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再発の疑い

[管理番号:8373]
性別:女性
年齢:56歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2020年3月12日

2018年3月に右側浸潤性乳癌(硬癌)で部分切除しました。

リンパ節転移なし
ステージⅠ
HER2 1+
ER 8/8
PgR 0/8
Ki 1.2%

その後放射線治療を経て、
現在はフェマーラにてホルモン治療継続中です。

先日のエコー検査で異常が見つかりました。

マンモでは異常なしでした。

検査は技師によるものでしたが、
その後主治医自らエコーで診たところ、
恐らく手術痕であると思われるが、
再発の可能性もあるので、
念のために細胞診をしておこう。

と、その場で針生検をしました。

結果は「鑑別不能」でした。

組織診をした方が良いとのことでしたが、
血腫ができると組織診に支障が出るかも知れないので、
その前に造影MRIをしました。

結果MRIには何もうつらずでした。

が、そこも念のためにと組織診した結果、悪性ではありませんでした。

が、エコー影像がとにかく気になるので、
これからも注意して診ていきましょう、
とのことです。

MRIにうつらず、組織診もクリアしたのであれば、
100%再発の心配はないのでしょうか?

次回は6月にエコーとCTの予定です。

CTは念の為と言われています。

100%ハッキリしない、
経過観察的な診断にモヤモヤ感が残ります。

田澤先生のご意見をお聞かせいただきたいです。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「エコー影像がとにかく気になるので、これからも注意して診ていきましょう、とのこと」
⇒何のための組織診?

 組織診は、「やるからには」それで100%確定させるために行うべきです。
 私であれば、MMTEで「瘢痕なるもの」を、「これで100%確定診断」となるまで執拗に広範囲に採取します。

 ★その主治医が組織診として「どのデバイス 注 1 )」を選択したのか不明ですが、100%確定診断となるものを選択すべきだったと思います。

 注1)組織診のデバイスには「CNB][CELERO][MMTE]があります。
    その使い分けについては「トップページの「江戸川病院での診療(診断・手術)の紹介と案内」の中の「診断の詳細について詳しく」をクリックして熟読ください。

〇 「自分自身が患者もしくは患者の家族だったら」という発想が必要ではないですか?