［管理番号:3116］
性別:女性
年齢:56歳
田澤先生 こんにちは。
左温存術後一年です。
気になる症状があります。
pT1c pN1(mi 0.3mm) luminal
放射線25回 アリミデックス服用中です。
術側左腕肘の内側が5cm位腫れています。
痛みはありません。
腕を伸ばして外側にひねると
つっぱる感じがします。
3カ月に一度の検診(直近は2カ月前)では
エコー、血液検査に異常はありませんでした。
いつ頃からなのかはわからないのですが、
気づいたのは半袖を着るようになった頃なので2~3週間前です。
①これは 再発？肘部リンパ節転移？ でしょうか。
それとも全く別の病でしょうか。
悪性リンパ腫とか。
②次の診察は一ヶ月後です。
すぐに受診すべきでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「術側左腕肘の内側が5cm位腫れています。痛みはありません。腕を伸ばして外側にひねるとつっぱる感じがします。」
⇒そんな部位に転移再発はしません。
　万が一骨転移ならば（そんなに腫れているなら）痛みが出る筈です。
　骨以外で「腕に転移（筋肉や皮下）」など100％ありえません。
 
「①これは 再発？肘部リンパ節転移？ でしょうか。」
⇒どちらでも無いと思います。（唯一の鑑別は骨転移ですが、疼痛がないことで否定的です）
　肘のリンパ節に転移することは1000％ありえません。
 
「それとも全く別の病でしょうか。悪性リンパ腫とか。」
⇒悪性リンパ腫をいきなり疑うことはありませんが、一度診てもらいましょう。（骨のレントゲンのチェックが大事です）
　骨に異常がなければ、脂肪腫など「皮下軟部腫瘍」だと思います。