[管理番号:3096]
性別:女性
年齢:43歳
初めまして43歳出産経験二回の者です。
3ヶ月ほど前に右胸上部外側に米粒ほどのしこりを自己触診で発見し、
直ぐに近くの総合病院の乳腺外科を受診し、マンモグラフィーと超音波の検査を受けましたが、マンモグラフィーには何も映らず超音波でもしこりが小さい事を理由に何も映らないと言われ、半年後まで経過観察になりました。
しかし万が一の事を考えると心配になり、一月後に他の乳腺外科を受診しました。
しかしそちらの病院でも全く同じことを言われました。
この大きさでしこりが超音波でも映らず良性か悪性かの判断が
つかないのは普通なのでしょうか?
他の方の質問を読ませて頂くと判断がついておられる様に思います。
どうしても心配なので毎日触っていますが、今日まで大きさの変化はほとんど感じられません。
生理周期により硬さの変化は少し感じることはあります。
最近になりそのしこりの少し外側にもしこりの様な物もまた新たに感じる様になり、心配になっています。
お忙しい所申し訳ございませんがご回答を宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「米粒大」ですね。
時々、日常診療で遭遇しますが、(ほぼ例外なく)「乳腺の線維化の強い部分」でした。
この大きさが触れるのは「乳腺の表面にあるから」です。
「この大きさでしこりが超音波でも映らず良性か悪性かの判断がつかないのは普通なのでしょうか? 」
⇒悪性を考える必要はありません。
「他の方の質問を読ませて頂くと判断がついておられる様に思います。」
⇒これは「質問者の勘違い」です。
米粒大のしこりの殆どは「単に、乳腺の表面近くの線維化の強い部分」だと思います。
精査の対象となるのは「同じ位小さい」としても「超音波で気になる所見」のことです。
「どうしても心配なので毎日触っていますが、今日まで大きさの変化はほとんど感じられません。」
⇒心配いりません。
毎日の「自己検診」はやり過ぎです。
「月に1回」自分の正常な状態を確認することこそ、重要です。