[管理番号:4757]
性別:女性
年齢:39歳
こんにちは
39さい
二人の子がいます。
先日、マンモグラフィとエコーを、うけたら左胸に石灰化が二ヶ所みつかりました。
ひとつは乳頭、ひとつはマンモグラフィギリギリ?
機械で挟めるはしっこですこし切れてうつってました
先生にはもしこれがガンならその石灰化と石灰化をむすぶいまなにもうつってない中間部分にもなにかしらある
といわれました。
エコーにもマンモグラフィにもうつらないガンはあるのでしょうか?
今度マンモトーム検査をするのですが、そのときは石灰化の場所二ヶ所ともとり、そなあいだの怪しかったら何かしらある間も細胞をとったりするのでしょうか?
もし、ガンとなった場合、手術になったとき、場所がはなれていると、全摘などの可能性もあるのでしょうか?
マンモトームまで期間があるので不安です。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
まずは「癌に伴う石灰化(壊死型石灰化)」についてお話します。
トップページの「石灰化」の「壊死型石灰化」をまずは参照してください。
乳癌が乳管内に発生して、それが乳管内に拡がっていくイメージが湧きましたか?
乳管内に癌細胞が充満したからといっても、その全ての部位で石灰化が起こるわけではありません。
○末梢のA地点で癌細胞が発生し、それが乳頭方向へ拡がっていく途中で、A地点で石灰化が生じ、さらに乳頭に近い部位(B地点)でも石灰化が生じた。
これを質問者は見ているわけです。
「先生にはもしこれがガンならその石灰化と石灰化をむすぶいまなにもうつってない中間部分にもなにかしらあるといわれました」
⇒上記で理解できましたか?
末梢のA地点と乳頭そばのB地点は「乳管内病変(非浸潤癌)で連続」しているのです。
「エコーにもマンモグラフィにもうつらないガンはあるのでしょうか?」
⇒「乳管内を拡がっている間」には画像診断で解らないことは良くあることです。
今回の場合は(もしも、それが癌であるならば)たまたま、石灰化を起こしたから「その存在をしることができた」ということなのです。
「そなあいだの怪しかったら何かしらある間も細胞をとったりするのでしょうか?」
⇒間はとりません。
何故なら「石灰化という目印」が無いからです。(目印が無い限り、どこを取ればいいかは解らないからです)
この場合には「2箇所とも採取」するのが理想であり、(場合によっては)「1箇所だけ採取」して、それ以外の部位は(石灰化の形態が酷似していることにより)「暫定的に同じ病変と判断」することもあります。
「場所がはなれていると、全摘などの可能性もあるのでしょうか?」
⇒違います。
冒頭で説明したように、「あくまでも同じ乳管系」なのです。
部分切除(その乳管系を乳頭部から末梢まで完全に含むような)でいいのです。
質問者様から 【質問2】
前回石灰化についての質問したものです。
丁寧な回答ありがとうございました
2日前石灰化部分マンモトームをうけてきて、いま検査結果まちです。
石灰化の二ヶ所のうち、左上部の石灰化は淡くて難しいのと、二ヶ所同時だとあまりよくないのもあるから、乳頭に近いはっきりした部分を、取りますといわれました。
とれなかったほうもだいたい関連づいてるからと。
淡い方はとれなくても顔つきそんなにわるくないようにみえる。
とのことでした。
顔つきというのは石灰化の形や散らばり、大きさのことですか?素人がエコーを、みて明らかにかたちの、ちがいがわかるものなのでしょうか?
また、この日、前回線維腺腫(健康診断のときは石灰化が要検査となって、線維腺腫のしてきは初回はありませんでした)を細胞診したのですが、前回細胞を吸引?してるとき、細胞うごくし多分大丈夫だと、おもうけど、念のためね、ただ2割はガンの可能性があります。
といわれたのですが、
今回その結果が、疑陽性でした。
クラスはわかりません。
その線維腺腫は石灰化を、とれなかった淡い石灰化のちかくにあります。
かたちは葉っぱみたいな?まるをつぶした楕円形にちかいです。
今回のマンモトームの結果次第で線維腺腫のエコー下マンモトームと、MRIをとるとのことでした。
なんだか悪い確率のほうばかりに傾いていて結果まで不安でたまりません。
もし、今回マンモトームの結果ガンだとしたら、流れてきには
線維腺腫のエコー下マンモトーム?
MRIとなるのでしょうか?CTなどあるのでしょうか?
そもそもMRIやCTはマンモトームなどでガンと確定しているのに、どういった意味合いでするのでしょうか?ほかの体の部位の転移の意味合いでしょうか?
また、脇の下?胸の左下横が痛むきがするのですが、エコー、マンモグラフィで胸の部だけしかうつせませんが、リンパにポツリとガンができるということはあるのでしょうか?うろ覚えなんですが、どこかのサイトで乳房に線維腺腫があって、リンパにも線維腺腫らしきものがあって1%の確率であることも…みたいなことをみたのですが。
よろしくお願いいたします
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
マンモトームの結果がでてから考えましょう。
あまり過程の話ばかりしても全体像が見えてきません。
「そもそもMRIやCTはマンモトームなどでガンと確定しているのに、どういった意味合いでするのでしょうか?」
⇒MRIは手術のための「拡がり診断」です。
CTは不要です。(万が一癌であるとしても、当然早期なので)絶対にCTを受けてはいけません。(CTの被爆を軽視してはいけません)
「ほかの体の部位の転移の意味合いでしょうか?」
⇒それは絶対にありません。
「また、脇の下?胸の左下横が痛むきがするのですが、エコー、マンモグラフィで胸の部だけしかうつせませんが、リンパにポツリとガンができるということはあるのでしょうか?」
⇒この状況(石灰化だけが所見)でリンパ節転移の確率は相当低いので心配する必要は全くありません。