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手術後治療について

[管理番号:4751]
性別:女性
年齢:50歳
田澤先生。
こんにちわ
初めてご連絡させていただきます。
乳がんと診断され、乳がんプラザをみつけてからは、毎日拝見させていただいています。
田澤先生の適格な、回答にいつもすごい先生だなーと思っておりました。
3月下旬手術
右乳房部分切除術+センチネルリンパ節生検し腋窩温存を施行
浸潤性乳管癌
浸潤径 2.1~5.0cm 浸潤径サイズ2.1cm
リンパ節転移あり 1個(7mm)
脈管侵襲 有り
グレード2
切除断端 陰性
エストロゲン受容体 強陽性
プロゲステロン受容体 強陽性
Ki67 低値
HER2 0-
再発リスク 中間
4月下旬に術後病理結果が出て、抗がん剤の提案もありました。
あまり、抗がん剤が効かないけど。。。。
とのこと。
別の乳腺外科の医師にも相談しましたが、やはり迷う結果とのこと。
ルミナールAだから、抗がん剤適用ではないようですが、リンパ節転移が7mmのため悩むらしいです。
転移が3個4個あったら絶対抗がん剤だけどね。
1個だからね。
でも7ミリって
結構大きいからね。。。
と。
生存率の上乗せは、6%?ぐらいのようです。
ただ、その患者さんにとって1%でも可能性があるなら。
その1%のために世界中の医者が、
悩んでいるんですよと。
また、抗がん剤にすごく恐怖がある患者さんには勧めないけど、
あなたは、覚悟できてるようだから、やってみたらどうですか。
と。
来週から、始める予約をしましたが、実は迷っています。
本当にいいのかと。
抗がん剤の種類は、ACを勧められましたが、TCでお願いしました。
その後は、放射線療法とホルモン療法の予定です。
私と、似たような相談をされているのもみましたが、7ミリの転移はなかったので。
大変お忙しいところ、申し訳ありません。
先生なら、どんな診断されますか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者は「毎日拝見している」とのことだったので、回答は予想ついていることでしょう。
「先生なら、どんな診断されますか?」
⇒ホルモン療法単独です。
 私なら一瞬も迷いませんが…
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、こんにちは
前回、手術後の抗がん剤治療について、相談させていただいた時は、気持ち良いほどの、
はっきりとした回答ありがとうございました。
結局は、TC療法を選択し、5月(中旬)日に1回目を終えました。
その、2日後にシーラスタ?と言う白血球を増やす注射をしました。
副作用について質問させて下さい。
1 全身花火が入ったような神経痛
2 足の向こう脛が、折れるかと思うほどの、骨痛
3 首の湿疹
4 肛門のかゆみ
5 味覚障害?舌が、ぼーっとしてる感覚
6 腰痛 本日からがくがくする痛み
です。
抗がん剤のせいのか、シーラスタなのか。
シーラスタは、抗がん剤後、基本毎回注射するようです。
腰痛は、基からヘルニアと狭窄があり、座骨神経痛で大変な思いがあり、これから、
の抗がん剤治療が、心配になってきました。
腫瘍内科の先生から、今もっている痛み止めを服用し、様子をみるようになりました。
ひどい時は、シーラスタは中止にするか、抗がん剤の種類をACに替えるか、はたまた抗がん剤事態中止するか、と。
ACは、心臓に悪いようで、心配です。
大変お忙しいなか、申し訳ありませんが、アドバイスお願いいたします
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
質問者が何故化学療法を選択したのか?
少々、理解に苦しむところですが、そもそも抗癌剤自体「無意味」である可能性が極めて高い。
治療はそもそも(期待できる)「効果」と(我慢が必要な)「副作用」のバランスで成り立っています。
効果が期待できないのに、副作用が強ければ「中止する」べきでしょう。
「ひどい時は、シーラスタは中止にするか、抗がん剤の種類をACに替えるか、はたまた抗がん剤事態中止するか」
⇒もう、私の回答は予想つきましたね??
 中止すべきです。
 ♯無理して継続する根拠が全くありません。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生こんちわ。
このプラザは、毎日拝見し、日に何度も見返し勉強させていただいています。
あれから、抗がん剤は3クール終わり副作用もその都度ちがうので、頑張れています。
1%でも、再発率を下げれるのならと、抗がん剤をしてますが、私は、1%もなか
ったのでしょうか?アドバンスなんとが、ルミナールAとB が混じってると知りショックでした。
今後は、ホルモン療法と放射線治療の予定ですが、ホルモン剤は、何を使用すれば、
よいですか?閉経前で、三センチの子宮筋腫もあります。
こちらは、何もしていません。
7月下旬に、4クール終了予定ですが、放射線治療は、どのくらい間隔をあけてがベストでしょうか?
今の病院は、3ヶ月ごとは、触診と問診のみでエコーはしません。
大丈夫でしょうか?
センチネルリンパ節検査で1/6の転移があり大きさは7mmでしたが、温存しています。
これも、良かったのか。
今になり、いろいろ考えてきています。
自分の病状を、田澤先生のような専門家の先生に質問でき、的確なお答えを頂ける場所かあること、本当に嬉しいです。
お忙しいとは、思いますが、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
質問者が抗癌剤をしていることに違和感がある私が、回答すべきか迷うところです。
「1%でも、再発率を下げれるのならと、抗がん剤をしてますが、私は、1%もなかったのでしょうか?」
⇒それは「今更」考えても仕方がありません。
 「再三指摘したとおり」としか(私には)お答えできません。
「ホルモン剤は、何を使用すれば、よいですか?」
⇒閉経前のホルモン療法は「タモキシフェン」です。
 化学療法閉経となっている筈だから、当然LH-RHagonistは不要です。
「放射線治療は、どのくらい間隔をあけてがベストでしょうか?」
⇒1カ月程度です。
「今の病院は、3ヶ月ごとは、触診と問診のみでエコーはしません。大丈夫でしょうか?」
⇒そう言う病院の方がむしろ多いようです。
「センチネルリンパ節検査で1/6の転移があり大きさは7mmでしたが、温存しています。これも、良かったのか。」
⇒全くナンセンス。
 乳腺とリンパ節は全く別です。
 「乳腺を温存するのか全摘するのか?」と「リンパ節転移」とは全く無関係です。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

放射線療法の部位について
性別:女性
年齢:50歳
田澤先生こんにちわ。
毎日勉強させて頂いています。
脇のしこりや、肋骨の痛みなど、同じ心配の方が多く案内を出して頂けているので、とても参考になります。
質問ですが、
3月下旬手術
右乳房部分切除術+センチネルリンパ節生検し腋窩温存を施行
浸潤性乳管癌
浸潤径 2.1~5.0cm 浸潤径サイズ2.1cm
リンパ節転移あり 1個(7mm)
脈管侵襲 有り
グレード2
切除断端 陰性
エストロゲン受容体 強陽性
プロゲステロン受容体 強陽性
Ki67 低値
HER2 0-
再発リスク 中間
TC4クールが無事終了し、今後は、放射線とホルモン療法です。
前回抗がん剤から放射線
までの間隔を教えていただきましたが、放射線をあてる部位について。
センチネルリンパ節陽性で、腋窩温存ですが、脇まであてるべきでしょうか?
前回一緒に質問するべきところ、申し訳ありません。
宜しくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「センチネルリンパ節陽性で、腋窩温存ですが、脇まであてるべきでしょうか?」
⇒それは、「センチネルリンパ節生検の取り扱」で本来術前に担当医と取りきめが為されている筈です。
 (術後のTCなど)その担当医と全く意見が異なる私がコメントする立場にはありません。(質問者は担当医の言う方向で治療を勧めているのだから、担当医に聞くべきでしょう)