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肝臓の遠隔転移について

[管理番号:13519]
性別:女性
年齢:68
病名:乳がん
症状:自覚症状は全く無し、検査で腫瘍が判明してから自己触診して初めて気付く
投稿日:2026年03月21日

田澤先生、HP上ではありますがいつもお世話になっております。
過去の質問等色々調べたのですが同じケースが見付けられず、数々の症例を診てこられた先生の力をお借りしたく質問をさせてください。

私の母のことなのですが、
今年2月下旬にかかりつけの消化器内科にて肝臓のエコーをした時に、4カ所程丸い黒い影がみつかりました。大きさはそこまで大きくないとのことでした。
約1年半前にエコーをしたときには見つかりませんでした。
造影CTの指示を受け撮ったところ、乳腺に腫瘍があり、そこから肝臓へ転移の可能性があるとのことで乳腺外科に紹介になりました。

3月初旬、乳腺外科にてエコー、血液検査、腫瘍がある部分の組織を採取し病理検査をしました。

病理検査の結果はまだ途中経過で、すべてではないのですが、内容は
臨床診断 右進行乳Car
臨床所見
右乳腺腫瘍、多発肝転移疑いで紹介。右BD区域16.5×15.4×11.7mm大腫瘤あり。悪性所見ありますか。Stage IV可能性あり

病理組織学的診断
Invasive ductal carcinoma of right breast, core needle biopsy
所見
標本の乳腺組織では、線維性結合組織の増生を伴って索状配列あるいは小胞巣を形成
して浸潤性に増殖する腫瘍組織を認めます。腫瘍細胞は大小不同を示す多角形細胞よ
りなり、核クロマチンの増加、凝集がみられる。nuclear grade 2 (nuclear atypia 2, mitotic counts 2)のinvasive ductal carcinoma, scirrhous pattern (scirrhous type)の像とみなされる
とのことでした。

血液検査の結果、腫瘍マーカーは
CA15-3が13.2U/ml、CEAが3.0ng/mlでした。
肝臓に関する数値は
AST (GOT) 47U/l、ALT (GPT) 53U/l、LD IFCC 278U/l、γ-GTP 36U/lで、いずれも高めです。

腫瘍は乳がんで確定し、多分ステージ2くらいだろうと言われました。
ただ肝臓の腫瘍については、造影CTでは診断がつかず、造影MRIを撮ることになりました。
また同時に他の転移がないか調べるためにPET-CTも撮ることになりました。
結果腫瘍が肝転移だった場合、ステージ4になると言われました。

リンパ節については臨床所見に記入がないこと、また組織採取もリンパ節にはされなかったので今調べた段階では転移がないものと思っています。
骨については何も言われていませんが、昨年12月下旬に軽い交通事故に遭い、整形外科で頚椎、腰椎、両膝のレントゲンを撮っていて、その時には問題はありませんでした。

質問は、「この場合肝臓に遠隔転移している可能性は高いのでしょうか?」です。
ネットで調べすぎるのは良くないのはわかっているのですが、遠隔転移はあると出てきてしまいとても不安です。
先生が診てこられた中で、1年半で4つ以上も多発する肝転移をしたケースはあったのでしょうか?
まだMRIを撮るまで1週間、そこから結果がでるまでさらに1週間かかるので、転移の恐怖で母も私も心配でたまらずあまり眠れません。
もし大体でも可能性がわかれば腹を括って待てますので、どうかお手すきの際にお答えいただければ幸いです。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

回答は実際に画像を見てのものではなく、あくまでも質問者のメールから導き出すも
のであることを今一度ご確認ください。

質問は、「この場合肝臓に遠隔転移している可能性は高いのでしょうか?」です。
→私が肝転移の可能性が高いと考える理由は「たった一つ」
かかりつけの消化器内科で『約1年半前にエコーをしたときには見つかりませんでし
た』という記載だけです。
                  ↑
   今回のメールにこの内容が無ければ、「可能性としては血管腫とか嚢胞もあるな」と考えますが、
いずれも68歳の年齢で「新たに生じる可能性は低い」と考えざるを得ないからです。
♯あくまでも確率論的な話です。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2026/4/6
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