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線維腺腫、将来的に他の疾患の可能性

[管理番号:992]
性別:女性
年齢:19歳
こんばんは!
田澤先生へ。
夜遅い時間に失礼しますm(_ _)m
右胸に2cm未満の線維腺腫があります。インターネットで詳しく調べていたら女性特有の疾患ということで、卵巣がんの記事も出てきました。卵巣がんは早期発見が難しいそうで、線維腺腫の経過観察中ということもあり精神的にもろくなっており、とても怖くなってしまいました。
・線維腺腫がある人は将来的に卵巣がんのリスクも上がりますでしょうか?
・(乳がんではありませんのでお答えしていただけるかわからないのですが)卵巣がんの定期検診も、乳がんの定期検診と同じように家系でかかった者がいなくても受けておいたほうが良いでしょうか?(10代でも必要でしょうか?)
もしよろしければよろしくお願いいたします!m(_ _)m
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 線維腺腫は「若い女性によく起こる良性腫瘍」です。
 乳癌とは無関係なのでご安心ください。
 「卵巣癌」ですね。
 専門外なので、私の「解る範囲内での回答」となることを了承してください。

回答

「線維腺腫がある人は将来的に卵巣がんのリスクも上がりますでしょうか?」
⇒それはありません。
 
「卵巣がんの定期検診も、乳がんの定期検診と同じように家系でかかった者がいなくても受けておいたほうが良いでしょうか?」
⇒子宮がん検診のついで(追加検査として)経膣超音波がいいようです。
 卵巣癌の検診は厚生労働省のガイドラインによる「がん検診の対象外」となっています。
 それには「有用な検診胞が現時点で解っていない」こともあるようです。
 また、もともと日本では低頻度だった(但し、増加傾向にあるようです)ことも背景にはあります。
 
「10代でも必要でしょうか?」
⇒さすがに10代では不要でしょう。
 卵巣癌は40歳代から急増して50歳代前半にピークを作る(乳癌と似ています)ようなので、「子宮がん検診をうける年齢」となった際に、「追加検査としてチェック」してもらいましょう。