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術前化学療法で腫瘍が消えた際の手術

[管理番号:8890]
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2020年9月19日

いつも乳がんプラザを読ませていただき、
勉強させていただいております。

乳がん(硬がん)を患い、術前抗がん剤を行いましたらMRIなど画像上で腫瘍は見えなくなりました。

担当のドクターは部分切除でというのですが、
私はもしもまた同じ胸に腫瘍が出来てまた手術をするようになったら嫌だという気持ちが強くなってきたので、全摘を希望しますと伝えました。

ドクターはもったいない!(せっかく消えた、小さくなったから?)と言いました。

私の希望する全摘はこの状況だとそんなにおかしい事なのでしょうか?
もしかして再発した際に全摘していると、何か不都合や大変な治療になったりするのでしょうか?
お答えいただけましたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

術前抗がん剤は「本来」小さくして温存するために行うものです。
せっかく小さくなったのに、全摘するのでは「何のために術前抗がん剤を行ったの??」となりますが…

(抗がん剤をしている中で)自分の気持ちが変わって「より安全志向」となったのであれば、勿論全摘で全く構いません。

「私の希望する全摘はこの状況だとそんなにおかしい事なのでしょうか?」
⇒ご本人の考えが変わった(より安全志向となった)のであれば、何らおかしなことではありません。

「もしかして再発した際に全摘していると、何か不都合や大変な治療になったりするのでしょうか?」
⇒全くそんなことはありません。(考えすぎ)

 
 


 

質問者様から 【結果2 】

ありがとうございました!
性別:女性
年齢:50歳
病名:硬がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

お忙しい中お答えいただきありがとうございました!
先生の推測通り、やはり安全を考えて全摘にしたいと気持ちが変わったのです。
おかしくないとおっしゃっていただき、不安なく前向きに手術に臨めます。
本当にありがとうございました。

とてもお忙しいですし、季節の変わり目、さらにコロナもありますので、先生もどうぞご自愛くださいませ…!

<Q&A結果>