乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:4740]
性別:女性
年齢:40歳
細胞診の結果待ちなのですが、質問させてください。
経緯は以下の通りです。
4月(中旬)日
右胸乳首横に微妙な凹みを見つけて触ってみると、乳輪部真横、体の中心側にしこり発見。
(この凹みはない日もあります。)
1年半前に出産したときにはなかったはず。
しこりは1~2cmくらい。
硬い消しゴムくらいの手ごたえ。
あまり動かない。
痛みなし。
5月(中旬)日
初診。
しこりは発見時から変化なし。
視触診の後、エコー。
しこりの所以外に、もう一箇所、黒い影が写っているとのこと。
(細胞診のときに針を刺した位置から推察すると、場所はしこりから体の中心側に向かって斜め上あたり。)
その後、尿検査→血液検査→マンモグラフィ→胸部X線→CT。
ここで一つ不安が…。
マンモグラフィは当然として、なぜ胸部X線やCTまで?乳がんの可能性大で、転移の有無の確認?
結果的に、肺などはきれいということでしたが…。
普通、初診でそこまでするものですか?
その後、針を刺して細胞診。
しこりの所と、もう一つの影の所の2箇所。
結果は2週間後ということでしたが、具体的な説明はほとんどなかったので、たまらず「今の時点ではなんとも言えない感じですか?」と尋ねると、「しこりの方からは液体が出たので、調べてみないと悪いものかどうかはわからない」という回答でした。
エコーでがんを強く疑ったものの、液体が出たので、「あれ、ただの嚢胞か?」となったんでしょうか?
何もわからないまま終わってしまい、とても不安です。
初診時は、どこでもこんなものでしょうか?しこり発見から初診まで約3週間(予約がいっぱいだった為)、結果までまた2週間。
気持ちがモヤモヤして毎日が辛いです。
もう少し具体的な説明はいただけないものでしょうか?
がんの可能性は高いのか?低いのか?
しこりの正体として、考えられるものは何か?など…。
田澤先生になら、もう少し具体的な所見をいただけるのではないかと思い、質問させていただきました。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
初診で「胸部レントゲンや採血、CT!]を撮影するのは、その医師は只者ではありません。(それ以上のコメントは控えます)
(CTを撮影する事は論外ですが)「レントゲンや採血」を取っている事からは「手術は避けられないと考えている=強く癌を疑った」とは思います。
「エコーでがんを強く疑ったものの、液体が出たので、「あれ、ただの嚢胞か?」となったんでしょうか?何もわからないまま終わってしまい、とても不安です。」
⇒その可能性もあります。
 ただ、「CT」まで撮っておいて「何も解らない」では、非常識です。
 ♯CTのような被爆量の大きな検査を「何の(正当な)理由も無く撮影する」事自体、医療者として…
「初診時は、どこでもこんなものでしょうか?」
⇒全く違います。
 かなり「特殊」です。
「もう少し具体的な説明はいただけないものでしょうか?」
「がんの可能性は高いのか?低いのか?」「しこりの正体として、考えられるものは何か?など…。」

⇒液体が引けたということは…
 ただの「嚢胞」か「嚢胞内腫瘍」なのか?
 それ以上、推測することは困難です。
 ★最も重要なのは「未熟な診断のまま、経過観察」となることだけは避け、「納得のいく確定診断を得る」そのような注意が必要です。(明らかに初診時の対応では「手術を意識」しているわけですから…)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、先日はご回答ありがとうございました。
「重要なのは、納得のいく確定診断を得ること」ということでしたので、二つ追加で質問させてください。
①判定困難や悪性疑いだった場合、確定診断の為には、針生検と摘出生検のどちらが良いのでしょうか?
しこりは、皮膚の近く、かなり浅い位置にあります。
②良性という結果だった場合も、安心してはいけませんか?
細胞診は確定診断ではないと聞いたことはありますが、「良性なので、経過観察」と言われた場合は、どうしたら良いのでしょう?(本当に良性だと信じたいものですが…)
こちらから組織診を希望して実施してもらうべきなのでしょうか?
お忙しい中、申し訳ありませんが、来週、結果を聞いた時にベターな選択をするために、アドバイスをお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「①判定困難や悪性疑いだった場合、確定診断の為には、針生検と摘出生検のどちらが良いのでしょうか?しこりは、皮膚の近く、かなり浅い位置にあります。」
⇒(均質なら)針生検でいいでしょう。
 
「②良性という結果だった場合も、安心してはいけませんか?こちらから組織診を希望して実施してもらうべきなのでしょうか?」
⇒是非、そうしてください。
 CTまで撮影しておきながら、「細胞診で良性」ではリスクがあります。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、何度も質問して申し訳ありません。
今日、細胞診の結果を聞きました。
①しこり部分
→医師の手元の紙にはクラス1とありました。
また、好中球?の発現が
顕著とあり、医師からは「ばい菌が入って炎症を起こしていると思われます」という説明を受けました。
②もう一つの影の部分
→紙には不適とあり、医師からは「ガン細胞も出なかったけど、正常な細胞も出なかった」と言われました。
要するに、適切な細胞を取れていなかったということですよね?その後、もう一度、エコー検査をしましたが、結局1か月後に再診となりました。
1か月後、もう一度エコーで診て、状況次第で再検査と言われました。
田澤先生から、「確定診断を得ること」と言われていたので、組織診の希望を言おうかどうか迷いましたが、可能性として考えていた嚢胞でもなく、単なる炎症?という想定外の結果で拍子抜けしてしまい、1か月くらいなら待とうか…と思い、帰ってきてしまいました。
そこで質問なのですが、単なる炎症性のしこりか悪性の疑いのあるしこりか、画像からは判断できないのでしょうか?
また、ばい菌による炎症性のものだとすると、時間の経過と共に、しこりは消えてなくなるのでしょうか?
たびたび申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
乳腺には理由も無く炎症などおきません。
細胞診結果だけで「炎症が…」みたいな曖昧な診断とはせずに(もしも画像所見に安心できないものであれば)「無意味な経過観察ではなく」組織診で確定診断すべきでしょう。
♯参考までに…
 多くの肉芽腫性乳腺炎が(その病名さえも知らない乳腺外科医により)「良く解らないけど、炎症ですね」と言われて放置されている現実があります。
「単なる炎症性のしこりか悪性の疑いのあるしこりか、画像からは判断できないのでしょうか?」
⇒上記コメントどおり…
 肉芽腫性乳腺炎は「画像診断では癌と極めて間違われ易い」し、殆どの乳腺外科医が診断できない(病名さえも知らない?)ものです。
 今回の病変が、肉芽腫性乳腺炎なのかは勿論不明ですが可能性はあるとは思います。
「また、ばい菌による炎症性のものだとすると、時間の経過と共に、しこりは消えてなくなるのでしょうか?」
⇒乳腺には理由も無く炎症はおきません。
 あまり曖昧にしない方がいいでしょう。





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