[管理番号:8502]
性別:女性
年齢:57歳
病名:不明
症状:左胸のしこり
投稿日:2020年5月8日
質問よろしくお願いいたします。
現在57歳です。
出産経験なし。
35歳の時に下垂体腺種と診断され、手術前は月経が止まって乳汁分泌があった(左の方が数倍分泌が多かった)のですが、手術後すぐに月経再開。
その頃から、左胸にちくちくした痛みを感じることが多く、左胸の下部内側にしこりのような硬硬さを感じるようになりました。
閉経(53歳)した後もしこりが退縮する気配はなく、直径4.5cmのボタンのような形で残っていて、赤茶色のあざのように見えます。
触った感じでは、しこりの外周はぷっくりと丸みがあり、しこり真ん中のぶつぶつしたところをこするとかすかに乳の匂いがします。
乳頭からの分泌はありません。
このような状態を長いあいだ放置してしまいました。
自宅は大阪なのですが、実家(神奈川県)に滞在して両親を看取ったばかりで、なにから手をつけたらいいのかをつけたらいいのか、最初の1歩を誤りたくなくて悩んでいます。
私の場合はどのような検査が必要だと思われますか。
なんとか田澤先生の診断を受けたい(他の病院に行くのがこわい)のですが、メディカルプラザ市川、あるいは江戸川病院に予約したらよいでしょうか。
行動を起こす勇気がほしくて質問させていただきました。
どうかよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「このような状態を長いあいだ放置」
⇒さすがに、長い経過なので癌ではなさそうですが…
いろいろ悩むよりは、この機会に確定診断を勧めます。(確定診断希望メールすると、市川外来でその日に生検します)
質問者様から 【結果2 】
乳癌
性別:女性
年齢:58歳
病名:乳癌
田澤先生の診察:[診察あり]
田澤先生の手術:[手術あり]
報告が遅くなりました。癌でした。今となっては、いつ発生したのか見当もつきませんが、治療をがんばっています。参考になる方があるか不明ですが、手術の病理結果をお知らせします。
乳腺 リンパ節 臨床診断
病理組織学的判定
left breast, mastectomy
Invasive ductal carcinoma, scirrhous type, f(+), s(+), pT4c(Invasive size 41mm), ly1, v1, pN3, surgical margin is negative.
所見
乳腺、リンパ節が採取されている
#2,3,9-12 乳腺から皮膚にかけて、腫大した核を有する異型細胞が、小型腺腔状、胞巣状、微小乳頭状に増殖、浸潤するのを見る。浸潤径は42mmと考えられる。
*histologic grade, Grade 2
tubule formation 3,
nuclear atypia 2
mitotic counts 1
total score 6
*nuclear grade, Grade 1,
*Lymph nodes, n(+)[(I)(+)(10/14)]
<Q&A結果>