乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7390]
性別:女性
年齢:30歳
病名:
症状:胸に3センチほどのしこり

田澤先生、長いですがよろしくお願い致します。

30歳授乳中です。

妊娠期にごりっとするしこりを見つけました。

触ってみたところ、石のように硬いと言えるような硬さではなく、少し硬いかな?というくらい、自分では曖昧ですが動くような気がしていました。

また妊娠中、入院してしまったこともあり乳腺科に行くタイミングが遅れてしまいました。

産婦人科の先生にまずは相談すべきだったと後から思いました。

乳腺科ではまずエコーを行い、石灰化のような物が見られるとのことで、授乳中でしたがマンモグラフィを行いました。

そこでは石灰化はなく、癌を疑うような物もなかったので安心してしまいました。

ですがあとから調べたところ、授乳中にマンモグラフィは無意味であるというのを見て、この検査の信憑性もないし医師への不信感を持つようになってしまいました。

また触診もありませんでした。
これは普通でしょうか?

そしてこれだけではわからないので細胞診を行いました。

結果は偽陽性で悪性の可能性を否定できないという事だけ言われました。

何をもって偽陽性なのか、また偽陽性という意味もよく分かりません。

しかし、頭が真っ白になり聞くタイミングを逃してしまいました。

そこで田澤先生の過去の回答を見たところ、偽陽性という言葉は乳腺では使わないというような回答を見ました。

また、みなさんクラスで表されていることが多く、難しい専門用語が並んだ言葉で説明されているようでした。

偽陽性ということはみなさんでいうクラス3ということなのかなと自分では思っています。

医師によれば、診断は偽陽性ということですがほぼほぼ悪性だと言われました。

これも画像を見てなのか、細胞診の結果からなのか、結局その場では頭が回らず聞けませんでした。

田澤先生が細胞診を行えば悪性ならば確実にクラス5が出る、3は良性、そもそも3は出ないというような内容も見ました。

3が出るのは細胞診を行った医師の技能がないということでした。

偽陽性ということは私の診断をした医師もそういうことでしょうか?
しこりは3センチ近くだと思います。

悪性の可能性を否定できないと出ているので検体不適正ではないと思います。

またこれだけの大きさがあれば確実に細胞が取れていて、医師が言うように悪性の可能性が高いのならば確実に陽性反応が出てもおかしくないのでは?と思っています。

組織診の結果も2週間はかかると言うことで現状がつらいです。

また偽陽性と出るのではないか?と不安もあります。

こういった診断になったのはその医師しか分からないと思いますが、田澤先生はどのような状況が考えられると思いますか?
やはり悪性の可能性が高いのでしょうか。

情報が少なく申し訳ございません。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「偽陽性ということは私の診断をした医師もそういうことでしょうか?」
「しこりは3センチ近く」

→残念ながら、そう思います。

 
「またこれだけの大きさがあれば確実に細胞が取れていて、医師が言うように悪性の可能性が高いのならば確実に陽性反応が出てもおかしくないのでは?と思っています。」
→和の感覚は私も「全く同感」です。

「田澤先生はどのような状況が考えられると思いますか?」
「やはり悪性の可能性が高いのでしょうか。」

→実際に画像を見ていない私が、その想像をすることは容易ではありませんが…

 大事なことは…
 「画像上、ほぼ悪性だろう」と言われている以上、仮に組織診で良性と出たとしても(その医師が行う)「組織診の結果が信頼できるのか?」という問題に直面します。
 そこだけ気をつける(無意味な経過観察を避ける)必要があります。

 
 

 

質問者様から 【質問2 細胞診の結果(偽陽性)について】

性別:女性
年齢:30歳
病名:
症状:胸に3センチほどのしこり

田澤先生、先日はありがとうございました。

追加の質問ですがよろしくお願い致します。

細胞診は医師の技術で大きな差が出るということが分かりました。

ですが、3センチほどもあるしこりで完全な陽性反応が出ないのは信じられません。

またなぜ細胞診ではなく組織診を最初からやらないんだろうと思ってしまいました。

①この場合、しこりの一部分が癌細胞もしくは非浸潤癌、乳頭腫などということも考えられるのでしょうか?それ以外だとなにが考えられるでしょうか?
②細胞診の結果で偽陽性というのは悪性疑いとはまた違うのでしょうか?単に細胞が取れなかったということでしょうか?
③もし癌だった場合、進行しているということはありますか?
④組織診をしたら乳腺炎だったということもあったと医師が言っていたので、私も授乳中なのでそういった可能性もあるのでしょうか?
しかし痛みはないので可能性はないんじゃないかなと思っています。

脇に1センチほどのしこり(②の部分)がある気がします。

医師には脇に腫れが見られるが授乳の影響もあるかもしれないと言われました。

⑤転移したリンパは鑑別が容易ということなので、転移性リンパ節ではないのでしょうか?

組織診では検体を何本か採る予定だったはずが2本でした。

採取した後に採った物を見て何か(浮く?浮かない?)言っていましたがよく分かりませんでした。

そして2本でいいと判断したようです。

⑥採った物を見て癌細胞の可能性があることが分かるのでしょうか?特徴はありますか?

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「①この場合、しこりの一部分が癌細胞もしくは非浸潤癌、乳頭腫などということも考えられるのでしょうか?
それ以外だとなにが考えられるでしょうか?」

→授乳期腺腫や肉芽腫性乳腺炎の可能性はあります。
 ただし・

 100%確定診断だと言い切れる医師でなければ…
 安易に「良性でよかった」と鵜呑みにはできないのでは?

「②細胞診の結果で偽陽性というのは悪性疑いとはまた違うのでしょうか?単に細胞が取れなかったということでしょうか?」
→一番多いパターンは…

 癌だけど「細胞数が少ない」というパターンとなります。(無論、良性でも「乳管内乳頭腫など、増殖が強い物」もそのように出るかもしれません)

「③もし癌だった場合、進行しているということはありますか?」
→それはありません。
 癌は「進行すればするほど」診断はどんどん容易となるのです。
 診断に手間取っている以上、(もしも癌でも)早期なのです。

「私も授乳中なのでそういった可能性もあるのでしょうか?」
→①の回答通り、あり得ますが…

 問題は「良性」と出たときに(その結果を)信用できるのか?ということです。

 ★何度も言いますが、「画像上、怪しい」と言われた以上「100%の確定診断」
以外には受け入れてはいけません。(それを受け入れたがために、「半年後」結局癌だった。というケースがQandA内にゴロゴロしています)

「⑤転移したリンパは鑑別が容易ということなので、転移性リンパ節ではないのでしょうか?」
→そのようです。

「採った物を見て何か(浮く?浮かない?)言っていました」
→これは、要注意です。

 「浮く」とは即ち、せっかく採取したのに脂肪だけ(脂肪は軽くて浮くため)つまり、検体不適正となるのです。

「⑥採った物を見て癌細胞の可能性があることが分かるのでしょうか?」
→解りません。

 ただ、「浮いていたら、脂肪=検体不適正}となるので、「浮かなかったので満足した」と解釈します。

 
 

 

質問者様から 【質問3 細胞診、組織診の結果】

性別:女性
年齢:30歳
病名:乳がん
症状:

針生検の結果、ガン告知されました。

細胞診の時には所見を見せてもらえず偽陽性ということで良性の可能性を信じていましたが、今回一緒にもらった所見では細胞診の時から悪性としっかり書いてありました。

それにも関わらず可能性が高いや、最終的に可能性は五分五分と言われていました。

細胞診で悪性が確定していたのに針生検を行いそこでやっと確定診断。

そして針生検ではサブタイプやステージが分かるものだと思っていましたが、何も分からないとのことでした。

もし告知された時は、タイプから治療の流れについてわかっておきたいと思っていたのに、これだけ待って分かったのはガンということのみでした。

①通常、針生検でサブタイプなどがわかるのではないのでしょうか?
②以下の細胞診、針生検の結果からどの程度の悪性度か進行度などは分かりませんか?
③しこりが3センチ程度、リンパに転移している可能性を考えると2b以上で合っていますか?

細胞診の結果
血性、液状成分を背景に2相性を欠く異型乳管上皮細胞の集塊を認めます。
不規則配列、N/C比大、核の大小不同、核形不整、クロマチン増量、核小体が見られます。

Ductal caの可能性が否定できませんので、組織診にて確認をお願いします。

組織診の結果
異型上皮細胞が策状、あるいは腺腔構造を形成して増殖する浸潤性乳管癌の所見です。

papillotubular type グレード2

今後の診察はがんセンターになるので初診も先になりますし、手術も2、3ヶ月先になります。

診断に1ヶ月も時間がかかりとても不安です。

まだ産まれたばかりの子供がいます。

絶対に死ねません。
絶対に完治したいです。

3ヶ月は通常の日数ですか?

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「①通常、針生検でサブタイプなどがわかるのではないのでしょうか?」
→追加で免疫染色(ER,PgR,HER2)していると思います。(結果は遅れて出ます)

「②以下の細胞診、針生検の結果からどの程度の悪性度か」
→グレード2のようです。

「進行度などは分かりませんか?」
→進行度(ステージ)は組織診断ではなく、あくまでも臨床診断(腫瘍径とリンパ節)となります。
 「3cm」で「リンパ節転移なし」といの判断ならば T2,N0,Stage2Aとなります。

「③しこりが3センチ程度、リンパに転移している可能性を考えると2b以上で合っていますか?」
→リンパ節転移があれば2Bとなりますが…(転移を疑われているわけではないようです)

「3ヶ月は通常の日数ですか?」
→望ましい日数とは言えませんが…

 大きな病院では仕方がないのかもしれません(許容範囲内とは思います)





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