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術後一年 再発

[管理番号:5177]
性別:女性
年齢:60歳
よろしくお願いします。
母親(60)が、1年前に乳がんの診断を受け、左乳房を全摘、リンパ節廓清しました。
ルミナールBのハーツ陽性だったため、術後補助療法として、化学療法とハーセプチンをしました。
ハーセプチンは、先月で最終投与が終わりました。
今月、念のためと、骨シンチと造影CTを受けました。
その結果、骨シンチは異常なし。
造影CTは、右側は、影がある、左側は、奥に影があると言われ、来週ペット検査、再来週にマンモとエコー検査となりました。
その結果と診察が、いっぱいで1ヶ月後と言われました。
私自身は、左側は胸壁への再発と考えており、そうであれば、早く手術してもらいたいと思っています。
まだ術後一年なのに、再発しているので、悪性度が高いと考えるためです。
担当医は、はっきりと言ってくれずよくわからない状況です。
手術の可能性が高いのであれば、もっと早く診察してもらうべきでしょうか?
せっかく治療がひと段落し、これからだと言うときに、再発?!となって非常に落ち込み、焦っております。
どのように行動するのがいいのかアドバイスいただけると幸いです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
そのCTの評価がもしも正しいのであれば、そもそも「予定している検査の順番が誤っている」と思います。
CTと骨シンチをしていて「左奥(これが何処を指しているのか不明ですが)」だけに所見があるのであれば、「PETは無意味」ですし、もしも「胸壁再発を疑う」のであれば「すぐにエコーで確認すべき」です。
「どのように行動するのがいいのかアドバイスいただけると幸いです。」
⇒CTの所見をきちんと説明してもらうことです。
 「右側は、影がある、左側は、奥に影がある」という説明は「あまりにも漠然としている」と言えます。
 ⇒CTは(PETとは異なり)具体的に、どこに所見があるのか部位を特定できるのです。
  つまり、
   「右側は、影がある」⇒「右乳腺に所見?」
   「左側は、奥に影がある」⇒「左胸壁に所見?」
    というように、より具体的な「部位の説明」をしてもらうことです。
    そして、それらは(PETで取り込みを見ても無意味であり)「エコーで質的診断を行い、(必要であれば)組織診断する」ことが必要です。