肝転移巣」がありますが…
 通常は、それらには「化学療法が優先されて選択されるべき」ですが、「全身状態不良」もしくは「患者さん側からの(抗癌剤だけはしたくないという)ご希望」なのでしょうか?
「このままトモセラピーは最後まで、(あと半分ほど)継続するべきでしょうか。」
⇒目的や照射部位にもよりますが…
 (余程の事情が無い限り)「中途半端では無く、完遂すべき」と思います。(そして、その後は化学療法をすべきです。 Bevacizumab + paclitaxelなど負担を感じずに大きな効果が期待できるものがあります)