Site Overlay

右 脇 しこり

[管理番号:6738]
性別:女性
年齢:40歳
病名:左乳がん 非浸潤
症状:右脇 しこり

 
 
*******

質問者様の別の質問

新たな管理番号としました。

質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。

管理番号:9593「タモキシフェン服用中の生理について
*******
 
 

いつも拝見させていただいています。

7月上旬に左胸に多数のしこりを発見し、受診したところ、コメド型非浸潤がんと診断されました。

手術に向け、検査をしてきまして
8月(上旬)日胸、脇のエコー
8月(中旬)日 脇、胸部リンパ節エコー
検査を行い
現在のところステージ0、手術後浸潤か、リンパ転移(明確に忘れてしまいました。)があればステージ1になると説明を受けました。

9月末に手術予定ですが、
9月(中旬)日に脇の下をしっかりと触ってみたところ、右脇の下に1cm位のしこりを発見しました。

病院へ伝えたところ
「今の時点では転移していないから、心配しすぎないように。」との返答で、あまり親身に掛け合ってもらえませんでした。

左乳がんですのに、右脇の下に明らかなしこりがあります。

以前から背中が張っていましたが、最近は背骨の骨の痛みが強く、湿布を貼らないと、しんどいです。

鼠径部も痛みを感じることもあり、すでにリンパにのって、全身に散らばってしまっているのではないかと大変不安に思っています。

エコー検査でしっかりと診てもらっていると思うのですが、検査後すぐに発見したしこりは、検査の見落としか、
検査後に転移したものなのでしょうか?
わかりにくい文で申し訳ございません。

病院は〇〇県立がんセンターです。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

世の中には常識があり、常識外のことを悩むことは(我々)専門医からするとナンセンスなものです。

質問者は早期であり、そもそも「通常の」遠隔転移の可能性は1/10000もありません。
更に「対側腋窩」や「鼠蹊部」は「特殊な」遠隔転移であり、乳癌ではめったに起こる部位ではありません。
 私の経験上、
  対側腋窩転移は「通常の」遠隔転移の1/100以下の頻度であり、鼠蹊部転移
となると、その更に1/100以下となります。

 ♯ 「通常」の遠隔転移とは 骨>肝、肺>脳 のことをいいます。
  これに対して「特殊」な遠隔転移とは(今回でている)対側腋窩や、鼠蹊部リンパ節の他にも副腎などがあります。

お判りでしょうか?
質問者は、そもそも遠隔転移自体10000%あり得ない状況であり、「対側腋窩や鼠蹊部に転移」することはその更に1/1000くらいと考えてください。(つまり対側腋窩や鼠蹊部転移は10000000%ありえないのです)
ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問2 非浸潤がんと言われているがリンパ転移しているのか。】

性別:女性
年齢:41歳
病名:左乳がん 非浸潤
症状:非浸潤 リンパ転移疑い 術前

田澤先生、以前はご回答をありがとうございました。

毎日Q&Aを読ませていただいています。

(下旬)日に手術が決まりまして、昨日、手術前の受診で初めて検査結果を教えてもらいました。

以下、書いてあった内容です。

・マンモグラフィ
癌に特徴的な石灰化
乳頭直下~端まで 長さ10cm扇形の範囲に分布
・超音波
しこりはないが約6×8cmの範囲に石灰化
・MRI
86mmの扇形の範囲に石灰化、その一部に約1cmのしこり×2箇所
・針生検
非浸潤
・リンパ節
転移なし
・遠隔転移
なし
・腫瘍マーカー
正常
・病期
0期、手術で浸潤が見つかればI期
全乳房切除術
センチネルリンパ節生検を行い、転移があればリンパ節郭清をすると説明を受けました。

説明前にもう一度触診をした後、上記の説明を受けたのですが、医師が打っている電子カルテに目を向けたところ、
「左乳房癌」
「リンパ転移疑い」
と打たれてあり、とても恐ろしくなりました。

口頭での説明も、
リンパ転移の可能性が強いような説明も繰り返し言われ、針生検で検査をしなかった部分に浸潤癌があり、すでに転移している可能性もあると。

そうなれば、リンパ郭清を行います。

再発したら助かりません。

と、恐ろしいことを次々に言われ、ここまで絶対頑張るという気持ちでいましたが、この時期に急に助からないのではないかと、落ち込み、大変不安な時間を過ごしています。

一方的にどんどん話す医師で、質問も出来ないような空間で、自分の思いも伝えることが出来ません。

手術後、ステージが一気に0→2bか3に上がることは考えられますか?
リンパ転移あり、郭清を行った場合、
抗がん剤は行う可能性は高いでしょうか?
根治は難しく、予後は一気に下がりますか?
そして、再発したら助からないという言葉は本当でしょうか?
いまだに鼠径部の痛みが続き、背中も痛い日があり、今は耳の下も痛むときがあり、圧痛があります。

いろいろなことが乳がんのせいかと心がパニックに近いです。

最後になりましたが、以前、田澤先生にもお聞きした、右腋かしこりは触診のみで「これは良性だね。」と言われました。

触診のみで良性だと信じて良いのでしょうか?

11歳子供がおり、まだまだ育てていきたいです。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

前回の回答を読んでますか?
「余計な想像」をして悩むのは止めましょう。(世の中には「常識」があるのです。
我々専門医から見ると、「極めて無駄な心配」にしか思えません。)

「いろいろなことが乳がんのせいかと心がパニックに近い」
→前回の回答を読んでますか???

 「あり得ない想像」をしても、全く無意味。
 ご安心を。

「右腋かしこりは触診のみで「これは良性」「触診のみで良性だと信じて良いのでしょうか?」
→勿論です。

 「対側腋窩転移など、ありえない」前回の回答を読んでますか?

 
 

 

質問者様から 【質問3 左乳がん手術後 右乳頭分泌物】

性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:右乳頭分泌物

今年の7月に左の胸のしこり・血性分泌物を発見。
その際、右乳頭からも透明の分泌物が出ました。

その後すぐに、〇〇総合病院乳腺外科
を受診し、エコー、マンモグラフィ、
MRI検査後、左乳がんと診断を受け、
〇〇がんセンターに紹介され、再度、
上記同じ検査をし、左乳がん確定
9月末に左乳房全摘、同時再建を行いました。
(えきか転移なし)
(下旬)日に病理結果が出て、今後の方針が決まります。

そして、昨日術後初めて右の乳房セルフチェックを行ったところ、また、乳頭から透明、やや粘着の分泌物がプクっと2mm大で出ました。
単孔性です。

初めて確認したのが7月なので3ヶ月後の昨日も出ていることになります。

先生の多々のお答えを拝見しましたところ、透明でも単孔性は注意が必要とあり
右乳房にも病変があるのではないかと心配になっています。

量は少なく、勝手に染み出てくることはありません。

先生のおっしゃる「浮きの方から沈んでくれる」状態ではないと思います。

ただ、右えきかにもしこりが3つあるとカルテに書かれており(口頭では説明をされず、こちらから聞いたところ問題はないものだと。
触診では良性と言われています。)
乳頭分泌物+えきかのしこりを合わせてしまうと大変不安です。

左乳がん確定前に右もマンモグラフィ、エコー、MRIを行っているので、
分泌物が出ているからと言って、今の段階で右の病変を疑う必要はないでしょうか?
再度、最初に受診した、○○総合病院へ受診し、検査を依頼した方がよいでしょうか?
がんになってしまった自分の体が信用できず、些細なことでも大きな不安となってしまいます。

先生のご意見をお聞かせください。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

メール内容を読みました。
重要なことは2点
1.右の分泌は(もしも癌だとしても)リンパ節転移を起こす状況ではない(確率0.0000…1%程度 全くありえない)
2.右腋窩の3つのシコリは絶対に「リンパ節転移ではない」

★つまり、「乳管内病変」と「右腋窩のシコリ(技師お得意の 正常リンパ節でしょう)」を繋げて考えることは、まったくのナンセンスだということです。
 技師が腋窩のエコーで(正常なリンパ節を)「リンパ節腫大」と記載することには辟易しています『今週のコラム 151回目 (自分で)「どれだけの数、エコーしてきたのか?」それが重要なのです。』の中の「2.実際の例 ①リンパ節」をご参照のこと

「右えきかにもしこりが3つ」「こちらから聞いたところ問題はないもの」「乳頭分泌物+えきかのしこりを合わせてしまうと大変不安」
⇒全くナンセンス。

 絶対に、その2つは別物です。(1000000%間違いない)
 
 〇どうしても皆さん「腋窩リンパ節が気になる」ようですが、状況的に全くナンセンスです。

「右の病変を疑う必要はないでしょうか?」
⇒1000%腋窩とは無関係です。(腋窩のことは忘れましょう)
 〇単孔性分泌については(これから)毎日軽く絞ってみて、毎日「絞れば必ず分泌がある状態が3か月(90回)継続」した場合に、はじめて「乳管内病変を疑う」それで十分です。

「初めて確認したのが7月なので3ヶ月後の昨日も出ていることになります」
⇒この違いがわかりますか??

 (軽く)絞って、『毎回必ず出る状態が3か月間継続(つまり90日間連続)することと、たまたま「3か月前と昨日」絞ってみたら出た。』では、全く意味が異なるのです。

「再度、最初に受診した、〇〇総合病院へ受診し、検査を依頼した方がよいでしょうか?」
⇒全く無意味。
 おそらく、分泌液の細胞診でもして「正常ですね。」という全く無意味な診療をして終了となるだけです。(それで質問者の気が済むなら、それもいいのかもしれませんが、診療としては「全く無意味」です)

 これから毎日「軽く」絞ってみて「90日間連続で(単孔性の)分泌が確認できた」場合には、乳管造影しましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問4 病理結果が出ました。非浸潤からステージ2と変わりました。】

性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:

田澤先生、いつも、明確なご返答をありがとうございます。

今の私には、先生の存在がとても大きいです。

化学療法開始予定が近づいており、ご意見をお聞きしたく短期間の投稿をお許しください。

26日に左乳がん全摘(同時再建エキスパンダー挿入)
の病理結果が出ました。

非浸潤癌と願っていましたが、結果は予想以上に悪く落ち込んでいます。

ステージ2
浸潤癌 硬癌
しこりの大きさ浸潤径 12mm
リンパ節転移(1/2)微少0.8mm
脈管侵襲 1+
組織学的グレード 3
増殖能 中間(数値はなく、低・中
間・高の項目しかありません。)
ホルモン感受性 強陽性
HER-2 陰性
遠隔転移 なし(CTも行っていませんが、、、。)
乳管内の広がり 93mm
最大12mmの浸潤が4カ所あり

術後治療
化学療法
TC療法×4コース
内分泌治療
化学療法が終わり次第
タモキシフェン内服5~10年

先生の見解をお教えください。

私は「ステージ2a・ルミナルB」でしょうか。

化学療法は未だに行いたくない気持ちが強いです。

主治医は行う方向1点で11月(中旬)日の開始予定です。

ルミナルAかBかも明確に分からず、効果もあるのか。

デメリットが大きいのならやりたくありません。

納得できず、いろいろ調べたところ、オンコタイプDXを行うべきだと分かりました。

術後ちょうど1ヶ月が経過しています。

今からオンコタイプDXを依頼して結果を待ってから初期治療では遅すぎますか?
それとも、この病理結果では化学療法は必須で、予定通り行うべきでしょうか?

必要なら行う他はないと思っていますが、明確な判断に従いたいです。

そして、この結果から再発の可能性は高いでしょうか。

再発せず生きられるでしょうか。

リンパ節転移、脈管侵襲、組織学的グレード3が怖いです。

あと、先日先生に伺った、右乳頭からの透明分泌物は
「抗がん剤もやるんだし、、、。血性のものが出たら教えてください。」と冷たくあしらわれてしまいました。

ひとまず右は気にしなくて良いですか?
質問時から2度、マッサージしながら、ややしつこく絞っていくとやはり透明分泌物が出ます。

ただ、一度、2カ所目から極少量出た感じがしました。

確認したくてその後何回も絞りましたが明確には出ませんでした、、、。

ギュウギュウ絞り出す必要はありませんか?
マッサージもせず、ただ乳頭をつまんで出るかどうか試す程度で良いのでしょうか?
マッサージをすればほぼ出ますが、しなければほぼ出ません。

どの程度の強さをかけてしぼるのか、教えてください。

最後にもう1つお聞きしたいのですが、主治医があまりにも威圧的でこちらの気持ちや考えも一切伝えられず、
すべてを言われるままにする他なく、
納得ができません。

こちらが口を開くやいなや、すぐにはねのけられてしまう感じです。
その空気感では弱者の患者は何も訴えることが出来ません。

とても息苦しいです。

今の段階から、現主治医に診療情報を
依頼し、田澤先生に主治医をお願いすることは可能でしょうか。

是非、田澤先生にこの先診ていただきたいです。

どうか、よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「私は「ステージ2a・ルミナルB」でしょうか。」 
⇒Ki67はグレーゾーンです。

 OncotypeDXをしなければ解りません。

「今からオンコタイプDXを依頼して結果を待ってから初期治療では遅すぎますか?」
⇒全くそんなことはありません。

 本気で、「抗がん剤の効果があるのか?」と疑問があるのであれば当然OncotypeDXすべきです。

「そして、この結果から再発の可能性は高いでしょうか。」
⇒OncotypeDXをすれば(再発率の数字も出てくるので)、(悲観的な傾向がある)質問者が思っているよりも「ずっと再発率が低い」ことに安心することでしょう。(私の経験的に)

「どの程度の強さをかけてしぼるのか、教えてください。」
⇒絞るのは止めましょう。

 本当に意味のある分泌(乳管内病変が原因である分泌)であれば、(質問者が気にしなくても)下着が汚れるなどして「教えてくれる」のです。
 「無理やり出した乳頭分泌」の99%は全く無意味な心配の種となっているだけなのです。 「浮きは沈むまで待つ」そういうことです。

「今の段階から、現主治医に診療情報を依頼し、田澤先生に主治医をお願いすることは可能でしょうか。」
⇒勿論、それは可能ですが…

 まずは「上記回答」を参考にして物事をシンプルに考えることが重要です。

 
 

 

質問者様から 【質問5 明日やっと受診日になります。もう一歩お教えください。】

性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:

田澤先生、毎回的確なご返答をありがとうございます。

明日受診し、オンコタイプDXを依頼してきます。

5点、質問をお願いします。

ステージ2
浸潤癌 硬癌
しこりの大きさ浸潤径 12mm
センチネルリンパ節転移(1/2)微少
0.8mm
脈管侵襲 1+
組織学的グレード 3
増殖能 中間(数値はなく、低・中間・高の項目しかありません。)
ホルモン感受性 強陽性
HER-2 陰性
遠隔転移 なし(CTも行っていませ
んが、、、。)
乳管内の広がり 93mm
最大12mmの浸潤が4カ所あり

①私のステージは2aか2bか教えてください。
(4箇所の浸潤があり、1箇所の浸潤径で判断して良いのかわかりません。)

②センチネルリンパ節微少転移(1/2
 0.8mm)がありましたが、先生のご回答を読むと、微少転移は予後に影響しないとあります。

この数値ではステージ1寄りのステージ2と見ても良いでしょうか。

③私の病理結果からすると、ルミナルAかBかグレーゾーンですが、万が
一、Ki67が25%以下のルミナルAであった場合は、抗がん剤は行わなくても良いでしょうか。

それとも、Ki67の数値に関係なく、
この病理結果では抗がん剤を行うべきでしょうか。

④組織学的グレード3・脈管侵襲・増殖能はどの程度予後に影響しますか。

⑤センチネルリンパ節2つ取り、1つに微少転移がありましたが、今回取っていない、センチネルリンパ節以外のリンパ節への転移がある可能性はありますか。

何度も申し訳ございません。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

「①私のステージは2aか2bか教えてください。」
⇒2Aです。(足し算はしません)

「この数値ではステージ1寄りのステージ2と見ても良いでしょうか。」
⇒そういうことです。

「ルミナルAであった場合は、抗がん剤は行わなくても良いでしょうか。」
⇒勿論、その通り。

「それとも、Ki67の数値に関係なく、この病理結果では抗がん剤を行うべきでしょうか。」
⇒?
 OncotypeDXするのだから、その結果に従いましょう。

「④組織学的グレード3・脈管侵襲・増殖能はどの程度予後に影響しますか。」
⇒全く無関係。

「センチネルリンパ節以外のリンパ節への転移がある可能性はありますか。」
⇒ありません。

 
 

 

質問者様から 【質問6 オンコタイプDXについてお願いします。】

性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:

田澤先生、いつも的確なご回答をありがとうございます。

オンコタイプDXを依頼しました。

ki67は中間としか聞いていませんでしたが、数値は出ているとのことで「21%」と回答がありました。

そして
「21%なので「ルミナルB」に近いと見ています。」
と言われましたが、実際は「ルミナルA」と考えて良いでしょうか?

統計から元に10年生存率は
ホルモン療法のみで84%+化学療法で87%と
(田澤先生もこの程度の生存率だと判断されますか?)

「化学療法の効果としては少ないが、
組織学的グレード3も見て、私(主治医)の経験上としての判断では、化学療法を行った方がよいと思います。

私たちはリスクが高いと見ています。」
とのことでした。

そして
「オンコタイプDXの結果が中リスクだった場合はまた考えましょう。」
と言われましたが田澤先生の多くのご回答を読ませていただき、先生の判断とおり、低~中リスク(RS~25まで)なら、化学療法はやらないこととするつもりです。

この考え方で正しいでしょうか?

そして、化学療法の上乗せ効果が大体何%以上で化学療法を行った方がいいのでしょうか?

また、ずっと気になっていますが、主治医とオンコタイプを依頼した他乳腺外科の医師は
「グレード3」ということを再発リスクとして重要だという説明をします。

田澤先生は予後に影響しないとおっしゃりますが、なぜ、この判断差があるのでしょうか?
「オンコタイプをやってもどうせ化学療法を行うことになると思うから、無駄金、、、。」くらいのことを言われ、受診する度に心が大きく落ち込みます。

先生の多くの的確なご回答、ご回答内容から、主治医より先生のご判断を信じます。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。

私は、その主治医のコメントには「全く」興味がありません。
「そんなこと」を私に聞くのはもうやめましょう。

◎それよりもOncotypeDXしているのだから、その結果を待ちましょう。
(いろいろ予測するのは無意味だと思いませんか??)

 
 

 

質問者様から 【質問7 ニュープリンについてお願いします。】

性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:

田澤先生 度々失礼します。

オンコタイプDXの結果が出ましてRS15と低リスクでした。

リンパ微少転移(0.8mm)でしたのでリンパ転移陰性陽性2種類の結果がきました。

リンパ転移陰性とみて
10年遠隔再発率
タモキシフェン単独で10%
リンパ転移陽性とみて
5年再発、または死亡率
タモキシフェン単独で11%
タモキシフェン+化学療法で12%

ERスコア9.9
PRスコア8.4
HER2スコア9.3でした。

私はリンパ微少転移でしたので先生のご判断通り、予後に影響しないと判断し、リンパ転移陰性を自分の数値と見て良いでしょうか?

そして、ホルモン療法ですが、
タモキシフェン(10年)とニュープリン(5年)を行うとのことですが、ニュープリンは行う必要がありますか?

効果として確証が得られないのであれば、副作用のリスクを考え、止めたいと思います。

田澤先生のご判断をお教えください。

よろしくお願い致します。

病気発覚から気持ちが不安定の中、数多くの質問にお答えくださり、本当にありがとうございました。

先生にどれほど救われたか分かりません。

心より感謝しております。

 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。

低リスク良かったですね。
主治医も、この数字を見て(今後は)「OncotypeDXをすれば、こうなるのか!」と考えを改めてほしいものです。

「リンパ転移陰性とみて10年遠隔再発率 タモキシフェン単独で10% リンパ転移陽性とみて5年再発、または死亡率タモキシフェン単独で11% タモキシフェン+化学療法で12%」「私はリンパ微少転移でしたので先生のご判断通り、予後に影響しないと判断し、リンパ転移陰性を自分の数値と見て良いでしょうか?」
→数値をよく見てください。

 タモキシフェン内服により「リンパ節転移陰性として10%」「陽性とみると11%」
 つまり、(どちらととっても)10~11%ということです。(微小転移は予後には影響しないのです)

「ニュープリンは行う必要がありますか?」
→リュープリンは不要です。(30歳代に行いましょう)

「先生にどれほど救われたか分かりません。」
→私は「励ます」ために、このような場を設けているような「お坊さん?」ではありません。
 物事はシンプルにしていくと、「無駄な心配は削ぎ落とされていく」そういうことなのです。
 ご参考に。

 
 

 

質問者様から 【質問8 リュープリン適応についてお願いします。】

性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:

田澤先生いつもありがとうございます。

もう少しお聞かせください。

リュープリンが必要がないとご意見を頂き、ありがとうございます。

私なりにいろいろ調べましたが、41歳、私の病理結果からはなぜ、リュープリンが必要ないのか明確に分からず教えていただきたいです。

私が理解した部分は
・30歳台は適応。

・化学療法が必要なハイリスクの
 場合は適応。
の2点です。

私のように適応でない場合とは、骨粗鬆症等の副作用からのデメリットの方が大きいからでしょうか?

2016年のガイドラインではステージ2Aは適応とのことでしたが、今は変わっていますか?

あと一点です。

左乳がんでしたが、右腋下にしこりがあります。

田澤先生のご意見をお聞きし、乳がんとは繋げて考えないようになれましたが、最近、右腋下(しこり部分ではなく、腋下~腋下周辺です。)が頻繁にジンジンします。

(主治医に再度確認したところ、しこりの原因はリンパだか、乳がん以外でも腫れることは多々あるとのこと。)

なぜジンジンするのでしょうか?
ホルモンバランスの乱れでしょうか。

私にとって、田澤先生は神です。

主治医が田澤先生のような方でしたら、どれほど救われたか、、、と考えてしまいます。

(たらればを考えても仕方がないことですが、、、。)

田澤先生にこのようにお聞きできたことにより、私は本当に救われています。

心からありがとうございます。

 

田澤先生から 【回答8】

こんにちは。田澤です。

簡潔にコメントします。
1.リュープリンは不要
2.脇の痛みは(転移とは)無関係

 以上。

 
 

 

質問者様から 【質問9 】

タモキシフェン内服中の生理についてお願いします。
性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:

田澤先生
お世話になっております。

今の疑問を質問させてください。

手術後の治療として、リュープリン5年、タモキシフェン10年を勧められましたが、リュープリンは断り、タモキシフェンのみ内服しています。

内服前の生理(手術後の時期に当たります。)が来ず(今までの生理で来なかったのは初めてでした。)
タモキシフェン内服直後の今までの生理周期での生理も来ず。

(2回分の生理が来ませんでした。
子宮体癌の検査はクラス2で問題ありませんでした。)

内服約1ヶ月経過の今回、突然多量の生理が来ました。

今までも出血量は多い方でしたが、比べものにならないほどの多量です。

生理量の増加はタモキシフェンの影響ですか?

そして、タモキシフェンを内服中でも生理があっても、再発リスクはあがらないのでしょうか?

リュープリンを断りましたが、生理があることにより、再発リスクが上がるのなら、リュープリンで止めた方のが良いのかとも考えます。

生理量の多さと、生理があり続けても再発リスクは変わらないのか。

をお教えください。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答9】

こんにちは。田澤です。

ポイントは
1.タモキシフェンは月経を止める作用はないし、月経を止めることを意図していない(40歳代後半の方など、もともと卵巣機能が低下している年齢層では、それがきっかけで「たまたま止まる」ことはあるが)
2.タモキシフェンは子宮への直接の刺激となるので、飲みはじめには「月経が強くなる(出血量が多くなり、期間も長くなる)」ことが多い(この点を、予めお話ししておかないと、外来に「出血が…」みたいな電話が頻繁にかかってきます)

上記のことを予め、主治医から話されていたら今回のQも不要だったかもしれませんね。

「内服約1ヶ月経過の今回、突然多量の生理」
「比べものにならないほどの多量」
「生理量の増加はタモキシフェンの影響ですか?」

→勿論!(上記2を参照)

「そして、タモキシフェンを内服中でも生理があっても、再発リスクはあがらないのでしょうか?」
→勿論!(上記1を参照)

「リュープリンを断りましたが、生理があることにより、再発リスクが上がるのなら、リュープリンで止めた方のが良いのかとも考えます。」
→全くナンセンス!
 月経を止める必要はありません。(1を参照)

「生理量の多さと、生理があり続けても再発リスクは変わらないのか。」
→勿論!(上記1を参照)

 
 

 

質問者様から 【質問10 】

Ncc-st-439上昇について
性別:女性
年齢:42
病名:乳癌
症状:
投稿日:2020年8月3日

前回管理番号を間違えてしまいました。

今回の採血で初めてNcc-st-439の検査項目があり測定したところ14と高値でした。

経過を見ていくしかないと言われましたが再発転移しているのではないかと、大変不安です。

この数値をどうとらえれば良いでしょうか?
よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答10】

こんにちは田澤です。

「この数値をどうとらえれば良いでしょうか?」
⇒一度、PETを撮影して異常なしなら「定期的にチェック」でしょう。