Site Overlay

浸潤性小葉癌

[管理番号:7374]
性別:女性
年齢:53歳
病名:左胸浸潤性小葉癌
症状:

はじめまして、妻の乳がん治療について質問させていただきます。

術前検査結果
・浸潤性小葉癌
・腫瘤径  6.5×5.0cm MRI6.0cm
・T4b,N0,M0(乳首部横から腫瘍が顔を出してる)
・ER 陽性
・PGR 陽性
・HER2 陰性
・ki67 30%
・ルミナルB
腫瘤径が大きい為術前抗がん剤の提案が有りましたが、
小さくなっても温存出来ないとの事でしたので
手術先行をお願いしました。

3月に左側乳房全摘手術を行い、
術後病理検査結果
原文まま
Bresat(It,.ABCD);Invasive lobular carcinoma Lymph nodes(regional):Carcinoma(Iobuiar carcinoma),metastatic

Invasive lobular carcinoma with lymphatic invasion & LCIS,measuring about 6.5cm in diametsr, nuclear grade G2,pT3,ly3v0. Prominent lymphatic invasion can be recognized,s(-).Almost all of the nodes examined show metastasis,n(+),;Sentinel(5/5+2/2+2/2+2/2),Level-
1(8/8),Invasive
lobular carcinoma bee examined immunohistochemicslly(E-cadherin).
病理結果が英語のた為理解できず、主治医より下記の説明がありました。

・浸潤性小葉癌
・腫瘤径  6.5cm
・脈管侵襲 ly3v0
・Nuclear grade 2
・リンパ節転移 SLN 2/2、Level1 8/8(Level2はリンパ節自体がないと言う事でした)
・ER(+++)陽性
・PGR(+++)陽性
・HER2(+)陰性
・ki67 5~10%
・ルミナルA
今後の治療方針としてリンパ節転移10/10のため
アンスラサイクリン→タキサン→放射線治療計25回→ホルモン治療とのことです。

放射線治療とホルモン治療は納得したのですが、抗がん剤に関しては保留して、先に放射線治療です。

ルミナルAに抗がん剤の効果が期待できるかの問いに、
主治医からは、抗癌剤で10%は効果がある.
リンパ節転移10個有ればルミナルAではなくルミナルBと同じと言われ抗ガン剤の使用を勧められています。
妻も抗がん剤の使用に戸惑っています。

田澤先生のご意見をお聞かせください。

1.妻の場合ホルモン療法単独でも大丈夫でしょうか(抗がん剤は必要だと思われますか)。
2.ルミナルAで田澤先生が抗がん剤を勧めるときはどのような場合でしょうか。
3.Level2はリンパ節自体がないと言われましたがそういったことも有るのでしょうか。
 もしそうならLevel3のリンパ節を取らなくて良かったのでしょうか
4.再発率はどのくらい有るでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「1.妻の場合ホルモン療法単独でも大丈夫でしょうか(抗がん剤は必要だと思われますか)」
→個人的には必要ないと思います。(リンパ節転移がある=抗がん剤が効くという図式自体おかしいからです)

 ただし、リンパ節転移4個以上だと「抗がん剤しなくてもいいのか?」と言われると(リンパ節転移4個以上での)エビデンスは強くはないので、多少の躊躇はあります。
 その意味でOncotypeDXするのも一考です。

「2.ルミナルAで田澤先生が抗がん剤を勧めるときはどのような場合でしょうか」
→患者さん側で「抗がん剤しなくて本当にいいの?」という不安が強い場合や、「抗がん剤でも何でも1%でも可能性があればやりたい」という場合です。

「3.Level2はリンパ節自体がないと言われましたがそういったことも有るのでしょうか」
→腫れたものが無かったので気付かなかったのだと思います。

「もしそうならLevel3のリンパ節を取らなくて良かったのでしょうか」
→画像上、腫れていないならそれでもいいと思います。(今後は定期的にエコーで
チェックしてもらいましょう)

「4.再発率はどのくらい有るでしょうか」
→それこそ、OncotypeDXすると解ります。

Scroll Up