[管理番号:429]
性別:女性
年齢:46歳
術前の癌の特徴(ホルモン感受性あり、HER2マイナス、増殖性10~15パーセント)という状況が乳房全摘後の術後病理で大幅に覆り、当初はホルモン療法でいけると思われるからやはり化学療法だというような覆りは実際はよくある事でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
術前「針生検」の結果と「手術標本」の結果に違いがある事が「実際にあるのか?」というような主旨だと思います。
回答
「術前の癌の特徴(ホルモン感受性あり、HER2マイナス、増殖性10~15パーセント)という状況」
⇒これは、「手術標本」で変化する事は「殆ど」ありません。
安心していいでしょう。
術後評価も、間違いなくluminal Aです。
「当初はホルモン療法でいけると思われるからやはり化学療法だというような覆りは実際はよくある事でしょうか?」
⇒殆どありません。
サブタイプの変更は(上記のとおり)殆どありませんし、「術前リンパ節転移陰性」だと思っていたのが「リンパ節転移が4個以上」という事も、殆どありません。
安心していいと思います。