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術前抗がん剤の「リスク」と最低限の「リスク回避」

[管理番号:1096]
性別:女性
年齢:42歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:1055「突然の方針変換

 
 
管理番号変更に気付かなくて…
木曜日に1回目の投与が始まります。
聞かなかった場合のリスクは聞いてないです、
小さくなります、リンパ節にも効きます、
痛みもなくなりますでした、
副作用については聞きました先生の回答と同じでした。
ステージ Ⅲ
ER -
PgR -
AR ++
HER2 -
p53 -
ki-67labeling60%という結果でした。
抗がん剤はファルモルビシンとエンドキサンを3~4週間に1回を4回
タキソテールを3~4週間に1回を4回
その後手術(左胸全摘、リンパ節摘出)で術後放射線治療5週間で完了。
ですが追加抗がん剤(ハーセプチン)になる場合もあると言われました。
先生がおっしゃる様に結果が出ない場合どうなるのでしょうか…
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「HER2タイプ」ではなく「トリプルネガティブ」でしたか…
 私の持っているデータだと「トリプルネガティブはHER2タイプの半分程度しか奏功率(抗がん剤の効果)がありません」
○術前抗がん剤が「100%効く」という前提は「危険」です。
 「効果が無い場合」は「抗がん剤中に、大きくなります」
○結局「抗がん剤が効いたとしても」やる事は同じ「その後手術(左胸全摘、リンパ節摘出)で術後放射線治療5週間で完了」なのです。
 何のために「抗がん剤が効かずに大きくなるリスクを冒してまで」術前化学療法をするのでしょう?
○「効果が解るから」みたいな言い方をする医師が居ますが、私には賛成できません。術前術後の(使える)抗がん剤は決まっており「効果が解っても無意味」なのです。

回答

「先生がおっしゃる様に結果が出ない場合どうなるのでしょうか」
⇒「腫瘍が増大」します。
 慌てて「手術をしよう」としても、抗がん剤終了後3週間は「手術ができない」のです。
★もう一度、担当医と相談することをお勧めします。
 そして、どうしても「術前抗がん剤をする」というのであれば、必ず『担当医に3週間に1回の超音波検査をしてもらってください』
 これであれば、「最悪の事態は防げる」と思います。
 
 術前抗がん剤を始めておきながら、「超音波での評価もなく、3カ月も放っておく程、危険な医療行為はありません」
 自分の身は自分で守る意識が必要です。