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両胸に複数の腫瘤

[管理番号:827]
性別:女性
年齢:38歳
先日、健康診断にて初めて乳癌検診も受けました。
マンモではなく、エコーにて受診しました。検査結果が届いたのですが、両胸に複数の腫瘤と乳管拡張疑いと書いてあり、正直血の気がひきました。
右に3個、左に6個で一番大きいもので1.3センチ、後は5~9ミリです。
嚢胞や乳腺症の疑いならそう書いてると思い、腫瘤とだけしか書いてないのは悪性の可能性が高いのでしょうか?
悪性、良性どちらにしろこんなにたくさん出来るものなのでしょうか?
乳腺外来のある病院で再検査を受ける予定ですが、日にちがあるのでそれまで不安です。
4年前に子宮筋腫の摘出をしています。エストロゲンが多いと子宮筋腫や乳癌になりやすいとききました。
さらに不安です。
生理前はよく胸が痛むのでコリっとしてるかな?と思うのがあっても乳腺なんだと思ってました。
悪性の場合、こんなにたくさんあったらすでに末期?と思ってしまいます。
嚢胞などの可能性もまだあるのでしょうか?
出産は2回しています。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 検診結果については、健診機関によって「どこまで判断するか?」バラバラなので「健診結果について」も注意が必要です。
 更に、「多発」は進行とは無関係という理解が必要です。(乳がんの両側多発の可能性は殆どありませんが)

回答

「両胸に複数の腫瘤と乳管拡張疑い」「嚢胞や乳腺症の疑いならそう書いてると思い」
⇒これは一概には言えません。
 私は外来診療で、いろいろな健診機関からの「要精査」をみていますが、
 嚢胞を、ある健診機関では「嚢胞疑い」と表現し、別の健診機関では(質的診断は行わず)「腫瘤」と表現しています。
 「要精査」とする基準もばらばらで、「嚢胞と判断して1年後」とするところもあれば、「腫瘤として必ず要精査」とするところもあるのです。
 ○どこまで「診断を絞るのか」は検診機関によって「極めてバラバラ」なのです。
 
「腫瘤とだけしか書いてないのは悪性の可能性が高いのでしょうか?」
⇒上記のとおり、そもそも「嚢胞の可能性」もあります。
 また、「充実性の腫瘍」だとしても 多発している場合には「線維腺腫」が最も高頻度であることは間違いのない事実です。
 
「悪性、良性どちらにしろこんなにたくさん出来るものなのでしょうか?」
⇒乳癌がいきなり「両側に合わせて9個」と言う可能性は殆どありません。
 線維腺腫であれば「両側に多発」することは珍しくはありません。
 ○但し、「多発=良性」と言い切れません。
 多発線維腺腫(もしくは多発のう胞)と「(単発の)乳癌」が併存している可能性があるからです。
 
「悪性の場合、こんなにたくさんあったらすでに末期?と思ってしまいます」
⇒癌の可能性は完全には否定できませんが、末期と言う可能性は「ほぼゼロ」です。
 「乳腺内に多発(両側に乳癌が多発のような可能性は殆どありませんが…)したとしても」乳癌の進行とは「全く無関係」です。
 乳癌の進行は「乳腺の外への進展」なのです。
 万が一「1.3センチ」が癌だとしても… 十分早期(1期)となります。
 
「嚢胞などの可能性もまだあるのでしょうか?」
⇒上術したように、多発しているものは「嚢胞」か「線維腺腫」でしょう。
 その中に「乳癌」が混じっている可能性は否定できないので「多発だから安全」とは言えませんので「きちんと診てもらいましょう」
 
 

質問者様の別の質問

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管理番号:876「多発腫瘍と転移のリスク」

 
 



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