[管理番号:7046]
性別:女性
年齢:74歳
病名:
症状:病理検査の結果、右はステージ1、トリプルネガティブ、悪性度3、増殖度が高いタイプ、リンパへの転移なし、がんは残りなく取りきれている、脈管侵襲なし、と診断。
左はステージ1(浸潤性乳管がん)で詳細は検査中です。
先日74歳の母が右の浸潤性乳管がんの摘出手術をしました。
手術の前日の超音波検査で左にも異常があり、左も腫瘍を切除する手術を受けました。
(両側乳がん)
その時、右のみセンチネルリンパ生検査をしました。
病理検査の結果、右はステージ1、トリプルネガティブ、悪性度3、増殖度が高いタイプ、リンパへの転移なし、がんは残りなく取りきれている、脈管侵襲なし、と診断。
左はステージ1(浸潤性乳管がん)で詳細は検査中です。
年明けから抗がん剤治療を開始するのですが、主治医より、左のセンチネルリンパ生検をするかの決断を迫られています。
しておいた方がいいでしょうか。
(主治医はした方がスッキリすると仰っています。)
母は一人暮しなので両腕センチネルリンパ生検をすることで生活に支障がでないか心配です。
両腕した場合、どう注意して生活すればいいでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、センチネルリンパ生検するなら抗がん剤をする前と主治医に言われていて、情報もなく頭を抱えています。
母は将来笑うために抗がん剤も放射線治療も頑張ると申しております。
トリプルネガティブで悪性度も高いし、本人も今まで大病もなく健康な為74歳という年齢を考慮しても、しておいた方がいいと主治医は仰っていました。
手術をした後にリンパ生検をしても正確な結果が得られるのかどうか、主治医に質問したら、腫瘍を大きく取っているわけではないので大丈夫(100%ではないが正確な診断ができる)と仰ってました。
『将来笑う』という母の意志を考えても、先生ならセンチネルリンパ生検をされないでしょうか。
無駄な手術ならしたくないです。
年内の手術ということで、予約を入れてしまったが、後悔したくないので、お早めのご回答をお願できたらと思います。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
同じケースなら…
私は、敢えてセンチネルリンパ節生検を敢えて勧めません。
「①70歳以上」「②腫瘍が十分に小さい」「③腋窩リンパ節も(超音波上)転移を疑わない」
以上の条件が揃っていれば、特に勧めません。
今回のメール内容からは②③は不明ですが、これらの条件を満たす可能性は十分にありそうです。
それならば(最初は3か月→暫くしたら半年)間隔で「主治医が責任をもって腋窩超音波をする」それでいいのです。