乳がんの手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:4149]
性別:女性
年齢:28歳
28歳女性です。
右胸にしこりがあり今年の2月に病院に行き針生検をし、乳腺過誤腫と確定診断して頂きました。
最近しこりが大きくなった様な気がして12月に入り病院へ行き、エコーと触診の診察を受けました。
結果的には以前としこりの大きさに変化は見られませんでしたが、エコーでしこりの内部に少し血流も見られた為半年の経過観察となりました。
痛み等は全くありません。
しこりの大きさは4.5cmと大きめなので私としては出来れば良性腫瘍でも取ってしまいたいと考えています。
田澤先生に質問なのですが、しこりのある部分を押すと乳頭から透明な分泌物もある状態です。
2ヶ所から出る事は確認済みですが、基本的には1ヶ所から分泌物は出ています。
乳管造影はおろか分泌物に関しては検査はしていません。
そんな状態の中で良性腫瘍とはいえ手術を受けても良いものでしょうか。
しこりを取る事で分泌物が止まる可能性はありますか?また手術によって悪化する事はありますか?
もちろん、ちゃんと分泌物の詳しい検査をし原因が分かってからの方が良い事は重々承知しております。
ただ血流がある事からこれからますますしこりが大きくなる可能性もあるので、出来れば早く取ってしまいたいというのが本音です。
情報が足りない部分もあるとは思いますが、
田澤先生なら、まずはやはり乳管造影等をししっかり原因が分かった上でしこりの摘出手術や治療をする方が良いと思いますか?
良性腫瘍の摘出手術自体はそれほど難しいものではないみたいので、とにかくこの手術は受けても問題はなさそうですか?
メディカルプラザ市川も予約はしていますが、空きがなく3月の予約になってしまっているのが現状です。
お忙しいとは思いますが、宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
今回の案件は(以前)「針生検で過誤腫と確定診断」した筈の腫瘍が、(押すと乳頭分泌があることで)実は「乳管内病変なのか?」ということだと思います。
一応(管内乳頭腫などの)「乳管内病変の可能性を考慮」して回答します。
「しこりを取る事で分泌物が止まる可能性はありますか?」
⇒(もしも、そのシコリが乳管内病変であり、その分泌の原因」であれば、(結果として)止まります。
「手術によって悪化する事はありますか?」
⇒「悪化」することはありません。
 
 (もしも乳管内病変だった場合には)結果として「乳管を残存」してしまうことになるため、「将来的」に、「★その乳管に再度乳管内病変が発生するリスクを残す」ということです。
「やはり乳管造影等をししっかり原因が分かった上でしこりの摘出手術や治療をする方が良いと思いますか?」
⇒その通りです。(上記★の理由からです。)
「良性腫瘍の摘出手術自体はそれほど難しいものではないみたいので、とにかくこの手術は受けても問題はなさそうですか?」
⇒その手術自体が悪いわけではありません。
 どうしても(そのシコリが)気になるなら、摘出しても構いません。(悪化するわけではないのです)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

2回目の質問です。
宜しくお願い致します。
以前に質問をいたしました、良性腫瘍摘出手術ですが、2月(上旬)日に局部麻酔にてしこりを取りました。
4cm強のしこりが取れ、気持ちはすっきりしました。
が、その取ったしこりを病理組織検査に出した所、乳がんである事が分かりました。
前回の針生検で組織を取って良性であると言っていただけに、正直ビックリしています。
サブタイプやがんの性質を詳しく知る為には後1週間程かかるそうです。
説明を受けた病理組織検査報告書によると、
grade1のおとなしいタイプのがんなのでホルモン治療がよく効くと言われ、同日にタモキシフェン錠のお薬も処方されました。
その先生によると、まだ詳しいタイプは分からないけど、あなたの場合ホルモン治療と放射線治療でいいと思う。
リンパは腫れていない。
ただ、前回に手術した時は悪性の腫瘍と
思って切っていないから、もう少しだけしこりがあった所の周りを切った方が良いかもしれない。
と言われました。
そして質問なのですが、サブタイプや性質が
分からない中でホルモンの薬を飲み始めて良いものなのでしょうか。
もしかしたら別の病院に変わるかもしれないのですが、それまででも一応薬は飲んでおいた方が良いのでしょうか。
ホルモン治療は飲み続けなくてはいけないものなので、治療方針も決まっていない中でまだ決心がつかず飲んでいません。
もし田澤先生に診ていただけるとしたら、しこりの大部分を取ってしまった今、どのような方法でがん判定をして頂けますか。
また必要な検査、不要な検査は何がありますか?
遠隔転移は今の所心配はしていないので骨シンチは受けたくありません。
なるべく早くに治療に入った方がいいのは
重々承知しておりますが、仕事や病院との兼ね合いもありなかなか進まないのも現状です。
乳がん告知からいつ頃までに治療を開始
した方がいいというのはありますか。
私自身、正直がん告知にそれほどショックは
なく、しっかり受け止め、前向きに治療に励みたいと思っています。
質問が沢山ありますが、どうぞ宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「前回の針生検で組織を取って良性であると言っていただけに、正直ビックリ」
⇒びっくりというか…「針生検をし、乳腺過誤腫と確定診断」していた筈ですよね??
摘出して本当に良かったですね。
「サブタイプや性質が分からない中でホルモンの薬を飲み始めて良いものなのでしょうか。」
「一応薬は飲んでおいた方が良いのでしょうか。」

⇒サブタイプが出てからにしましょう。
「もし田澤先生に診ていただけるとしたら、しこりの大部分を取ってしまった今、どのような方法でがん判定をして頂けますか。」
⇒ポイントは
 1.追加手術が必要なのか?
   ①乳腺の追加手術 これは、担当医が手術時に「どの程度マージンをつけた手術をしたのか?」に拘わってきます。
   ②センチネルリンパ節生検 浸潤癌の場合には(原則として)「センチネルリンパ節生検が推奨」となります。
 2.放射線照射
  1が解決してからとなります。
 3.全身療法
  サブタイプがでてからです。
「また必要な検査、不要な検査は何がありますか?」
⇒特に追加の検査は(CTやPETなど)ありません。
「乳がん告知からいつ頃までに治療を開始した方がいいというのはありますか。」
⇒特に急ぐ必要はありません。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

いつも丁寧な回答ありがとうございます。
乳がん宣告された病院を変え、知り合いが乳がん治療に通っていた別病院にセカンドオピニオンに行きました。
ちなみにクリニックであり、手術するとしたらその先生が出向している大学病院のセンターになります。
以前の病院で頂いた病理検査の紙が今手元にないのでだいたいですが、私の乳がんは浸潤性の硬がんでありホルモンの感受性は豊か、
グレード1ですがki67が34.2%と高めでした。
多分ルミナールBです。
良性腫瘍として摘出したしこりは4センチだったため、しこりが大きかったから絶対にがんが浸潤している、なるべく早くに右胸を全摘出をした方が良いと言われました。
エコーで見たらリンパ節が1つ腫れており、今度細胞を取ってリンパに転移しているか調べたいそうです。
手術後に抗がん剤をし、ホルモン治療をしていくそうです。
今は全摘出しても再建手術も出来ますし、全摘する事自体に抵抗はありませんが、仕事をしているので抗がん剤をする事に少しだけ動揺しています。
なるべくライフスタイルを崩したくないので…。
また、28歳という年齢から将来的には子供も産みたいし、抗がん剤を使用した時の副作用で子供を産めなくなるかもしれない、という現実にとてもショックを感じています。
ですが、卵子凍結もなかなか高額であり、結婚出産の可能性があるかも分からない中するのもなあ、と思っているのも事実です。
もちろん、抗がん剤の副作用も個人個人違うでしょうし、私の年齢を考えると治療が落ち着けば生殖機能が再開する可能性も0ではないと思います。
ですから、卵子凍結する決心もつかないのです。
ここで質問されている方でしこりが4センチだったという方はあまりいなく、私の体はどうなっているのだろうと心配です。
年齢や進行速度を考えると抗がん剤をしっかり治療し生存率を少しでも上げた方がいいのかもしれません。
今の社会では働きながら治療をしている方は沢山いると思います。
抗がん剤の種類や投与のペース、治療の仕方、通院で出来るのか等を詳しく教えていただきたいです。
またそこのクリニックの先生は、沢山の目で診て診断する事が大切であると考え、1人の先生が診て診断し手術を行っている先生の事を批判していました。
失礼をすみません。
私はお会いした事はないのですが、田澤先生の事を信頼しており、心のよりどころにしています。
そしてクリニックの先生のその言葉を聞き、名医とは何か、を凄く今考えています。
田澤先生の考える乳腺の名医とは何ですか?
考える事が沢山あり、藁にもすがる思いで質問をしました。
支離滅裂な文をお許し下さい。
何卒宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「グレード1ですがki67が34.2%と高めでした。」「多分ルミナールB」
⇒本当にルミナールBなのか?
 ○もしも本当に疑問なら「OncotypeDXすべき」です。
「抗がん剤の種類や投与のペース、治療の仕方、通院で出来るのか等を詳しく教えていただきたいです。」
⇒ルミナールの抗癌剤ならTCで3週に1回の点滴、無論外来化学療法です。
「またそこのクリニックの先生は、沢山の目で診て診断する事が大切であると考え」
⇒なかなか「いい事」をいいますね。
 「沢山の目」というのは
  エコーは「技師さん」 任せで、
  入院中は「大学病院の(勉強中の)複数の医師の経験」となり、
  (何か不都合があっても)「みんなで診ているから」という(責任所在を曖昧とする)「チーム医療」というやつですね。
 
○その「沢山の目での診断」がもしも上手なら、(根本的に)私のこの「QandAも不要」なのでしょうが、実情は…
「1人の先生が診て診断し手術を行っている先生の事を批判していました。」
⇒まず、根本的なことですが…
 その医師は「自分でエコー」してますか?
 その医師が手術する、その大学病院では「医師が自分でエコー」してますか?
 ○私は「自分でエコーしない医師」と同列にされる事自体、不愉快です。
  乳癌の診断の要は「エコー」であり(決してMRIではありません)、そのエコーを用いた「生検手技」なのです。
  そのエコーを「技師任せ」にした時点で、(エコーでも、生検手技でも)「決定的な差」が生じます。
 ○手術は、やはり経験です。
  「手術は、誰が行っても同じ」と、その医師自身が考えている内は、まだまだ(その医師は)「その域に達していない」のです。
  年間「何百」と執刀して初めて「自分自身に、その違い」を自覚するようになります。
  「大きな組織で、助手に入るだけで執刀数自体は少ない」のに、「症例の多い病院に勤務している」と満足しているようでは…
「田澤先生の考える乳腺の名医とは何ですか?」
⇒これは、具体的な人物がいます。 仙台の「K村」先生です。
 かつて、私が仙台の「公○病院」に勤務していた際に御指導いただきました。
 「乳腺エコー」の名人であり、(その当時は唯一の生検手技であった)「細胞診」の名人です。(当時、大学病院から移った際に、「その差」に愕然としたものです)
 そして(大学病院のおひざ元にありながら)「東北一(しかも圧倒的大差をつけて)の乳腺病院」を作り上げたのです。
 「診断技術」と「治療技術」それを兼ね備えた者が「名医」でしょう。(それには「圧倒的な経験」こそ重要です)
 
 

 

質問者様から 【質問4】

決断が迫っていて、日をあけずにまた質問してしまって本当に申し訳ありません。
いつもご丁寧な回答ありがとうございます。
やはり田澤先生は名医です。
田澤先生に今後診て頂きたいと強く強く思っ
ております。
中川秘書とメールで話ししましたが、○月○日に手術枠の仮押さえをして頂きました。
田澤先生の手術を受けれる事はとても幸せですが、1ヶ月以上あいてしまう事に不安を感じています。
良性腫瘍として摘出手術を受けた私はまだが
ん細胞が胸に残っており、それをそのまま1ヶ月以上おいておく事に不安を感じているのです。
全身にひろがってしまうのでは、と考えてしまいます。
一度手術を受けがん細胞をとりきれなかった場合、手術の影響を受けがん細胞がひろがっていくという現象はあるのでしょうか。
先日行ったクリニックでのエコー検査でリンパは1つだけ1センチくらい腫れているかなと言われました。
がんも残っていると思うし、リンパにも転移しているかもしれない、手術は3月中にはしたい、それくらい緊急です。
とその先生に言われました。
早く受けなければ生存率がこの位に下がるとも言われました。
その言葉もひっかかっており、ここ何日か不安な毎日を送っています。
その先生の治療方針は、しこりも大きかった
(4センチ)為に、全摘出し抗がん剤、放射線、ホルモン治療のフルコースだそうです。
いかにも乳がんの標準治療って感じがしました。
信頼関係も生まれず、ここでは手術を受けたくありません。
私は田澤先生に手術をして頂きたいのです。
命を預けるとしたら田澤先生なのです。
4月(中旬)日まで待つとしたら、この1ヶ月の間に何か出来る治療はあるのですか。
サブタイプが出たのでタモキシフェンの薬は飲んでいます。
手術前に抗がん剤を始めても全摘出するのであれば意味はあまりないのでしょうか。
一刻も早く手術を受けてすっきりしたいです。
きっと先生の手術を心待ちにしている方は沢山いらっしゃると思います。
手術は緊急性等によって前倒しする可能性はあるのでしょうか。
今週末(土曜日)に市川の方の診察予約をとってはありそこでご相談すれば良いのですが、
これからの治療の見通しもたたず途方にくれています。
不躾で失礼な内容で申し訳ありません。
何卒宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「良性腫瘍として摘出手術を受けた私はまだがん細胞が胸に残っており、それをそのまま1ヶ月以上おいておく事に不安」
⇒誰しも不安になりますが…
 (ただ、現実には)
 同条件で比べた場合、
 「大きな腫瘍を無治療で手術待ち」と「腫瘍だけでも(良性腫瘍としての手術だとしても)摘出した状態で手術待ち」では、圧倒的に「後者の方が時間的余裕がある」のです。
 ♯もしかして、そのセカンドオピニオンの医師が「メスを入れたことで却って急がないと、癌細胞が暴れる」みたいな「偏屈なイメージ」を与えているとしたら、とても残念です。
「一度手術を受けがん細胞をとりきれなかった場合、手術の影響を受けがん細胞がひろがっていくという現象はあるのでしょうか。」
⇒ありません。
 Volume reductionとなっていると考えるべきです。
「がんも残っていると思うし、リンパにも転移しているかもしれない、手術は3月中にはしたい、それくらい緊急」「早く受けなければ生存率がこの位に下がる」
⇒全く根拠がない。
 実際には(そもそも良性腫瘍と考えられていた位だから)緊急性はないでしょう。(質問者がどちらの意見を参考にするのかは自由ですが、私がその医師のコメントに反応することはありません)
「○月○日まで待つとしたら、この1ヶ月の間に何か出来る治療はあるのですか。」「手術前に抗がん剤を始めても全摘出するのであれば意味はあまりないのでしょうか。」
⇒術前に行う治療としては「術前抗がん剤」はあります。
 本来の目的は「小さくして温存」だけですが、「手術待ちまでの期間」に「病勢制御」という目的で行うことには異議はありません。(実際に2カ月以上の待ちとなり、ご本人希望で術前に2回行った方もいらっしゃいました)
 ○質問者の場合には(行うとしたら)1回だけです。それは「手術より3週間前以前でなくてはならない」からです。
  その意味では3月中旬に1回行うと(精神的にも)いいかもしれません。
  ♯効果は解らないわけですが、(例え、通常の術前化学療法であっても)「再発予防に対する効果」はそもそも未知数なのです。
「手術は緊急性等によって前倒しする可能性はあるのでしょうか。」
⇒キャンセル待ちリストに入ることはありますが、現時点では「それ以前に入り様がない」のが実情です。
 
 

 

質問者様から 【感想5】

田澤先生の回答を見て、とても安心しました。
それと同時に目が覚めました。
セカンドオピニオンの先生にとっても脅かされ、自分の冷静さも欠けていました。
のにも関わらずにご丁寧な回答を頂けた事にとても感謝しています。
ありがとうございました。
昨日までの気持ちが嘘のように、安心して手術日を待つ事が出来ます。
前回の田澤先生の回答にもあった通り、セカンドオピニオンの先生に「偏屈なイメージ」な事を言われたのです。
それを鵜呑みにしてしまいました。
でも今回田澤先生の考えを聞けてとても良かったです。
気持ちが軽くなりました。
11日に市川へ伺うので宜しくお願い致します。





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