［管理番号:5405］
性別:女性
年齢:48歳
田澤先生宜しくお願い致します。
先週、年に一度の乳房定期検診での超音波検査にて右乳房に2cmのしこりを指摘されました。
良性の可能性が高いが、しこりが大きくならないか経過観察し、2ヶ月後に細胞診となりました。
自覚症状としては、右乳房痛がこの春から続いており、心配です。
(年齢的な女性ホルモン刺激痛でしょうか？)
定期的に行うセルフチェックではしこりは見つけられません。
昨年の検診時にもしこりは指摘されておりません。
そのドクターから、
今までしこりがあるって言われた事無いですか？と聞かれましたが…。
① 脂肪の中で分かりづらいが、しこりがあり見た目は悪いものでは無さそうだとの事で2ヶ月の経過観察後の細胞診ですが、検査が遅すぎないでしょうか？今迄見逃していた何かだとしたら進行が進まないか心配です。
(検査時に細胞診を希望しましたが、当日は無理と言われてしまいました。
以前のドクターは当日細胞診をしたのに)
田澤先生でしたらば、当日に検査されますか？
②都内のレディースクリニックに通っておりますが、乳腺科のドクターは日替りで変わります。
(当日は○○○○の画像診断部のドクターが担当でした)以前行った事がある細胞診では2回検査をやり直しさせられ、異常無しでしたが不安な思いもした事もあり、今後の検査も不信感はぬぐえません。
無理は承知なのですが、専門医で信頼の出来る田澤先生にぜひ見て頂きたいです。
早く白黒ハッキリしたいと強く希望しております。
2ヶ月後の細胞診の前に検査をして頂く事は可能でしょうか？
母子家庭で今後の生活に
不安を抱えたまま過ごすのははとても辛いです。
子供の為にも自分の体は自分で守りたいです。
ハッキリとしたしこりの診断名の説明も無かったので、不安ばかり募る毎日です。
何卒宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
まずは「2カ月後の経過観察」という意義が不明です。
「経過観察」というのは本来「ある期間で変化がないのか？」確認するわけですが、
さすがに「2カ月では（何であっても）変化がなく、無意味」なのです。
要は、「良性との診断」で、あくまでも念の為ならば「半年後経過観察」で十分だし、（逆に）「良悪が心配」ならば、（経過観察期間を短くするのではなく）「細胞診なり組織診を行うべき」なのです。
★つまり、「2カ月間」というのは（経過観察ではなく）「単なる先送り」にすぎないのです。（政治家じゃないんだから…）
「自覚症状としては、右乳房痛がこの春から続いており、心配」
⇒無関係です。
　ご本人が自覚しているように（まさに）「年齢的な女性ホルモン刺激痛」です。
「2ヶ月の経過観察後の細胞診ですが、検査が遅すぎないでしょうか？」
⇒その心配はありません。
　ただし、「無意味な先送り」であることはご指摘した通りです。
「田澤先生でしたらば、当日に検査されますか？」
⇒予約であれば行います。
　★水曜日（激混み）予約外外来では不可能ですが…
「早く白黒ハッキリしたいと強く希望」「2ヶ月後の細胞診の前に検査をして頂く事は可能でしょうか？」
⇒可能です。
　そもそも2カ月後の細胞診など行っても（結局、確定診断とはならず）「経過観察が半年に伸びる」だけで全く無意味なことになるでしょう（私の予測では）
　それよりも私がマンモトームすれば100％確定診断となります。
　秘書メールすれば、（新設した）「マンモトームやＣＥＬＥＲＯなどの生検枠」に案内します。（一般の診察予約よりは格段に早いです）