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しこりのない乳がん

[管理番号:3208]
性別:女性
年齢:42歳
母が乳がんになっている事もあり、毎年 市の乳がん検診は受けています。
今年も2月に市の乳がん検診を受けました。
昨年もマンモで今年もマンモだったので、有料になりますが触診とエコーも追加でつけて検査してもらいました。
結果はマンモ映像で右胸に石灰化あり、で精密検査と言われ、再度診察に行きました。
「石灰化はあるが、形が綺麗なので、経過観察で 出来れば半年後にまた来て下さい」、との事でした。
その後も気にするからか、胸から脇の下が痛んだり、胸がチクチクしたりヒリヒリしたり、と気になるので、4月末に再度、検診を受けた乳腺外来に行き、診てもらいました。
エコーを撮りながら診てもらい、やはり「しこりも無いし特に問題はなさそうだが、お母さんもされていて気になるだろうから 紹介状を書くので大きな病院で診てもらった方が安心ですよね」と紹介状を書いてもらいました。
5/(中旬)紹介状を持ち、近くの付属病院の乳腺外来に行きました。
そこでもマンモと触診を受け、「特に異常はなさそうだけど、紹介状をもらってきてるから、エコーも撮った上で診断します」、と言われ 後日のエコーの予約して帰りました。
6/(上旬)エコーを撮り、
6/(上旬)に結果を聞きに行くと、石灰化のところに少し影
があるから と針生検をさせて、と言われ 針生検をしました。
6/(下旬)の結果では、「余りよろしくない細胞だったので、癌です」とあっさり言われました。
「早期ですか?」と聞いても「これから色々検査してみないと何とも言えません」と。
その日に採血、採尿、肺活量、胸部X線の検査をして、
7/(上旬) 造影剤を入れて骨の核医学とCTの撮影をして、
7/(上旬) 造影剤を入れてMRIを撮って、
7/(中旬) 結果報告の診察の予定でした。
が、昨日 病院から「先生との診察をMRIを撮った後(7/(上旬))に早めて欲しい」と連絡がありました。
「結果が良くなかったという事ですか?」と
聞いても「この電話ではそれは申し上げられません」と。
しこりもなく、今は胸の痛みもなく、身体の異常もなく、最初は経過観察で、と言われてたのに 他に転移しているって事はあるのでしょうか?
不安でいっぱいです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「石灰化」は「経過観察」といわれていたくらいだから「カテゴリー3」なのでしょう。
その「石灰化の部分が超音波でしこりを形成」していたようですが、「最初の検診では見逃されていた(エコーで「しこりがない」と言われていますね)」位だから「非浸潤癌の可能性」も十分にありそうです。
○もしも「浸潤癌」だとしても(簡単に見逃されている程度なので)「間違いなく早期」です。
それを「これから色々検査してみないと何とも言えません」としか言えないような医師では困ったものです。(大学病院の医師ですか?)
患者さんに無用な心配をさせていることが解らないのでしょうか?
それとも「経験不足で本当に解らない」のでしょうか?
 私が一番怒りを感じるのは、この程度の「明らかな早期癌」なのに、「骨シンチやCTをルーチンとして行っている」ことです。
 無駄極まりない!
 「無駄どころか(医療被曝の問題もあり)有害」なのです。
「他に転移しているって事はあるのでしょうか?」
⇒上記コメントの通りです。
 絶対にそんなことはありません。
 無駄な検査をされているだけです。
 
★一番重要なのは、「半年後経過観察とされる(しかも半年後も変化なしでスル―された可能性も大です)」ところを、ご自分の判断で「早期発見をゲットした」ことです。
 (癌になったことは不運とは言えますが)「明らかに、自ら勝ち取った勝利」と捉え「前向きに」行きましょう。
 転移などありません。御心配なく。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生
先日はすごく心のこもった返答をいただきありがとうございました。
不安で不安で仕方なかったのに、田澤先生のお返事を見て、気持ちがスーッと楽になりました。
さて、数日前に結果を聞きに行ったところ、
癌の種類…HER2
リンパや骨には転移なし
とのことで、
まず、6か月間 3週間に1度の抗ガン剤+ハーセプチン治療をしてから、手術をする事を勧められました。
術後は放射線、ホルモン、ハーセプチン治療をするとのことでした。
私の中では、しこりも感じないほど小さな癌なのに、抗ガン剤治療をする事が受け入れられないでいます。
どんなに小さな癌でもやはりHER2である以上、抗ガン剤治療は取り入れた方がよいのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ございません。
先生の意見をお聞かせ下さい。
セカンドオピニオンも考えています。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
今回の診療は「誤りである可能性」があります。
抗HER2療法は「とてもいい治療」ではありますが、「浸潤径5mm以上」にしか適応がありません。
質問者のような「小さな病変」では「浸潤径≦5mmの可能性」がありそうです。
それは手術してみなければ解らないことであり、このような「小病変で(HER2陽性であることを理由として)術前抗がん剤を勧める」ことは誤りです。
「6か月間 3週間に1度の抗ガン剤+ハーセプチン治療をしてから、手術をする事を勧められました」
⇒「術前化学療法を勧める理由」は何ですか?
 「小さくして温存」と言われていますか?(そもそも大きさはどの位ですか?
 そのまま温存できる大きさなのではないのですか?)
 「化学療法(この場合には抗がん剤+ハーセプチン)が必要」ということと「それを術前に行う」ことは全く別次元の話です。
 ○もし本当に必要であれば「術後に行え」ばいいのです。
 
「私の中では、しこりも感じないほど小さな癌なのに、抗ガン剤治療をする事が受け入れられないでいます。どんなに小さな癌でもやはりHER2である以上、抗ガン剤治療は取り入れた方がよいのでしょうか?」
⇒冒頭にコメントしたように…
 少なくとも「術前に行う」ことは「誤り」です。
 手術先行して「浸潤径を確認してから、適応の有無を検討すべき」です。



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