[管理番号:8302]
性別:女性
年齢:50歳
病名:非浸潤ガン
症状:リンパ節のあたりの痛み
投稿日:2020年2月16日
お忙しいところ、申し訳ありません。
教えて下さい。
半年前に検診で石灰化が見つかり、
六か月後に再検査と言われ、2/(上旬)に受診。
石灰化が大きくなったので針生検3本し、
病理検査結果は、
1本筋組織を含む間質成分。
乳管内に局限する、充実性増殖を示す異方細胞をみます。
壊死および石灰化は確認できません。
Low grade DISKとの考えますとの事でした。
部分切除とリンパ節検査手術を3/(上旬)受けます。
今年に入ってから腕の付け根あたりが筋肉通のようになります。
主治医からは、部分切除で放射線科治療をすれば大丈夫。
とは言われましたが、本当に非浸潤癌なのでしょうか。
当日結果が悪くて全摘にかわる可能性もありますか?
私はお酒をのみます。
(ストレスなどで、1日の基準より多く飲んでしまうことが2年ほど続きました。)
これも石灰化・癌の原因になりますか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「本当に非浸潤癌なのでしょうか。」
→手術してみなければ不明ですが…
石灰化だけの所見であれば、十分その可能性はあります。
「当日結果が悪くて全摘にかわる可能性もありますか?」
→拡がり診断が術中に変わることは「ほぼ」ありません。
「これも石灰化・癌の原因になりますか。」
→石灰化の原因は(この場合)癌です。
順番を誤解しないように!
石灰化が癌となるわけではありません。(石灰化はカルシウムなので、カルシウムが癌にならないことは理解できますね?)
あくまでも癌ができて、(癌が進展する過程で)その癌の一部にカルシウムが沈着(石灰化という)したのです。
この質問を「アルコールが癌化に影響したのか?」と、訂正すれば
→アルコールは乳癌のリスク因子とはなりますが、「乳癌の原因」とするには不十分です。