[管理番号:4484]
性別:女性
年齢:58歳
(海外)在住です。
日本に居た2011年11月に乳がんと診断され、2012年1月に左全摘手術を受けました。
詳細な診断結果は省きますが、ルミナルAで化学療法、放射線はせず、ホルモン療法のみとなり、フェマーラを5年服用しました。
2年前から(海外)に海外赴任しており、こちらのオンコドクターに6か月に1回の診察を受けています。
この2月でフェマーラからタモキシフェンに変えることになったのですが、一緒にアスピリンの10mgを服用して、と言われそうしています。
このアスピリンの服用について、日本でもそのように進められるのでしょうか。
調べようとしましたが、ネットでは該当する情報に行きつけませんでした。
アスピリンは一日おきの服用で大丈夫と言われています。
またこのフェマーラからタモキシフェンの場合、服用はやはり5年が目安でしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「この2月でフェマーラからタモキシフェンに変えることになった」
「このフェマーラからタモキシフェンの場合、服用はやはり5年が目安でしょうか。」
⇒何故でしょうか?
タモキシフェンからアロマターゼインヒビター(フェマーラなど)へのスイッチは行われますが、「その逆」は…
もしかすると、お国事情でホルモン療法を(もう5年続けるために)「安価なタモキシフェン」としているのかもしれません。
「一緒にアスピリンの10mgを服用」
「このアスピリンの服用について、日本でもそのように進められるのでしょうか」
⇒ありません。
もしかすると「タモキシフェンの副作用として血栓症を警戒」してのことかもしれません。
(考えられる)事情として
1.海外では「血栓症」そのものの頻度が(日本人に比べ)高い
2.海外では(日本と比べて)「アスピリン神話」がある