[管理番号:7177]
性別:女性
年齢:61歳
病名:
症状:
母の乳がんについてです。
よろしくお願いいたします。
術前は、「石灰化26㎜の腫瘍、ただし非浸潤性乳がん。リンパ転移無し」とのことでした。
触診ではわからず、定期検診のマンモグラフィーで発見。
(MRI検査の方では判定しにくかったそうです。そんなこともあるのでね。)
手術は温存治療を行いました。
術後の検査結果では、ステージ1の浸潤性がんでした。
とても残念です。
術前が非浸潤性で術後よく調べると浸潤性だったということは、仕方がないと思います。
ただ…
浸潤が0.6cm。
ホルモン受容体陰性。
血管やリンパへの侵食なし。
組織と細胞の顔つきが共に2。
その他の情報は、がん細胞が少な過ぎて調べることが出来なかったそうです。
HER2、測定不能。
ki67、7%。
よって、放射線治療のみです。
本来なら放射線治療と抗がん剤治療やホルモン剤治療を行うと思います。
浸潤が少な過ぎるため、抗がん剤の効果が判断出来ず、副作用の負担だけがかかるので薬の治療は行わない。
わかる気がしますが、
術後の薬の治療は、いるかもしれない目に見えないがん細胞を阻止するためだとも思いますので、放射線治療だけでも大丈夫でしょうか?
(また、せき喘息があるため放射線治療による副作用の肺炎は、他の人より注意が必要ですか?)
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「放射線治療だけでも大丈夫でしょうか?」
→5mm以上だと化学療法の適応がありますが…
実際のところ(術前診断で非浸潤癌であり)、術後「6mm」の浸潤が見つかった
→私であっても化学療法を勧めたりはしないでしょう。(バランス的に)