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石灰化

[管理番号:3982]
性別:女性
年齢:34歳
はじめまして。
いつも拝見しております。
私は34歳で、子供が2人おります。
20歳頃から線維腺腫があり、経過観察とともに乳がん検診は毎年受けておりました。
(○○クリニックにて。
線維腺腫は以前針生検を受けて
おり線維腺腫だと確定しております。
大きさは1.3cm程度で14年間変化はありません)
今年9月(上旬)日、2年ぶりにマンモグラフィーを撮り集簇性石灰化を指摘されました。
その石灰化は線維腺腫と重なっていたため、線維腺腫の石灰化か癌による石灰化が判断がつかず、半年後の経過観察を勧められましたが、私の希望で田澤先生が前にいらっしゃった公○病院に紹介状を書いていただきました。
すぐに公○病院に電話しましたが、予約は1番早くて11月(上旬)日…
先日ようやく受診いたしました。
マンモトームを受けられると思っていたのに、そのときの診察ではマンモグラフィーとエコーのみで、マンモトームの予約はまた1ヶ月半後になりますと言われました…
今までも2ヶ月経ってしまったのに、さらに1ヶ月半待つのは大丈夫なんですか?と先生に伺いましたが大丈夫ですとのことでした。
ちなみにこのときは2方向からマンモグラフィーを撮ったのですが、なんと線維腺腫とは反対側に石灰化があったのです。
線維腺腫は右胸の乳首左側、石灰化は右側にありました。
○○クリニックでは1方向からしか撮りませんでしたのでちょうど
線維腺腫と重なっていたように見えてしまったようです。。。
経過観察になんてしなくて本当に良かったと心底思いました。。。
公○病院でのエコーでは線維腺腫はもちろん映りましたが、石灰化の場所には何も映りませんでした。
ここで問題が発生しました。
私は非常に胸が薄く、マンモトームするには最低2cmの厚みが必要だが、今日のマンモグラフィーを見ると1.6cmだったため、麻酔で胸を膨らませたりして頑張ってはみるけど、もしかしたらできないかもと言われました。
そのときは外科的生検になりますと。
私としては外科的生検になるのは構いません。
でもまたさらに予約のために1ヶ月2ヶ月と先延ばしになってしまうかも
しれないということが不安で不安でたまりません。
私よりも緊急性が高い方がたくさんいるであろうことはもちろんわかっております。
それでも、悪性だとしてもせっかく早期に見つかったのに、この数ヶ月で悪化してしまったらどうしようと思ってしまいます。
今からでもマンモトームではなく、初めから外科的生検にしてくださいと言うべきなのか…
そんなことできるのかもわかりませんが…
何が最善の策なのかわかりません。
田澤先生はどう思われますか?
どうかご教示ください。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「公○病院でのエコーでは線維腺腫はもちろん映りましたが、石灰化の場所には何も映りませんでした。」
⇒ひとまず緊急性は無いという事です。
 ゆっくり構えて大丈夫です。
「マンモトームするには最低2cmの厚みが必要だが、今日のマンモグラフィーを見ると1.6cmだったため、麻酔で胸を膨らませたりして頑張ってはみるけど、もしかしたらできないかも」
⇒今、誰がST-MMTをしているのかにもよりますが…
 「マンモに写っている石灰化で採れない者は無い」というのが、私が公○時代に実感した言葉です。
 ○実はST-MMTはレントゲン技師さんの技術がとても重要です(乳腺の挟み方とか…)
  その点、公○病院のレントゲン技師は「私と共に、数年間、ありとあらゆる難関をくぐりぬけてきている」猛者達です。(この3年間で技師さんが変わっていなければ)
  普通に採れると思いますよ。
「今からでもマンモトームではなく、初めから外科的生検にしてくださいと言うべきなのか…」「田澤先生はどう思われますか?」
⇒マンモトームを長年やってきた私のコメントとしては…
 「マンモトームで大丈夫。」ということです。
○ST-MMTが「1カ月半待ち」などいい方だと思います。
 現在の江戸川では3カ月位でしょうか? それでも(超音波で見えないような)石灰化病変は大丈夫です。