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非浸潤癌ステージ0期 全摘とは

[管理番号:4135]
性別:女性
年齢:52歳
はじめてです。
どうぞ宜しくお願い致します。
 
現在の担当医は(内科(総合診療科)兼任))です。
検診を受けた医師は出張医の乳腺外科医師でした。
10月に乳腺外科医師にマンモグラフィとエコー検査の結果、悪性の乳癌が疑われます。
と言われ後日、針生検を行いました。
行った医師は内科(総合診療科)兼任の現在の担当医です。
非浸潤乳管癌、ステージ0、しこりにもなっていない。
画像上の石灰化を確認しております。女性ホルモンを餌にする癌であり、おとなしいタイプとのことも聞いております。
担当医からの結果説明書は以下の通りです。
・マンモグラフィ、エコーにて右乳房にしこりが疑われ、エコーガイド下に組織診を施行したところ、乳管癌の診断であり、DCISが強く疑われました。
・手術で摘出したしこりを顕微鏡で詳しく調べ、術後の治療法を決定します。
薬物療法には化学療法、分子標的療法、ホルモン療法があります。
・CT では、乳がんで矛盾しないとの読影結果が出ています。
明らかな遠隔転移は認めません。
画像上での病期はTisNOMO、ステージ0です。
病変の広がりは径3~4cm程度と思われますが、手術後の顕微鏡検査により変わることがあります。
術式は右乳房切除術+センチネルリンパ節生検の予定です。
センチネルリンパ節生検でリンパ節転移を認めた場合には、腋窩郭清が追加されます。
腋窩郭清を施行した場合には、
施行しない場合に比べ、腕がむくむリンパ浮腫を発症するリスクが高くなります。
・将来的に再建を希望されていることより、今後再建が可能な全摘を行います。
以上
こちらのプリントを渡され、考える間もなく手術の予約を入れましょうかと言われました。
セカンドオピニオンを受けたいとお願いするも上手くいかず、他院の医師のご意見を聞くこともできずにいます。
上の説明だけで、大切な乳房を失ってよいのか大変不安です。
こちらのサイトで見かける様な針生検の結果報告を聞いても教えて貰えないため、何をもって悪性と診断されたのか困惑しています。
今後セカンドオピニオンを受ける場合、外科医でも良いのでしょうか。(地域には乳腺専門医はおりません)
違う病院でのマンモトーム生検も考えおります。
田澤先生、今ある情報で全摘に踏み切ってよいのでしょうか。
適切なアドバイスを頂けると助かります。
背中を押して頂けると大変有り難いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「・CT では、乳がんで矛盾しないとの読影結果が出ています。明らかな遠隔転移は認めません。」
⇒非浸潤癌なのに、何故CTを撮影するのか?
 今更言っても仕方ないことですが…
 無駄な検査(医療被曝や医療経済上)です。
「病変の広がりは径3~4cm程度と思われます」
⇒これは「マンモグラフィーでの石灰化の範囲」と「超音波でのシコリの範囲」からの推定だと思います。
 本来なら「拡がり診断はMRIも必要」です。
「針生検の結果報告を聞いても教えて貰えないため、何をもって悪性と診断されたのか困惑」
⇒(結果を見せてもらっていないというのは不可解ですが) 針生検で「非浸潤癌の診断」となっている筈です。
「今後セカンドオピニオンを受ける場合、外科医でも良いのでしょうか。(地域には乳腺専門医はおりません)」
⇒事情は解りましたが…
 さすがに、「外科医にセカンドオピニオン」は荷が重すぎます。
「違う病院でのマンモトーム生検も考えおります。」
⇒それよりも先に「そこで行った針生検の結果を見せてもらう」ようにしましょう。
 (針生検結果が)曖昧な診断でない限り、「マンモトーム生検をしても無意味」となります。
「今ある情報で全摘に踏み切ってよいのでしょうか。」
⇒ここでのキーポイントは「拡がり診断」です。
 「本当に温存できないのか?」を、まずは担当医と話し合うことです。
 その上で、納得できないのであれば、セカンドオピニオン(遠くても、乳腺外科医に)となります。
「適切なアドバイスを頂けると助かります。」
⇒この場合の焦点は「癌という診断そのものが正しいのか?」では無く、あくまでも『拡がり診断として温存が本当に不可能なのか?』なのです。



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