乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7321]
性別:女性
年齢:51歳
病名:浸潤小葉ガン
症状:右乳房のしこり

初めまして、宜しくお願い致します。

2月に浸潤小葉ガンとの診断を受け3月末に手術を終えました。

手術前は約1.7cmと1.0cmの腫瘍がある事がわかっていました。

術前検査でルミナールAとの判定で手術までにノルバデックス服用を開始しました。

stage1の早期との事でしたが小葉ガンは広がっている可能性もある事から右乳房全摘出と同時再建を選択しました。

昨日、術後の病理検査結果を聞いて大きなショックを受けてしまいました。

ガンは摘出した乳房全体に広がっており12cm×9cm×2cmの範囲に無数に出来ていたとの事でした。
無数というのが幾つなのかあまにもショックで主治医の先生に聞けなかったのですが先生が書いてくださった図には術前にわかっていた2個の腫瘍以外に20個以上の小さな点があります。

その他の結果は、
リンパ節転移なし(0/4)
グレード=1
リンパ管、静脈侵襲なし
Ki67=2%
エストロゲン受容体陽性(80-100%)
プロゲステロン受容体陽性(20-40%)
HER2=陰性
断端には見られない。

そしてstage2Bになってしまいました。

田澤先生にお聞きしたい事は、
・予後との関係はリンパ節転移よりも腫瘍径が重要だとこちらで読ませて頂きました。
12cm×9cmという範囲は広がりやすい小葉ガンでもやはり悪い状態なのでしょうか。
早期だと思って気持ちを強く持っていただけに数値の大きさから恐怖が襲ってきます。

・主治医の先生から範囲が広いので抗がん剤TC療法をすすめられました。
ただ、判断に迷う事もありオンコタイプDXを検討してみればと言われましたので検査をお願いしました。
ガンの広がり以外はルミナールAなので抗がん剤は不要なのではと思いますが広がりがあると抗がん剤が必要(効果有り)になる事もありますでしょうか。

・術前のエコーにもMRIにも広い範囲に出来ている事がわかりませんでした。
仮定の話で申し訳ありませんが、反対側の乳房にもすでに小葉ガンが出来ているけど写っていないだけなのではという恐怖心があります。
反対側にも出来る可能性はどれくらいあるのでしょうか。

実は母も姉も乳がんになっており遺伝子検査も検討しております。
遺伝性があれば反対側乳房への再発率は高くなりますでしょうか。

お忙しいところ恐れ入りますがよろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「12cm×9cmという範囲は広がりやすい小葉ガンでもやはり悪い状態なのでしょうか。」
→画像上小さいが、(顕微鏡的に)大きかったというケース(それは小葉癌では稀ではありません)ですが、それは「全摘している以上」全く問題ありません。

 
「範囲が広いので抗がん剤TC療法をすすめられました。」
→??

 「広いから抗がん剤が効く」ということ???
 ナンセンス極まりない。

「判断に迷う事もありオンコタイプDXを検討してみればと言われましたので検査をお願いしました。」
→Ki67=2%からは…

 「low risk」以外には想像できません。
 ご安心を。

「ガンの広がり以外はルミナールA」
→???

 「拡がり」は無関係ですよ???
 冷静に考えてください。
 「拡がり」も「リンパ節転移(質問者には無いですが)」もステージの因子(時間軸)です。
 「遺伝子のタイプであるルミナールAかBなのか?」に「時間軸は無関係」です。

「広がりがあると抗がん剤が必要(効果有り)になる事もありますでしょうか。」
→ナンセンス!(上記コメント通り)

「反対側にも出来る可能性はどれくらいあるのでしょうか。」
→考えすぎ!

 実際には(巷で言われている程)多くはありません。
 ★昔と違い(免疫染色で)小葉癌の診断が出るので(小葉癌の頻度は)圧倒的に(昔と比較して)高くなっています。
  その中で両側は(言われている程)多くはないというのが、(実際に多くの症例を経験している)私の正直な感想です。

「遺伝性があれば反対側乳房への再発率は高くなりますでしょうか。」
→用語的な誤りを指摘しておきます。

 もしも対側に乳がんが発生したとしても、それは「再発ではなく」間違いなく「新規(右とは無関係に左に新たにでたもの)発生」です。
 遺伝性乳癌の場合には、対側に新規で発生する確率が高くなるのは間違いありません。(それは「再発」ではありません)

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

小葉ガンについて
性別:女性
年齢:52歳
病名:浸潤小葉ガン
症状:

田澤先生宜しくお願い致します。

以前に管理番号7321で質問させて頂き先生の回答で落ち込みから前向きに治療に取り組む事が出来ています。
ありがとうございます。

その後も乳がんプラザを読ませて頂き乳がんについて学んだり同じような悩みへの回答を見て安心したりしています。

その中で、小葉ガンについてはあまり質問されている方を拝見しないので手術からいろいろと疑問に思っていることについてお教えいただきたくお願いいたします。

3月に浸潤小葉ガンにて右乳房全摘出。

リンパ節転移なし
グレード1
Ki67=2%
HER2=陰性
ホルモン受容体=陽性
腫瘍は1.7cmと1.0cmの2つがありましたが術後の検査で12cm×9cm×2cmの範囲に多発していました。

オンコタイプDXの結果 RS13 9年遠隔転移率4%で先生のご指摘の通りローリスクでした。

そして母と姉も乳がんになっている事から遺伝子検査も実施し先日結果が出まして遺伝性なしのネガティブ判定でした。

遺伝子の結果もわかり今後、再発や転移の事ばかりを考えるのではなく時間と共にいい方向に考えたいと思いますので以下、どうぞよろしくお願い致します。

①私のように小葉ガンが多中心性で数多くみつかった場合、全摘出しているものの「多発=転移リスクが高くなる」となるのでしょうか。

②小葉に多発していても乳管には癌細胞はないものなのですか。

③乳管になく小葉に多発する理由(仕組み)がわからないのです。
イメージ的には乳管を通って小葉で癌細胞が大きくなるという感じなのですが?
④遠隔転移について他の方の回答で田澤先生が2年から3年が経過した後は1年毎に確率は下がっていきますと仰っていました。
小葉ガンは晩期再発(転移)がやや多いと書かれているサイトを目にしましたが小葉ガンも5年、7年と経過と共に再発率や転移率は下がると思っていいでしょうか。

⑤調べてみても小葉ガンについてあまり詳しく書かれているものをみつけられず乳管がんとのリスクの違いがあれば教えてください。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「①私のように小葉ガンが多中心性で数多くみつかった場合、全摘出しているものの「多発=転移リスクが高くなる」となるのでしょうか。」
→無関係

「②小葉に多発していても乳管には癌細胞はないものなのですか。」
→あります。

「③乳管になく小葉に多発する理由(仕組み)がわからないのです。
イメージ的には乳管を通って小葉で癌細胞が大きくなるという感じなのですが?」

→勘違いしていますね。

 もともとの発生母地が小葉であろうと、そこから増殖してひろがっていくのです。

「④遠隔転移について他の方の回答で田澤先生が2年から3年が経過した後は1年毎に確率は下がっていきますと仰っていました。
小葉ガンは晩期再発(転移)がやや多いと書かれているサイトを目にしましたが小葉ガンも5年、7年と経過と共に再発率や転移率は下がると思っていいでしょうか。」

→勿論、その通り。

「⑤調べてみても小葉ガンについてあまり詳しく書かれているものをみつけられず乳管がんとのリスクの違いがあれば教えてください。」
→小葉癌に拘るのは止めましょう。





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