乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:3367]
性別:女性
年齢:52歳
(経過)
平成7年7月(31歳)○○病院にて左乳がん部分切除、リンパ節郭清。
病理の結果 Papillotubular carcinoma。
手術後、放射線治療50グレイ
25回、ホルモン療法ゾラデックス4年、化学療法フルツロン2年内服する。
10年経過観察し、その後は人間ドックを受けていた△△病院クリニックで毎年マンモとエコーを受けていた。
平成26年11月 右乳房に腫瘤がみつかり、検査の結果乳がんと診断。
針生検の結果ER+(80%) PR+(80%) Her2(3+)
平成27年1月 △△総合病院にて、右乳がん部分切除、センチネルリンパ節生検。
病理の結果 腫瘍の大きさ浸潤部7×6×10mm in situを含む全体
35 × 15 × 50mm 浸潤の範囲g 脈管侵襲ly1.v0 センチネルLN1(-)
LN2(-) 核グレード1(核異形スコア=1、核分裂スコア= 1) ER+
(100%)、PR+(20%)、HER2 2+DISH法にて陰性、Ki-671-3% 断端部
2カ所陽性。
グレードの低いDCISが広範に進展あり。
主治医より追加全摘か放射線治療と言われ、全摘と同時再建を希望する。
タモキシフェン内服開始。
平成27年6月□クリニックにて、右乳がん皮下乳腺全摘、同時インプラント再建。
病理診断:State of post partial mastectomy. Remnant of ductal carcinoma,compatible with.
乳頭断端陽性にて、追加切除。
その後の治療は、△△病院のクリニックで受けていた。
平成28年6月乳頭移植目的で□クリニック受診し、検診を受け異常なしで乳頭移植予定となる。
しかし、乳輪切除の傷の近くに、米粒大のしこりがあり、
切除後からあったので傷の縫合によるものと思っていたが、なんとなく目立ってきたように感じ、△△病院のクリニックで主治医に相談したところ、超音波検査していただき取った方がいいと言われ、□クリニックにて、その経緯を相談し、乳頭移植と同時に切除する。
病理の結果
再発と言われる。
浸潤がん、ER+(90%以上)PR(70%~80%)、
HER2 1+ 断端陽性に切除。
今後の治療についてご相談させてください。
(質問)
・今回の手術後1年での再発は、取り残しと考えていいのでしょうか。
全身転移の前兆の可能性もあるのでしょうか。
・○○○クリニックの化学療法担当の先生と先日お会いして、今度の治療について話があり、今のホルモン療法だけで再発してしまったので、化学療法も考えた方がいいと。
点滴は少しやり過ぎのような気がするので、経口の抗ガン剤でもいいかもと。
あと、ホルモン剤もタモキシフェンから変えた方がいいと。
○○病院の主治医には、結果は報告してあり8月に今後の治療について相談するため受診予定です。
やはり、再発なので化学療法は必要なのでしょうか。
あと、ホルモン剤の変更も必要でしょうか。
インプラント再建していますが、放射線治療という選択肢もあるのでしょうか。
・私の中で大人しいタイプのがんと認識していましたし、主治医も全身のチェックはそんなに意味がないとのことで、最初の手術前に1度PETCTをしましたが、その後はしていません。
再発となると全身のチェックはした方がいいのでしょうか。
・○○○クリニックの乳がんの診断担当の先生より、医療機関を○○○クリニック1カ所にした方がいいと言われました。
今主治医の○○病院の先生が今度開業され通うのが遠くなることもあってです。
私としては、
○○○クリニックは再建までと考えていましたし、
今回の再発の件
もあり今度ずっと信頼してお任せできるかいうと今は不安です。
診断と治療の先生が違う体制も私の中では不安です。
これについては、自分で決めるしかのですが、私のようなケースでは、先生の考え方で今後の治療が違ってくるのかなと思います。
主治医をどうするかも今の悩みです。
あと、主治医を変えるタイミングですが、今の主治医は11月に辞められるので、それまでは変えない予定でしたが、今回の再発で治療法が変わるなら、今変えた方がいいのでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「・今回の手術後1年での再発は、取り残しと考えていいのでしょうか。」
⇒その通りです。
「全身転移の前兆の可能性もあるのでしょうか。」
⇒違うと思います。
「やはり、再発なので化学療法は必要なのでしょうか。」
⇒純粋な局所再発(取り残し)なので「局所治療(手術±放射線)」で十分です。
「あと、ホルモン剤の変更も必要でしょうか。」
⇒必要ありません。
「インプラント再建していますが、放射線治療という選択肢もあるのでしょうか。」
⇒あります。
 再発病巣の所見によるでしょう。
「再発となると全身のチェックはした方がいいのでしょうか。」
⇒念の為、しておいてもいいでしょう。
「今回の再発で治療法が変わるなら、今変えた方がいいのでしょうか。」
⇒それは現担当医と相談すべきでしょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生
お世話になっております。
前回、局所再発で今後の治療についてご相談させていただき、8月に田澤先生のところを受診させていただきました。
念のためと思って受けたPETの結果が出て、「肝転移の疑い。肝右葉
S7/8にSUV4.55の結節状異常集積が見られ、CTでは若干低吸収域が認められる。
躯幹部に異常集積がないことから、乳がんの転移が考えられる。
両側乳腺、腋窩や胸骨傍には有意なリンパ節肥大も異常集積もなし。
肺には転移を思わせる小結節影は認められない。」という結果でした。
今回の局所再発も1年前の手術の取り残しと思っていましたが、全身転移の前兆だったのでしょうか。
3月に人間ドックで腹部エコーもやりましたが異常ありませんでした。
6月の血液検査でも、肝機能や腫瘍マーカーも異常ありません。
主治医も今治療中の右の乳がんについては、浸潤部の病理の結果からは考えにくいので、20年前の左の乳がんからの転移の可能性もあるとおしゃっています。
ずっと早期の乳がんと思っていましたので、こんなに早く遠隔転移するとは、自分でも気持ちの整理がつきません。
先生のご経験からこのようなケースがあるのか教えていただけたらと思います。
また、肝転移の疑いにより詳しく検査する必要があると、まずMRI検査、その後肝生検になるかもと言われています。
田澤先生でしたら、今後の検査、治療等どのようにお考えでしょうか。
今お世話になっております主治医が11月で病院を辞めて開業されるということで、11月以降田澤先生のところに転院を希望しておりましたが、
転院のタイミングもまた悩んでしまいます。
できるだけ現状を受け止め、できる治療に頑張って取り組んでいきたいと思いますので、ご助言よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「念のためと思って受けたPETの結果が出て、「肝転移の疑い。肝右葉S7/8にSUV4.55の結節状異常集積が見られ、CTでは若干低吸収域が認められる。躯幹部に異常集積がないことから、乳がんの転移が考えられ」
⇒本当に「肝転移」なのか「あやしい」ように思います。
 MRIでの確認が必要です。(今回、腹部USしてますか? 3月ではなく)
「今回の局所再発も1年前の手術の取り残しと思っていましたが、全身転移の前兆だったのでしょうか。」
⇒経過からは「全く無関係」と断言できます。
 もしも肝転移が本当ならば、「局所再発がきっかけで、(検査したから)たまたま見つかった」という『偶然の一致』となります。
「ずっと早期の乳がんと思っていましたので、こんなに早く遠隔転移するとは、自分でも気持ちの整理がつきません。先生のご経験からこのようなケースがあるのか教えていただけたらと思います。」
⇒MRIで確認するまで、余計なことは考え過ぎないようにしましょう。
「田澤先生でしたら、今後の検査、治療等どのようにお考えでしょうか。」
⇒肝は「ブリモビストを用いた造影MRI」及び「超音波」で検査します。
○あまり早合点するのは良くありません。





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