[管理番号:695]
性別:女性
年齢:49歳
いつもご回答に勇気づけられています。有り難うございます。
マンモ、エコーを経て細胞診を行い、クラス3bとの結果を受け、昨日MRIと切除生検を行い、しこり(しこりをちゃんと作れないような柔らかいものと主治医は仰っていました)を取り出しました。
取り出したしこりを見て主治医が、「良性の可能性もある」と仰っていたのですが、外見だけである程度の判断ができるのでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありません。ご回答よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
細胞診でクラスⅢb⇒切除生検という流れは「嚢胞内腫瘍」でしょうか?(針生検しなかった理由としては)
回答
「外見だけである程度の判断ができるのでしょうか?」
⇒外見というよりは「硬さ」でのコメントだと思います。
(全てでは、ありませんが)癌は「硬い」事が多いのです。
皮膚の上から触っても解り難くても、(摘出したものを触ると)「硬さが良く解る」のです。
質問者様から 【質問2】
早速ご回答いただき有難うございます。
>細胞診でクラスⅢb⇒切除生検という流れは「嚢胞内腫瘍」でしょうか?
がんかもとの不安で動揺してしまい、記憶が抜けているのかも知れませんが、診察中「嚢胞内腫瘍」という言葉は出てきませんでした。
エコーにより乳管内に1cm未満のしこり状のものが発見され(手で触れても全くわかりませんでした)細胞診後、針生検より切除生検の方が確実と薦められました。
MRIで更に乳管外に数ミリのしこりが見つかり、がんの可能性を強く示唆されていたこともあり、摘出後の「しこりを作れないほど柔らかい」、「良性の可能性もある」との主治医の言葉をどう受け止めて良いのか戸惑っております。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「乳管内に1cm未満のしこり状のものが発見され(手で触れても全くわかりませんでした)細胞診後、針生検より切除生検の方が確実」
私には針生検で十分「確実」だと思うのですが…
○切除生検が悪いといっているのではなく、「1cm未満のしこり」を針生検で「きちんと診断してもらいたい」と思っているのです。
「針生検(マンモトーム生検を含む)で殆どの診断が可能となった今」外科的生検とするからには本来「理由」が必要です。
「乳頭分泌」や「嚢胞内腫瘍」「針生検後の確定診断困難」などです。
「小さい」事を理由に「外科的生検」をするのは、どうも気になってしまいます。
♯すみません。 いつもの愚痴がでてしまいました。(質問者に言っているのではないので、お気を悪くなさらないでください)
『摘出後の「しこりを作れないほど柔らかい」、「良性の可能性もある」との主治医の言葉』
⇒癌でも「柔らかいもの」はあります。
担当医のこのコメントは「画像所見との乖離」なのでしょう。
○病理所見の確認が必要です。