Site Overlay

セカンドオピニオン

[管理番号:2725]
性別:女性
年齢:47歳
田澤先生、おはようございます。
宜しくお願いします。
先日、両胸に痛みや張りを2カ月程感じており、近所の乳腺外科クリニックを訪れました。
ここ2年程、定期検診を受けてなかったので、検診を兼ねて診察をして頂いたところ、マンモで気になる影があり、超音波でも確認したとかろ、良性か悪性かはっきりしないしこり?があるとのことで、針生検(バネ)を(下旬)日にして、現在結果待ちです。
自分ではしこりも感じませんし(クリニックの先生も感じないとのこと)、痛みや張り以外に自覚症状がなく、しかもここ2年程生理不順で出血が止まらないなど、ホルモンの乱れの影響かと思いましたが、年齢的に心配でもあり、クリニックを訪れました。
針生検しましょうと言われて頭が真っ白になり、ネット検索したところこちらに出会い、先生の回答で少しずつ現実を受け入れられるようになりました。
結果待ちですが、結果によっては、是非田澤先生の診察を受けたいと思っておりますが、その際の予約等教えて頂きたく、宜しくお願いします。
また、痛みや張り以外に自覚症状がなくても癌であることもあるのでしょうか?
まとまりがなくて申し訳ありませんが、宜しくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「両胸に痛みや張り」
⇒これ自体は(年齢的にも)「女性ホルモンによる刺激症状」です。
 今回の「しこり」とは無関係です。
 
「マンモで気になる影があり、超音波でも確認したとかろ、良性か悪性かはっきりしないしこり?がある」
⇒非常に気になります。
 年齢的には「癌の可能性」を考えなくてはなりません。
 逆に言えば「曖昧な結果のまま、経過観察」となることは避けるべきです。
 ♯ このQandAをやっていると、「いかに、(巷では)曖昧なまま経過観察となり、その挙句に(大きくなってから)癌と診断される事が多いことか!」質問者も、このQandAを読み進めれば気づく筈です。
 自分の身は自分で守る意識が必要です。
 
「結果によっては、是非田澤先生の診察を受けたいと思っております」
⇒確定診断を望むのであれば、それが一番です。
 決して「曖昧なまま経過観察とならない」ようにしてください。
 そのような際には、「当院を受診してマンモトーム生検すれば100%確定診断」となります。
 
「その際の予約等教えて頂きたく、宜しくお願いします。」
⇒診察希望ならば「セカンドオピニオンではなく、(通常の)診察」となります。
 セカンドオピニオンは(診察はせず)「前医の診療経過の妥当性を前医で行った画像所見を参照して判断するだけ」なのです。
 ○もしも(本当に)セカンドオピニオンであれば、「病院代表へ電話」してください。その場合には乳腺外来の看護師の説明があります。
 
「また、痛みや張り以外に自覚症状がなくても癌であることもあるのでしょうか?」
⇒つまり「しこりを自覚しなくても、癌の場合があるのか?」と言う事ですね。
 それはあります。
 ただし、そのような「非触知」で見つかる事が「早期発見」となるのです。

「秘書室メール」はこちらをクリックしてください。