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2年間大きさの変わらないしこり

[管理番号:5052]
性別:女性
年齢:41歳
いつも勉強させて頂いています。
質問させてください。
2年前(当時39歳)に初めて乳癌検診をうけました。
授乳中だった為乳腺専門のクリニックでエコーの検査をした所、右胸な乳瘤がある為一年後検査と言われ、昨年エコーとマンモをうけた所マンモ異常なし、乳瘤はまだ大きさ変わらずで、また一年後検査と言われました。
今年3回目の検診でマンモとエコーをうけ、エコーでまだ乳瘤はある‥乳瘤ならば消失してるはずだからしこりだったんだねー。
良性の腫瘍。
大きさも形も変わらないから安心しなさい。
一年後でいいよ。
と言われました。
検査には線維腺腫と書かれていました。
マンモに異常なく触診でも触れません。
しこりの大きさは聞いてないですが楕円形だったように記憶しています。
2年間大きさも形も変わらないしこりは一年後の再検査で大丈夫でしょうか?
線維腺腫と言われて実は癌だったとよく聞くので心配になってしまいました。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「線維腺腫と言われて実は癌だったとよく聞くので心配になってしまいました。」
⇒その気持ちは解りますが…
 重要なことは2点
 1.乳瘤と診断している(結果的に乳瘤ではなかったとしても、それだけ「大した所見ではない」ということです)
 2.(ご本人のおっしゃる通り)2年間変化がない。 「大した所見ではないものが、2年間変化無い」⇒これは白と判断してもいいでしょう。
「2年間大きさも形も変わらないしこりは一年後の再検査で大丈夫でしょうか? 」
⇒そういうことです。(上記)
 
 

 

質問者様から 【質問2 乳癌か不安です。】

性別:女性
年齢:42歳
毎日拝見させて頂いております。
以前2年間変わらないしこりで質問させて頂き、田澤先生からお返事頂き安心したのですが、その後家族の勧めで別の病院で診察を受けました。
一応始めから経過を記載致します。
H27、6月 A病院にて初めての乳癌検診で(授乳中 )エコーで17ミリの乳瘤
H28.6月 A病院にて(授乳終了)前回と変化ない乳瘤
H29.6月A病院にて乳瘤ではなく線維腺腫と診断、変化ない為経過観察
H29.7月家族の勧めでB病院受診
エコーにて 20ミリのしこりカテゴリー3 、半年後再診
H29.12月A病院にてエコー17ミリ初診時から変化ないし経過観察でよいと。
詳しい検査は必要ないか聞きましたが、2年半変わらないからいいでしょうと。
(B病院予約が近いのでA病院に行く必要はなかったのかもしれませんが過去の経過があるA病院で一応先に相談してみました。極度の心配性で)
H30.1月(中旬)日 B病院にて半年経過後のエコー(半年前と変化ない)
A病院での経過がわからないし2年間かけてわかる癌もある
型もいびつだから細胞診しといた方がよいとのことで細胞診検査。
結果は1週間後です。
A病院で大丈夫と言われてきたのに今になって型がいびつだとか、細胞診までしたことに戸惑っております。
しこりは乳頭のやや左下辺りで今だに触診でも触れません。
細胞診の結果で悪性所見がでた場合、手術は田澤先生にお願いしたいと思っておりますが、結果を聞いてどのように進めていけばいいのでしょうか?その場で転院を話紹介状を書いて頂くのですか?
又、今かかっている病院の先生が無愛想で少し話にくいのですが検査データーだけ頂いて転院の旨を伝えず紹介状なしでも大丈夫なものでしょうか?(無知ですみません)
それとも組織診をしてからになるのでしょうか?
私のケース2年半経って過去いつからあったかわからないしこりで初診時から変化ないにもかかわらず細胞診で悪性というのはありえるのでしょうか?
悪性だった場合2年半以上も放置してきてるのでかなり進行しているのでしょうか?
手術するのであれば一般的に1.2ヶ月先になるようですが、子供の春休み辺り(三月末から四月頭)がいいのですが、長く放置していた私のケースの場合緊急度はあるのでしょうか?
判断材料が少ないのに色々質問してすみません。
まだ結果も出ていないのに先走りすぎなのはわかっているのですが関西からで子供もまだ小さいので色々考えてしまいます。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
ひとつ解らないのは(A病院はいいとして)B病院で「半年前には経過観察」としていたのに(変化が無いのに)「何故今になって細胞診をしたのか?」ということです。
ご本人が「今になって型がいびつだとか、細胞診までしたこと」に疑問を持っていらっしゃるようですが…
 文面全体の印象としては…
 1.(ご本人が自覚されているように)「極度の心配症」というのが、『そんなに心配なら(言葉でいくら言っても心配は晴れないようだから)細胞診をして証明してやろう!』と考えたのだと思います。
 2.一方で(それ程ではないにせよ)「形が完全に良性とはいいきれない(歪というほどでもないが…)」ということで、「何度も大丈夫か?」と聞かれれば(その医師にとっても100%自信があるわけではないから)「細胞診しておいた方が無難だな」とも思ったのでしょう。
 上記のように(心理学者でも、名探偵コナンでもない)私が(無理やり)推理をすると、上記のようになります。
 ★やはり全体の印象としては「良性所見」だと思います。
「結果を聞いてどのように進めていけばいいのでしょうか?その場で転院を話紹介状を書いて頂くのですか?」
⇒「悪性」であることを前提とした内容ですが…
 A病院の医師を少しは信用してあげましょう。
「今かかっている病院の先生が無愛想で少し話にくいのですが検査データーだけ頂いて転院の旨を伝えず紹介状なしでも大丈夫なものでしょうか?」
⇒(悪性の)可能性は低いと思いますが…
 「秘書メール」すればいいのです。
「2年半経って過去いつからあったかわからないしこりで初診時から変化ないにもかかわらず細胞診で悪性というのはありえるのでしょうか?」
⇒可能性は低いです。
「悪性だった場合2年半以上も放置してきてるのでかなり進行しているのでしょうか?」
「長く放置していた私のケースの場合緊急度はあるのでしょうか?」

⇒A病院の医師に失礼ですよ。(半分冗談です)
 「進行している癌」を診断できないと考えるのは、止めましょう。(早期癌が診断できない乳腺外科医は沢山いますが…)

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