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非浸潤部と浸潤部でのサブタイプ 不一致について

[管理番号:6823]
性別:女性
年齢:31歳
病名:乳癌
症状:術後のため症状はありません

非浸潤部分と浸潤部のサブタイプ 不一致について

今月右乳房全摘手術を受けました。

術前と術後でサブタイプ が大きく異なり、抗がん剤治療を提案されています。
このような結果だった場合、田澤先生はどのような判断をされるのか伺いたく質問させていただきました。

針生検結果

ステージ0 非浸潤癌 ノンコメド
ルミナルタイプ
ER 90%
PGR 30%
ki67 30%
HER2 2+(FISH陰性)
グレード 記載なし

術後病理結果

ステージ1 硬癌
浸潤部 0.3×0.5×0.4 (センチ)
非浸潤部 15.5×14×1.1 (センチ)
リンパ節転移 なし
リンパ管侵襲 なし
静脈侵襲 なし
核グレード2

トリプルネガティブ or HER2タイプ

ER 0%
PGR 0%
ki67 10%
HER2 2+(FISH検査中)

主治医からは「検査エラーの可能性」「非浸潤部と浸潤部でサブタイプが異なる場合あり」と説明を受け、現在再診断の結果待ちです。

質問1
これまでのQ&Aを拝見する限り、ホルモン感受性については検査のエラーを強く疑っております。

私の場合もその理解でよろしいでしょうか?
稀に異なる場合があるとして、高値から0%になる症例を経験されたことはございますか?
再診断の結果、ホルモン感受性0%だった場合信頼して良いのか不安です。

質問2
非浸潤部と浸潤部のサブタイプ 不一致は微小浸潤の場合でもあり得ますか?
こちらについては回答を見つけることが出来ず、質問させていただきました。
重複していたら申し訳ありません。

最診断が術後結果と同じならば、抗がん剤治療を強く勧められております。

田澤先生のご回答で、5ミリ浸潤の場合抗がん剤なしとの記載を読んでいた為、追加治療を行うか迷っています。

ホルモン陽性の場合、ホルモン剤治療は希望したいと考えております。

拙い文章で申し訳ありませんが、ご回答宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

重要なことは
1.非浸潤癌のサブタイプは無意味
2.5mm以下では抗がん剤の適応なし(再発率が低いので、効果と有害事象のバラ
ンスがとれない)

「質問1 これまでのQ&Aを拝見する限り、ホルモン感受性については検査のエラーを強く疑っております。私の場合もその理解でよろしいでしょうか?」
→単純に…
 非浸潤癌と浸潤癌で異なってもおかしくない(そもそも非浸潤癌のサブタイプなど無意味)

「稀に異なる場合があるとして、高値から0%になる症例を経験されたことはございますか?」
→そもそも…

 私は非浸潤癌のサブタイプは測定していません。(全く無意味)

「非浸潤部と浸潤部のサブタイプ 不一致は微小浸潤の場合でもあり得ますか?」
→それはそうでしょう。(「一致している筈」という認識が誤りです)

「最診断が術後結果と同じならば、抗がん剤治療を強く勧められております。」
→???
 何故?

「田澤先生のご回答で、5ミリ浸潤の場合抗がん剤なしとの記載」
→当然(冒頭でコメントしたとおり)

「ホルモン陽性の場合、ホルモン剤治療は希望したい」
→私は5mm以下の場合、無治療を勧めています。(何事も「やりすぎればいい」というものではありません。自己満足のために失うものも大きいのです)

 
 

 

質問者様から 【質問2 扁平上皮化生癌について】

性別:女性
年齢:31歳
病名:乳癌
症状:

先日、非浸潤部と浸潤部のサブタイプ不一致について質問させていただいた者です。

分かりやすいご回答ありがとうございました。
自分なりに決断して病理結果を聞きに行けたので精神的にも楽になり、前みたいに笑えるようになってきました。
感謝いたします。

再診断の結果、5ミリ浸潤していた部分はトリプルネガティブで間違いないとのことでした。

そこでもう1つ問題があり「扁平上皮化生に見えなくもない」と病理医からの診断があったそうです。

まだ断定は出来ないとのことで、病理のセカンドオピニオンをすすめられています。

抗がん剤をした方が良いのか等カンファレンスをして下さるようでまた外来に行く予定になっています。

再発してる人にトリプルネガティブが多く、胸の皮膚が赤くただれて臭くなって本当大変だよなどと、主治医からは再発の話しばかりされるので恐いです。
トリプルネガティブの人は5ミリ以下でも若い人は特にほとんどの人が抗がん剤希望するとも言われ、恥ずかしながら少数派に入る勇気が持てません。

本当なら抗がん剤はしないと決意していたのですが、再発に怯えるくらいなら抗がん剤をした方が気持ちは楽なのではないかと思い始めました。

扁平上皮化生についても情報が少ないため今後どのような心構えでいれば良いのかわかりません。

外来で私の希望を伝えたいため、またいくつか質問させてください。

質問1
扁平上皮化生乳癌とはどのような癌ですか?抗がん剤が効きにくいと言われましたが田澤先生はどのようにお考えでしょうか。
予後不良とのことですが生存率や再発率データはありますか?

質問2
前回5ミリ浸潤では抗がん剤の適応なしと回答をいただきましたが、扁平上皮化生であったとしても変わらず無治療は推奨されますか?

質問3
病理のセカンドオピニオンは必要ですか?万が一再発したときに少しでも情報があった方が良い等、メリットがあるのならとことん調べようと思っていますが、診断がついてもやれることがないのであればこれ以上の精神的負担をかけたくないのでセカンドオピニオンはしないでおこうと考えております。

質問4
乳腺扁平上皮化生に対する抗がん剤はありますか?主治医からは通常の乳癌と変わらない薬剤を使用すると言われました。
これは標準治療でしょうか?

質問5
術後抗がん剤は手術からいつ頃までに行えば効果が変わらず得られますか?
セカンドオピニオンも考慮すると2ヶ月半は無治療になりそうです。

以上になります。

病理結果が定まらず私自身も迷っているため、憶測ばかりの質問で申し訳ありません。

また、外来まで時間がなく1週間より早く再質問するルール違反をお許しください。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

私から見れば…
質問者は「重箱の隅をつつく、迷路」にはまり込んでいるようにしか見えません(失礼な言い方なら謝ります)
もう少し、物事は「俯瞰」しましょう。

「5mmの浸潤癌にサブタイプも扁平上皮化生も全く無意味」物事を難しく考えることは止めましょう。
少なくとも私には全く重要なことには思えません。

「まだ断定は出来ないとのことで、病理のセカンドオピニオンをすすめられています。

「抗がん剤をした方が良いのか等カンファレンスをして下さるようでまた外来に行く予定」
→全くナンセンス!

 頭でっかちになってしまい「物事の本質を失っている」
 

「トリプルネガティブの人は5ミリ以下でも若い人は特にほとんどの人が抗がん剤希望するとも言われ」
→馬鹿馬鹿しい。

 当院では絶対に5mm以下で抗がん剤はしません。

「扁平上皮化生乳癌とはどのような癌ですか?抗がん剤が効きにくいと言われましたが田澤先生はどのようにお考えでしょうか。」
→全く無意味!
 
 
「予後不良とのことですが生存率や再発率データはありますか?」
→ありません。

「扁平上皮化生であったとしても変わらず無治療は推奨されますか?」
→勿論!
 そんな「頭でっかちなだけで、臨床の本質を知らない連中」と一緒にしないでください。(本音です)

「病理のセカンドオピニオンは必要ですか?」
→不要。

「乳腺扁平上皮化生に対する抗がん剤はありますか?」
「術後抗がん剤は手術からいつ頃までに行えば効果が変わらず得られますか?」

→そもそも必要ありません。

★このメール内容を見る限り…
 私の回答は、それらの医師達とは到底相いれないことでしょう。
 「お知らせ」の中の『このQandAはあくまでも「私の見解」を回答する場であり、「私の主治医はどうして、このように言うのでしょう?」ということを私に求める(想像させる)場ではないのです。 (それは、その主治医に聞きましょう)』を熟読してください。

 
 

 

質問者様から 【質問3 セカンドオピニオンをお願いしたいです】

性別:女性
年齢:31歳
病名:乳癌
症状:

世話になっております。

先日も質問へのご回答ありがとうございました。

今日はこの場をお借りしてお願いがあり投稿致しました。

前回、前々回いただいた回答や他の方の質問もほとんど読み終え、抗がん剤をしないと決めたのですがどうしても不安がありセカンドオピニオンで直接お話を伺えないかと考えております。

どうして私の主治医はこのように言うのか?のコラムを拝見したうえで申し訳なく思いますが、セカンドオピニオンをお願いしようと決めた理由を聞いていただきたいです。

昨日主治医の外来を受診してきました。

前回言われた扁平上皮化生については病理医に確認したところ突き詰める必要はないと言われたそうで、病理のセカンドオピニオンはすすめない結果になったとのことでした。

カンファレンスでは「教授も含め全員一致で抗がん剤をする」結果になったそうです。

理由は、若年であること、トリプルネガティブであること、この2つと言われました。

再発率は正確にはわからないが、トリプルネガティブの人は腫瘍径に関わらず4割は再発してる、もう抗がん剤をやらないのであれば再発するまでの時間を死ぬ覚悟を決める時間にしてください、次は半年後に血液検査とエコーをするから連絡ください、と言われて5分もしないで終わりになってしまいました。
私は精神的に限界で言われたことを受け入れ出てきてしまった状態です。

主治医を悪く言いたいわけではないのですが、これから無治療でいくにしても抗がん剤をするにしても納得したうえで決めたいのが今の私の気持ちです。
気を悪くされたら申し訳ありませんが、田澤先生も主治医も
私の中で医師であることは変わらず何を信じたら良いのかわからなくなってしまいました。

もちろん必要のない抗がん剤はしたくありません。
ですが何度も主治医と話しをする中で私は逃げているだけなのでは?と抗がん剤をしない罪悪感みたいなものが拭えません。

抗がん剤をすれば再発率はかなり下げられるとも言われ、数パーセントでも効果が期待できるのならばやった方がいいのかと悩んでいます。

このままではどちらも選ぶことが出来ず時間だけが過ぎてしまうので、
思い切ってセカンドオピニオンに行こうと考えました。
そこでしっかりお話しを聞いて結論を出そうと思っています。

それから今までお伝えしていませんでしたが、私はポイツイエガー症候群を先天的に患っております。
胸のCTを撮った時に腸重積になりかけている箇所が見つかり、乳腺と同じ病院の消化器内科で近々手術をする予定です。

こちらもあまり長い期間放置はできない状況なので、早めに術後の方針を決定したい気持ちもあります。

私のような場合でも田澤先生にセカンドオピニオンでお話しを伺うことは可能でしょうか?

資料は揃えてくれると言われたので紹介状を作成して頂く予定です。

お忙しい中質問に答えてくださったのにも関わらず、このような結論に至ってしまい申し訳ありません。

宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

私の回答に変更はありません。
主治医たちの意見と私の意見が違うことで、質問者が混乱していることは申し訳ありませんが仕方が無いことです。

私は「この場」がセカンドオピニオンでありこれ以上お話しすることはありません。
〇もしもセカンドオピニオンするのであれば、別の医師に別の考えを聞いた方がいいでしょう。