[管理番号:2165]
性別:女性
年齢:56歳
右乳房上外側部乳癌で温術をしました。
病理検査が出て腫瘍の大きさ1
8cm リンパ節転移し、悪性度3、脈管への侵襲無し、
ER陰性、PgR陰性、HER2陰性、MIBー1 60%でした。
術後療法は化学療法で抗がん剤治療を先にして、その後残存乳房への放射線治療をする予定です。
抗がん剤治療については、腫瘍内科の先生から聞いてくださいとのことで1月○○日に予約を入れてあります。
顔つきの悪いガンで検索していてこのページにいきつきました。
教えてください、再発の%はどれくらいなのですか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
pT1c(18mm), pN0, pStage1 十分な早期です。
「術後療法は化学療法で抗がん剤治療を先にして、その後残存乳房への放射線治療をする予定」
⇒正しい治療です。
トリプルネガティブ乳癌に対しての「gold standard」です。
「抗がん剤治療については、腫瘍内科の先生から聞いてください」
⇒(私であれば)アンスラサイクリン+タキサンとします。(EC⇒weekly PTXなど)
「顔つきの悪いガン」
⇒そんな表現は「無意味」です。
治療法として「適材適所」を選択することが重要です。
「再発の%はどれくらいなのですか?」
⇒17%です。(標準的な化学療法をした場合)