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石灰化と腫瘤

[管理番号:1646]
性別:女性
年齢:41歳
初めまして。HP拝見させて頂いています。
41歳。妊娠・出産経験はありません。
初潮は11歳。近親者に乳がん患者はおりません。
5年ほど前から、毎年、乳がんドックを受けています。
マンモグラフィとエコーです。
右胸に以前から良性の「のう胞」があるのは指摘されていましたが、結果は「軽度所見あるも健康扱いです」になっていました。
今年10/9に検査を受けて、10/20に結果が郵送されてきたのですが、
左胸:マンモグラフィ、エコー共に異常なし。
右胸:マンモグラフィ→良性、しかし悪性否定できず(石灰化集まり)
:エコー→良性、しかし悪性否定できず(低エコー腫瘤)
で、「医療機関を受診して下さい」と紹介状が入っていました。
10/22に市内の総合病院の乳腺外科で精密検査を受けました。
去年まではなかった石灰化(4ミリくらいと言われました)と腫瘤?しこり?怪しい物があると言われ、その日のうちに針生検を受けました。
田舎なので大きな病院がなく、検査を受けた病院も乳腺外科の先生は1人しかいなくて、しかも部長先生は退職したらしく、若い先生1人だけでした。
紹介状はすでに封をされていたので、自分で見ることが出来ず、自分では石灰化と低エコー腫瘤があるという情報しかなく、初めて診察を受けた時も、先生からはあまり詳しい説明がなく、素人の私には石灰化って何?低エコー腫瘤って何?
というレベルで、正直初対面の印象はあまりよくありませんでした。
「怪しい物がある」「癌の可能性があるので検査受けて帰って下さい」とだけ言われ、何の検査かの説明もろくに聞けず、案内されるまま、麻酔をして、切開して、組織を採取されました。
家に帰って自分で調べて自分が受けた物は「針生検」という物だと知りました。
検査の説明もほとんどなかったので、家に帰ってから胸が真っ青というか真っ黄色に変色し、検査を受けるまではなかったしこり?塊が出来ているのに気が付いて、自分の胸があまりにグロテスクで、どうしていいかわかりませんでした。
これも自分で調べて「内出血することがある」「稀に血腫が出来ることがある」とわかりましたが、検査前にそのような説明は全くありませんでした。
肝心の検査結果ですが…
11/2に結果を聞きに行って、「今回の検査では陰性でした」
「癌ではありません」とのことでした。
ですが、石灰化や腫瘤はなくなることはないとのことで「経過観察」となりました。
それって、結局、「現時点では癌ではないけれど、将来的にはどうなるかわからない」ということでしょうか?
経過観察で新しく出来た物、増えた物を見過ごさないようにしていくしか方法はないということでしょうか?
腫瘤の正体が何だったのか?よくわからない物をずっと持ち続け、数カ月ごとの検査のたびに今回のような思いをしなければいけないのでしょうか?
検査結果を待っている間、食べれないし、眠れないし、待つしかないとわかってはいるのですが、何も手につかず、生きた心地がしませんでした。
そんな思いをこれから先もずっとしなければいけないのでしょうか?
先生は「白黒ハッキリしたいよね?MRIしようか?」と言って下さり、私も早くハッキリさせたかったし、安心したかったので、検査受けたかったのですが、腎疾患があるので造影剤が使えないと言われ、造影MRIは出来ませんでした。
「マンモトーム」って方法もあるけど、今の時点ではする必要ない、経過観察で良いと言われたのですが、本当にそれで大丈夫なのでしょうか?
触診では異常なしですが、マンモグラフィ、エコー共に引っかかってしまい、確実に石灰化と腫瘤はあるようなので、造影MRIが出来ないまま、数カ月放置しても大丈夫なのか心配です。
「マンモトーム」したほうが良いでしょうか?
今はまだ内出血と大きな血腫があるので、今の状態でマンモで挟まれると更に血腫が出血してしまうのではないか?とも
思ってしまいます。
内出血や血腫はどのくらいで消える物なのでしょうか?
検査前にはなかった塊?なので、それがまた心配になってしまいます。
担当の先生を信用していない訳ではありませんが、説明不足な感じがどうしても消えず、この先生を信頼して一生、自分の体を預けられるか?と言われると微妙です。
乳腺外科の先生も1人しかいないので、ある意味この先生が判断を誤ると総崩れです。
経過観察で次回2月にまたエコー検査をする予定です。
その時にマンモトーム、お願いしたほうが良いでしょうか?
長文になりましたが、宜しくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
メール内容を読みました。
「怪しいもの」「癌の可能性があるから」
⇒検査精度が問題となってきます。
 私もつい最近経験したばかりですが、「○○ガンセンターの若い医師」が(バネ式)針生検して「良性、経過観察」という部位を先日マンモトーム生検しましたが、「癌」でした。
 あってはならない事だとは思いますが、「これが現実」なのです。
 質問者を脅かすつもりは毛頭ありません。ただご本人が不安に感じている事も、そこなのだと思います。

回答

『それって、結局、「現時点では癌ではないけれど、将来的にはどうなるかわからな
い」ということでしょうか?』
⇒本来は「組織診断は確定診断」であり、「良性病変と証明」されれば、「良性が悪性に変化する事は無い」となります。
 つまり、「組織診断をすれば、経過観察は不要」な筈です。
 ○私は(バネ式であれ、マンモトームであれ)「組織診断をして良性と確定」した病変については「経過観察とはしていません」
 
 「良性でも経過観察」となると「自分の針生検の精度に自信が無い(上手く採取できたのか確信が持てない)」という可能性があります。(あくまでも私個人の見解です)
 
「経過観察で新しく出来た物、増えた物を見過ごさないようにしていくしか方法はな
いということでしょうか?」
⇒「石灰化」に関しては「ステレオガイド下マンモトーム生検をしない」かぎり、そ
うなります。
 ただ、「腫瘤にしろ、石灰化にしろ」それぞれを、きちんと「組織診断」することで「経過観察は不要」となります。
 
「腫瘤の正体が何だったのか?よくわからない物をずっと持ち続け、数カ月ごとの検査のたびに今回のような思いをしなければいけないのでしょうか?」
⇒きちんとした「組織診断」がなされれば「腫瘍の正体」も「はっきりする」筈です。
 その上で、「摘出が必要」ならば、「摘出」すればいいのです。
 
「先生は「白黒ハッキリしたいよね?MRIしようか?」と言って下さり、私も早くハッキリさせたかったし、安心したかったので、検査受けたかった」
⇒MRIは診断のために使うべきではありません。
 「組織診断で確定」させるべきであり、(MRIで癌が疑われなかったから。という理由で)「誤診を生む」原因となります。
 
「「マンモトーム」って方法もあるけど、今の時点ではする必要ない、経過観察で良いと言われたのですが、本当にそれで大丈夫なのでしょうか?」「マンモトーム」したほうが良いでしょうか?」
⇒石灰化については「その画像所見」を見ない限り「判断する事は不可能」です。
 どの程度の石灰化なのか? 
 ただ、「検診要精査」ならば、「カテゴリー3の範疇」だとは思います。
 3割以上の(癌の)確率があるのであれば、積極的に「ステレオガイド下マンモトーム生検」を(私は)勧めます。
 
「内出血や血腫はどのくらいで消える物なのでしょうか?」
⇒その程度が不明なのでコメントは困難ですが…
 1か月~2カ月程度でしょう。
 
「経過観察で次回2月にまたエコー検査をする予定です。その時にマンモトーム、お願いしたほうが良いでしょうか?」
⇒そもそも、その施設でその医師が「ステレオガイド下マンモトーム生検できる
か?」不明な所があります。
 「所見の程度が不明」なので、踏み込んだコメントはできませんが…
 不安でいるよりも「確定診断つけるべき」と私は思います。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日は支離滅裂な相談の内容に丁寧にお答え頂き、本当にありがとうございます。
管理番号:1646の者です。
先生からのご回答を拝見し、追加で質問宜しいでしょうか?
先生のご回答を見て
⇒本来は「組織診断は確定診断」であり、「良性病変と証明」されれば、「良性が悪性に変化する事は無い」となります。
つまり、「組織診断をすれば、経過観察は不要」な筈です。  ○私は(バネ式であれ、マンモトームであれ)「組織診断をして良性と確定」した病変については「経過観察とはしていません」
というところが特に気になりました。
先日、私が受けた「針生検」は本来、「確定診断」であり、その結果「陰性」「癌ではない」と言われたのであれば、経過観察にはならないということですよね?
「陰性」「癌ではない」と言われたけれども、経過観察となるのは、やはり田澤先生の言う通り、担当の先生は100%の自信がない…完全に白になった訳ではないということでしょうか?
今ある「石灰化」と「腫瘤」に関しては「陰性」「癌ではない」けれど、そういう物が出来やすい体質?気を付けておかなければいけないので、経過観察ということでしょうか?
すみません…担当の先生に聞けばよかったのですが、何せ急なことで頭が真っ白でとても平常心が保てるような心情ではなかったもので、その時に頭が働かなくて…
私の場合、マンモでの石灰化、エコーでの腫瘤、どちらもあるのですが、それはそれぞれに対して「組織診断」が必要ということでしょうか?
先日の針生検はエコーをしながらだったので「腫瘤に対して行われた」と考えて良いですか?
⇒石灰化については「その画像所見」を見ない限り「判断する事は不可能」です。
 どの程度の石灰化なのか? 
 ただ、「検診要精査」ならば、「カテゴリー3の範疇」だとは思います。
 3割以上の(癌の)確率があるのであれば、積極的に「ステレオガイド下マンモトーム生検」を(私は)勧めます。
↑は田澤先生のおっしゃる通り、マンモもエコーもカテゴリー3でした。
まとまりのない文章になってしまいましたが、
・マンモでの石灰化
・エコーでの腫瘤
それぞれに対しての組織診断(確定診断)が必要ということですよね?
石灰化にはステレオガイド下マンモトーム
腫瘤には超音波ガイドマンモトーム
の2つの検査を受ければ間違いないでしょうか?
もちろん、受ける病院や医師にはよると思いますが。
乳がんの治療には長い年月がかかると聞きます。
術後が大事だとも聞くので、通院するのに数時間もかかる病院よりは近くの…と思ってしまいます。
前回書きましたが田舎なので、そもそも「乳腺外科」がある病院がありません。
それでもセカンドオピニオンというか、今回の受診した病院での組織診断の結果を考えると、数時間かけてでも別の専門病院で再検査したほうが良いのかな?とも思います。
ただ、そのような専門病院は「一時診療」を受け付けていないところが多く、ドックでの紹介状は今の病院を受診する時に提出してしまったので手元にありません。
そういった場合、例えば今回の検査のフィルムなど通常貸し出してもらうことは出来るのでしょうか?
もう1度最初からすべての検査をやり直しですか?
田澤先生に診てもらいたいのはやまやまなのですが、流石に九州なので、ちょっと考えてしまいます…
⇒不安でいるよりも「確定診断つけるべき」と私は思います。
私もそうしたかったです。
そのための針生検だと思っていました。
だけど結果は何だかあやふやなまま…
早く安心して普段通りの生活をしたいので、
石灰化にはステレオガイド下マンモトーム
腫瘤には超音波ガイドマンモトーム を今回とは別の病院で受ける…というのが1番の解決方法でしょうか?
マンモトームはどちらか1種類ではダメですか?
一応、今の病院でもステレオガイド下マンモトーム生検は受けられるみたいです。
乳腺外科の医師が1人しかいないので、担当医は変わりませんが…
担当医にはこのようにわからないことをゆっくりと質問出来るような診察の時間もないので、こちらのサイト、ものすごく心強いです。
また長文になってしまい申し訳ありません。
ご回答、お待ちしております。
追伸:
1つご検討して頂ければ…と思うことがあるのですが…
仕事をしていたりすると、どうしてもゆっくりとPCを開けるのが夜になってしまいます。
質問は1日20件までなので、朝9時に質問が出来ないと、ずっと質問をしたくても出来ないです。
私も何度かサイトを開いてみましたが、受付が終わっていました。
例えばですが、受付を朝と夜に10件ずつわけるとか、何かいい方法はありませんでしょうか?
(反対に9時の方が都合の良い方、申し訳ありません)
ボランティアで時間を割いて回答して下さっている田澤先生に、これ以上を望むのは恐縮なのですが、同じように思っている方もいらっしゃるのではないかな?と思い書いてみました。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
勿論、私は「担当医の心理を読む」ことができる訳ではありません。
なので、今回の回答は「私の独り言」と解釈してもらって構いません。

回答

「担当の先生は100%の自信がない…完全に白になった訳ではないということでしょうか?」
⇒そのように「私は」感じます。 勿論、単に「凄く慎重なだけ」かもしれません。
「そういう物が出来やすい体質?気を付けておかなければいけないので、経過観察ということでしょうか?」
⇒それは「厳密には」経過観察とはいいません。
 あくまでも「其の病変の経過観察」のように「私には」思えます。
 
「マンモでの石灰化、エコーでの腫瘤、どちらもあるのですが、それはそれぞれに対して「組織診断」が必要ということでしょうか?」
⇒そう思います。
 別々の病変であれば、それぞれ別々に組織診が必要です。(石灰化が本当にカテゴリー3ならばですが…)
 
「先日の針生検はエコーをしながらだったので「腫瘤に対して行われた」と考えて良いですか?」
⇒その通りです。
 石灰化は「マンモグラフィーでの所見」であり、「マンモグラフィーガイド下(ステレオガイド下)マンモトームで診断すべき」ものなのです。
 
「石灰化にはステレオガイド下マンモトーム 腫瘤には超音波ガイドマンモトームの2つの検査を受ければ間違いないでしょうか?」
⇒まさにその通りです。
 
「そういった場合、例えば今回の検査のフィルムなど通常貸し出してもらうことは出来るのでしょうか?」
⇒できます。
 ご自分の「フィルム」なのだから、「当然の権利」なのです。
 
「もう1度最初からすべての検査をやり直しですか?」
⇒そんな必要はありません。
 マンモは「フィルムを借りれば十分」で、超音波はそもそも「独自に行う」必要はあります。
 
「石灰化にはステレオガイド下マンモトーム 腫瘤には超音波ガイドマンモトーム
 を今回とは別の病院で受ける…というのが1番の解決方法でしょうか?」
⇒その通りです。
 
「マンモトームはどちらか1種類ではダメですか?」
⇒駄目とは言いませんが、「石灰化はステレオガイド下マンモトーム以外では無意味」です。
 「しこりは、本来(バネ式)針生検でもいい」とは思いますが「一度(バネ式)で失敗している」以上、「やるならマンモトーム」でしょう。
 
「例えばですが、受付を朝と夜に10件ずつわけるとか、何かいい方法はありませんでしょうか?」
⇒検討します。
 システム上、可能な事か「システム管理者」との協議が必要となります。
 もともと「制限などつけなくても、1日10件前後」で長い事推移していたもので、
私も「今の状況についていけていません」
 暫し時間をください。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、ご無沙汰しております。
昨年、何度かご相談にのって頂いた者です。
今回、また質問したいことがあり、ご連絡をしました。
前回の質問 石灰化と腫瘤 [管理番号:1646]です。
これまでの経緯としては、[管理番号:1646]に書いた通りで、その後の事なのですが…
昨年の11月に県内の別の病院で再検査を受けました。
県内では乳腺外科が充実している病院のようです。
そちらの病院で改めてマンモグラフィーとエコーを受けて来ました。
その結果、マンモグラフィーに関しては特に異常なし、エコーも最初の病院で腫瘤だと言われていた物(それを針生検しています)を「線維線種」だと言われました。
「これは線維線種なんだけど、一体どこを生検したのかしら?」と不思議がっていました。
再検査をした病院では「軽度所見あるも健康扱い」という診断で、うちならば1年に1回の健診に戻しますと言われました。
ただ、1度針生検しているので、3ヵ月健診(最初の病院では経過観察で3ヵ月後ということでした)はきちんと受けて下さいねと。
そして今年の2月に経過観察の再検査を受けました(今回はエコーのみでした)
担当医からは「変化なし」と言われ、更に6ヵ月後(8月)に再度マンモグラフィーとエコーの検査をすることになりました。
乳腺外科では検査結果などは一切頂けないのですが、総合病院なので他のかかりつけの科の先生が2月のエコーの検査結果をプリントアウトしてくれました。
「変化なし」と言われたので安心していたのですが、後日頂いた検査結果を見て、また不安になりました。
以下、2月のエコーのレポート内容です。
臨床診断/症状:右乳房下外側部乳Kの疑い
検査目的:右乳房D領域に腫瘤指摘3ヵ月後followです。
所感
*前回2015年10月(上旬)日と比較しました。
(右乳房について)
●D領域の形状やや不整な充実性腫瘤は、約3.9×3.5×5.3mm
サイズ、性状共に変化はありません。
そのすぐ内側にも、形状やや不整な腫瘍様エコーが認められます。
サイズは約4.5×3.3×3.7mmくらいです。
これは乳腺組織の一部の可能性があります。
その他、嚢胞がいくつか認められます。
B領域の径2.5×2.0mm程の腫瘤は内部の抜けがやや悪く、混濁嚢胞の可能性もあります。
(左乳房について)
●C領域に、径3.8×1.7mm、径3.2×1.6mm程の腫瘤様エコーが認められます。
乳腺の一部の可能性がありますが、線維線種などの可能性も否定できません。
●左右腋窩に、有意な腫大リンパ節は認められません。
以上です。
担当医からは「変化なし」とだけ告げられたのですが、素人の私から見ると腫瘤が増えている?のではないかと思います。
針生検をしたのは右のD領域のものだと思うので、その時点では他の腫瘤(ましてや左乳房などには)なかったと思います。
人間ドックの結果がそうなっていましたから。
更に6ヵ月後の今月、数日前に再検査を受けて来ました。
今回はマンモグラフィーとエコーの両方です。
まず、マンモグラフィーですが、以前あった石灰化が消えているそうです。
普通、石灰化はなくならず、残るそうなのですが、以前あった石灰化がなくなっていると言われました。
エコーですが、また検査結果はもらえていないので詳細が分かりませんが、1番怪しい腫瘤?右のD領域は「変化なし」ということで、悪そうなものも見当たらないとのことでした。
ですが…また経過観察で6ヵ月後に検査(次回はエコーのみ)の予約を入れられました。
針生検までしていて、癌ではないと判断されたにもかかわらず、検査のたびに経過観察になるのはどうしてでしょうか?
以前、田澤先生は組織診断をして良性だと判断した場合、その後の経過観察は入れないとおっしゃっていました。
担当医はそうではないのでしょうか?
「次は何ヵ月後。次は何ヵ月後」で、なんだか、いつまで経っても心から安心することが出来ず、本当のところどうなの?と思ってしまいます。
しかも、そのことを担当医に伝えると「だったら、取ってしまうしかないよね」と言われました。
一瞬、何のことだかわからなかったのですが、「取ってしまう」ということは、「乳房を切除する」という意味ですよね?
診察室で担当医をぶん殴ってやろうかと思うくらい、屈辱でした。
若い男性医師にはわからないでしょう。
何十人も何百人も、もしかしたら何千人もの患者を診ていて、きっと顔と名前、病状も一致していない、その程度だと思います。
現在の病院に乳腺外科の医師は彼1人。
転院したいですが田舎なので乳腺外科自体がありません。
再検査を受けた病院は専門のようですが、片道3時間ほどかかり、通院するのも大変です。
田澤先生はエコーの結果を見て、率直にどう思われますか?
担当医の検査等の方法は間違ってはいないのでしょうか?
長文になりましたが、宜しくお願いします。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
質問者の気持ちは良く解ります。
何故なら、全く同様に感じて当院を受診しマンモトームで解決している方が多いからです
(残念ながら「癌と判明」する方も少なからずいらっしゃいますが、「100%良性」となり、ようやく「長い不安から解放される」方も多いのです)
私は九州にお住まいの質問者を(強引に)「受診を勧めている」わけではありません。
ただ、方法はあることは心に留めておいてください。
「(右乳房について)●D領域の形状やや不整な充実性腫瘤は、約3.9×3.5×5.3mmサイズ、性状共に変化はありません。」「そのすぐ内側にも、形状やや不整な腫瘍様エコーが認められます。」
⇒これは、「技師のエコー」ですね?
 担当医は「自分でエコー」していますか?
 「技師のエコーだけで判断」(サイズが小さいから万が一の時にもそれ程支障はないと考えていそうですが…)するのは誤りです。
 ○「不整形」とあるのだから「当然、組織診すべき」と思います。
   ただ、その「若い(自分でエコーもしないような)医師」は5mmの組織診はしない(できない)のかもしれません。
「(左乳房について)●C領域に、径3.8×1.7mm、径3.2×1.6mm程の腫瘤様エコーが認められます。乳腺の一部の可能性がありますが、線維線種などの可能性も否定できません。」
⇒これは技師エコーらしい所見ですね。
 本当に「所見」なのか、やはり「医師が責任を持って自らエコーすべき」と思います。
「普通、石灰化はなくならず、残るそうなのですが、以前あった石灰化がなくなっていると言われました。」
⇒無くなる事はあります。(そんな事を言っているのですか? 明らかに経験不足です)
 癌と無関係ならば(分泌型など)吸収されてしまう事は「ザラ」にあります。
 ○ただし、(その石灰化の原因は)癌では無いことは、これで確定です。
「針生検までしていて、癌ではないと判断されたにもかかわらず、検査のたびに経過観察になるのはどうしてでしょうか?」
⇒それは「画像所見が良性とはいいきれない」からです。
 そして「その(他人が行った)針生検結果を信頼できない」ということだと思います。(私も自分以外の針生検結果を信頼する事はできません)
「以前、田澤先生は組織診断をして良性だと判断した場合、その後の経過観察は入れないとおっしゃっていました。担当医はそうではないのでしょうか?」
⇒上記コメント通りです。
「だったら、取ってしまうしかないよね」と言われました。」
⇒ここは(実際は不明ですが)
 「乳房を切除する」と言う意味ではなく「其のシコリだけを切除(外科的生検)」という意味だと解釈してあげましょう。
「田澤先生はエコーの結果を見て、率直にどう思われますか?」
⇒不整形なのだから、(前医の針生検結果に信頼ができない以上)「マンモトーム生検ではっきりさせてあげるべき」です。
「担当医の検査等の方法は間違ってはいないのでしょうか?」
⇒この手の医師は数多くいます。
 経過をみて「大きくならない限り」組織診をしようともしない。
 結局、それでは『いつまで経っても、組織診が上手くならない』のです。

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