[管理番号:4910]
性別:女性
年齢:37歳
初めまして。
よろしくお願いいたします。
乳腺専門医のいるブレストケアセンターでここ数年、年に一度の検診を行なっており、今年は1月に検診を行いました。
嚢胞や微量の石灰化は見られるが経過は問題なしとのことで毎年安心しており、今年1月の検診時も問題はなかったのですが、ふと5月に急に今まで何も指摘されなかった左胸の下あたりにコリコリとしたよく動く米粒大のしこりを発見し、慌てて再受診しました。
その結果、この手に触れるしこりは新しくできたもので、乳腺線維腺腫の特徴を画像上確認とのこと。
大きさは8ミリ程度とのことでした。
ただしこりが小さく悪性か良性かの判断が確実には難しい場合もあるので3ヶ月後の経過観察で再受診と言われました。
こちらのサイトで勉強していたこともあり、30代後半で新しくできたしこりは注意が必要との知識がありましたので、針で検査をする必要はありませんか?と先生に聞いたら、この内容では針は差しませんと言われました。
ただ悪性とは言い切れないとの言葉に恐れおののいております。
しこりが皮膚の近くにあることと、ちょうど肋骨の上あたりにあるため、容易に触れることができるので毎日触っているのですが、大きくなったような、硬くなったような気もしてしまい毎日不安な日々をすごしています。
また診察中に、血流が多い胸だねといわれたことと(しこりの中にも血流があった?)、全体的に柔らかいしこりだけど一部硬い部分もある。
(色をつけて見せてくださいました。概ね赤色で下のふちの部分が緑と青だったような気がします。)と言われたことがひっかかっていて、実は悪いものなのではないか…と気になって夜もなかなか眠れません。
しこりがある方の胸は診察以降ずっと痛みます。
とくに脇のあたりの乳腺がある場所がズキズキ痛むのです。
同い年の友人を乳がんで亡くしたので、乳がんに対してかなりの恐怖心があるのと、元々心配性なのも影響しているかもしれませんが、先生のご意見を伺いたいです。
悪性の可能性もありますでしょうか。
先生に針検査をお願いした方が良いと思われますか?
どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
ひとつ確認したいのは「今年1月の検診時も問題はなかった」という「この検診の内容」です。
もしも、その「検診の内容」が「マンモのみ」であったら、「マンモには写らなかっただけで、本当は其の前から存在していた」という可能性があるからです。
「30代後半で新しくできたしこりは注意が必要」というのは、あくまでも「それまでにエコーをしている」ことが前提となります。
「この内容では針は差しません」
⇒誤りです。
良悪の判断が確実には難しく「3カ月後に経過をみる」くらいなら針生検すべきです。
「悪性の可能性もありますでしょうか。」
⇒「針は刺せません」と言い切るからには「悪性の可能性は低い」とは想像します。
「先生に針検査をお願いした方が良いと思われますか?」
⇒ただ、「心配な3カ月」を過ごすよりは、(予約状況的には)8月?にはなるかもしれませんが、私が確定診断した方が明らかにいいと思います。
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