乳がんの手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6143]
性別:女性
年齢:41歳
2017年12月8日に、田澤先生に右側全摘の手術をしていただいた者です。
その節は大変お世話になりました。
経過良好で、こんなに早く日常生活に戻れたことに感謝しています。
術後の病理結果で、まさかの非浸潤癌となり、全摘したので根治、治療は無しと言って頂き、驚きとともに大変安心いたしました。
ほっとしたのもつかの間、病理結果をお聞きして1ヵ月経った頃から、
こんどは左側の乳頭から分泌が始まりました。
最初は透明でかゆみを伴っていたので、皮膚科で薬(アズノール軟膏)を処方してもらい塗っていたのですが治らず、
鮮血が出るようになりました。
絞ってみたところ単孔性の出血で、2日間ほど出血した後止まりましたが、
表面に薄皮が張っているような状態で、一日中、むず痒さとうっ血したような不快感があります。
自宅近くのクリニックを受診し、エコーとマンモを受けたところ、
マンモでは所見なし(乳腺が濃いので映っていない可能性もありと言われました。)、
エコーでは、約5mmの繊維線種(良性)と、7mmの乳管内乳頭腫(の疑い)が見つかりました。
医師によると、繊維線種は良性と言い切れるが、乳頭腫については不明瞭であるということで、
分泌物細胞診をしたところ、クラス3で「変性を伴います。
由来の不明なやや不整な細胞を認めます。
精査が望まれます。」とコメントがありました。
血性分泌があった時点で、メディカルプラザ市川に予約を入れましたが、
最短で6月の予約となりました。
血性分泌と乳管内乳頭腫については、たくさんの方が質問しておられるのでひととおり目を通しましたが、私の理解で間違っていないか、6月の予約まで待っても大丈夫か確認したく、質問させて頂きたいと思います。
①田澤先生に、乳管造影と乳管腺葉区域切除をお願いしたいのですが、
乳管腺葉区域切除を行った場合、「診断と治療を兼ねる」ということなので、腫瘍は全て取り除けたという理解で良いですか?
病理診断の結果、もし非浸潤がんであっても、摘出したので根治となりますか?
それとも、非浸潤がんであった場合は放射線治療か、追加の部分切除が必要ですか?
②血性分泌は2日間で止まり、細胞診のためにクリニックで絞った時は、かろうじて分泌しましたが、血性ではありませんでした。
今は、分泌のある乳管は目視でなんとなくそこと分かり、絞れば出そうですが、クリニックの医師が無理に絞ると出血するので、絞らない方が良いというので絞っていません。
この状態で乳管造影できそうでしょうか?
③6月の予約を待っている間に、どこかの医療機関で針生検をやって、白黒つけるべきでしょうか?
その場合は、マンモトーム生検をすべきですか?(普通の針生検ではダメですか?)
それとも、いずれにせよ乳管腺葉区域切除をするので、針生検は無駄になりますか?
④乳頭腫と別に見つかった5mmの繊維線種ですが、エコーだけで良性と断定できるものでしょうか?
エコーは、医師が自ら時間をかけて念入りにやって下さいました。
右胸全摘の経緯があるので、経過観察は怖いのですが、もし乳頭腫の手術をすることになった場合、
5mmの良性繊維線種も一緒に切除することは可能ですか?それとも完璧に良性の場合は、
切除不要でしょうか?
いずれにしても、現在、絞らない限りは分泌はしていないので、緊急性は要しないという理解でよろしいでしょうか?
クラス3で白黒はっきりしない状態で3か月以上置いておくのは不安なので、他の機関でマンモトーム生検すべきか、
6月に市川でまず診察と乳管造影を受けるべきか、アドバイス頂きたいです。
右側が非浸潤がんだったので、左もそうなのでは、そのうち浸潤するのではと不安です。
6月まで予約が取れない時点で、先生とのコミュニケーションの手段がこのQ&Aしかないので、
貴重な一枠をお借りすることをご容赦願います。
分泌・乳頭腫については、Q&Aを読んで色々勉強させて頂きましたが、
他の方の質問と重複する部分がありましたら申し訳ありません。
どうぞ宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
どうも、みなさん。「血性」という言葉に「必要以上に過敏」になっているようです。
私からみると、重要なのは「血性」ではなく「単孔性で継続」です。
今回「2日間で止まった」とあるので、「意味の有る分泌」ではなくホルモンバランスからくる「一過性(どうでもいいもの)」のものではないかと思います。
「最初は透明でかゆみを伴っていた」「一日中、むず痒さとうっ血したような不快感」とありますが、(質問者には)「病気の兆候?」みたいに捉えているのかもしれませんが…(癌には、そんな前兆など絶対にありません)
これらは、むしろ「ホルモンバランスによる一過性の分泌かな」と思わせるようなものであり、「安心材料」と言えます。
「分泌物細胞診をしたところ、クラス3」
⇒分泌細胞診は、信頼性に欠けますが(そもそも、私は行いません)、「精査が望まれます」というのは間違いではありません。
「血性分泌があった時点で、メディカルプラザ市川に予約を入れましたが、最短で6月の予約」
「6月の予約まで待っても大丈夫か」

⇒これで「丁度」いいのです。
 本当に意味のある分泌であれば、「3カ月間、継続」する筈だし、(それまでに止まったしまうものは)「無意味な(一過性の)分泌」というスクリーニングのようなものです。
「①田澤先生に、乳管造影と乳管腺葉区域切除をお願いしたい」
⇒もしも、「6月の受診の時点」で分泌が継続していれば、勿論行います。
「乳管腺葉区域切除を行った場合、「診断と治療を兼ねる」ということ」
⇒少し「勘違い」があります。
 (乳頭腫など)「良性ならば、治療を兼ねる(=診断的治療ともいいます)」ことになりますが、
 癌の場合には「原則として」治療を検討することになります。(これは腫瘍の拡がりや、程度などにより様々なので「手術病理が出てから」考えるべきことです)
「腫瘍は全て取り除けたという理解で良いですか?」
⇒その「乳管内の腫瘍」は取り除くことになります。
 1.ただし、非浸潤癌の場合には「マージンをつけなくていいのか?」という検討が必要であり、
 2.もしも浸潤癌だったら、「乳管外の病変を想定しなくていいのか?」という検討も必要となります。
 ★上記1.2は実際の(手術病理での)「拡がりや腫瘍の程度」で、総合的に判断しています。
  
「病理診断の結果、もし非浸潤がんであっても、摘出したので根治となりますか?」
⇒上記コメント通りです。
 拡がりが広い場合には「マージンは十分なのか?」という検討が必要となります。
「それとも、非浸潤がんであった場合は放射線治療か、追加の部分切除が必要ですか?」
⇒上記のように「拡がり」姿第です。
 ♯実際の状況としては癌だとしても「無治療」>「放射線」>>「追加部分切除」
となっています。
「②血性分泌は2日間で止まり、細胞診のためにクリニックで絞った時は、かろうじて分泌しましたが、血性ではありませんでした。」
⇒継続しないようであれば、「一過性」として気にしない様にしましょう。
「無理に絞ると出血するので、絞らない方が良いというので絞っていません。」
⇒無理に絞る必要はありませんが…
 1日1回位は確認してみましょう。(それで、完全に止まっていると確信したら、
市川外来もキャンセルでいいのです) ♯実際に、分泌の場合には「途中で(止まったので)キャンセル」ということも、よくあります。それでいいのです。
「この状態で乳管造影できそうでしょうか?」
⇒このまま止まるなら、「できない」し、(それ以上に)「する必要がない」ということです。
「③6月の予約を待っている間に、どこかの医療機関で針生検をやって、白黒つけるべきでしょうか?」
⇒そんな急ぐ必要があるとは到底、思えません。
 まずは「分泌を見極める」だけで問題ありません。
「④乳頭腫と別に見つかった5mmの繊維線種ですが、エコーだけで良性と断定できるものでしょうか?」「エコーは、医師が自ら時間をかけて念入りにやって下さいました。」
⇒その医師の判断を信じてもいいでしょう。(自分でエコーしたのであれば)
「それとも完璧に良性の場合は、切除不要でしょうか?」
⇒その通りです。
「いずれにしても、現在、絞らない限りは分泌はしていないので、緊急性は要しないという理解でよろしいでしょうか?」
⇒緊急性はありません。
 
「クラス3で白黒はっきりしない状態で3か月以上置いておくのは不安なので、他の機関でマンモトーム生検すべきか、6月に市川でまず診察と乳管造影を受けるべきか、アドバイス頂きたい」
⇒前述したように緊急性は全くありません。
 クラス3といっても「分泌液細胞診」なのです。
 「分泌が継続するのか」を含めて3カ月経過をみるべきです。
「右側が非浸潤がんだったので、左もそうなのでは、そのうち浸潤するのではと不安」
⇒全く、不必要な心配です。
 3カ月間継続するか?
 それだけ「1日1回しぼるだけ」それでいいのです。





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