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母親が小葉の乳がんと宣告

[管理番号:957]
性別:女性
年齢:63歳
急に申し訳ございません。
2015年8月20日母親(63歳)から乳がんだったと連絡がありました。
右の乳房にしこりみたいのがあり、触って痛みがあったため、
内科を診療し、6月頃大きな病院でマンモグラフィーの検査した経緯があります。
その際は、問題ないとのことで、脂肪の塊という診断でした。
痛みが続くなら、除去しましょうとのことでした。
8月に入り、以前より痛くなったので、除去を行った際に、
石灰化も若干あり、細胞診を行うとなりました。
結果を聞きに行った際に、小葉癌でグレード2とのことでした。
見逃していました。まさかこんなところにガンがあるとは言われたとのことです。
ガンの顔つきなどは、27日に分かるとのことでしたが、24、25日にPETなど転移の検査を行い、27日家族と医師との面談、その後の9月2日入院、9月3日手術のスケジュールとなっています。
医師への不信感もあり、これが最速の対応ということも疑問です。
通常はこのようなスパンなのでしょうか?また、家族はどう向き合えばいいですか?
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 6月に「本人が自覚した腫瘍」を「脂肪の塊という診断」というのは、あまりにも「診断が稚拙」です。
 おそらく「乳腺外科ではなく一般外科で乳腺も診療している」のでしょう。
 そんなことでは「世の中から早期発見が失われる」という危機感をもちます。

回答

「ガンの顔つきなどは、27日に分かるとのこと」
⇒針生検をしたのが2週間位前(つまり8月13日頃?)でしょうか。
 そうすると9月3日手術というのは「早い対応」とは思います。
 
「24、25日にPETなど転移の検査を行い」
⇒PETは不要な検査ですが…
 術式決定(温存できるのか、全切除が必要なのか)の為にMRIをすれば十分な筈です。
 
「27日家族と医師との面談、その後の9月2日入院、9月3日手術のスケジュール」「これが最速の対応ということも疑問です。通常はこのようなスパンなのでしょうか?」
⇒診断から手術まで「1カ月以内」ですから、十分に「最速の対応」と思います。
 
「家族はどう向き合えばいいですか?」
⇒質問者のお母さんが、どのような病状なのか不明なので「コメントしずらい」ですが…
 ひとつ言えるのは「診断能力の劣る医師」に治療を任せるのはあまり良くないとは思います。
 「手術の精度」には医師による差が存在するのです。
 ただ、「6月からしこりがある」のであれば、「転院することで1カ月も2カ月も手術が遅れる」ことは避けなくてはなりません。
○27日まで待たずに「頼りになる病院を探して」「最低でも9月中に手術ができる事を確約する」ことができれば、一番いいと思います。