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微小浸潤癌、ホルモン療法をしない場合の再発率

[管理番号:7891]
性別:女性
年齢:33歳
病名:微小浸潤乳管癌
症状:現在症状はありません

田澤先生、はじめまして。

いつもコラムを参考にさせて頂いてます。

同じ質問があるかもしれないんですが、毎日悩んでしまい質問させて貰いました。

今年の7月に乳腺腺葉区域切除術をして、1ミリ未満の浸潤が複数ある微小浸潤乳管癌と診断されました。

センチネルリンパ節は2個とも陰性、切除断端は陰性(1mm未満)、脈管侵襲も無いとのことでした。

その他病理結果は以下の通りです。

13×10×7mm大の不整形白色結節
主病変から3.5cm離れた末梢にDCISあり(取りきれてる)
ER =95%(+)
PgR=95%(+)
Ki-67=5%
HER2 スコア0
グレードは分からないのですが、主治医の先生が多分1と言ってました。
ルミナルAタイプです。

現在放射線治療をしています。
ホルモン療法の副作用の不安と来年結婚して子供が作れたらと考えていたことから、ホルモン療法をするかしないか迷っています。

主治医の先生はどちらでも良いと話しています。

私の病態でホルモン療法をしない場合と2年間して中断し妊娠を目指す
場合とではどの位再発率の違いがあるのでしょうか。

分かる範囲で良いので教えて頂きたいです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

微小浸潤なのだから、ホルモン療法は不要です。
ただし、断端陰性とはいえ、ギリギリの手術のようなので「1年に1回は必ずエコーしてもらうこと」それが大事です。
(by 大事マンブラザーズバンド  冗談です)

「私の病態でホルモン療法をしない場合と2年間して中断し妊娠を目指す場合とではどの位再発率の違いがあるのでしょうか。」
⇒そもそも再発率は存在しない(ほぼゼロでしょう)なので差はありません。