[管理番号:13467]
性別:女性
年齢:34
病名:
症状:
投稿日:2026年02月16日
初めまして。
右乳房に乳がんが見つかり、現在2cmに。
更に腋窩リンパ節へ転移も認められ,数は分かりませんがポコっと3cm大のしこりが発生。
リンパ節に転移したからといってすぐに全身へでは無いと信じていますが、良い傾向では無いことは分かります。
大学病院のため検査待ちが多く,手術まであと3週間程…。
この間にどんどん進行してしまったらどうしようと不安が募るばかりです。
ホルモン受容体陽性
HER2陰性
ki-67 1回目は37%,大学病院で病理に出したあとの結果は18%程度。
主治医からは術前化学療法を勧められましたが、田澤先生のQ&Aを何度も読み漁り,手術先行でお願いしようと思っています。
1.手術待ちの間に右乳房のしこりの周りに小さなしこりが2つ程発生しました。これも癌ですよね。これはどのような状態なのでしょうか。大きくなることはあっても、増えるなんて思っていなくて。
2.リンパ節転移がある以上抗がん剤は覚悟していますが、仮にオンコタイプDXの結果上乗せ効果が低かった場合、やめようと思っています。
しかし、全身に見えないがん細胞がいた場合、ホルモン療法で転移や再発を食い止めることは可能なのでしょうか。他に何かプラスした方が良い治療はないのでしょうか。
3.リンパ節転移、さらにリンパ節のしこりが大きい場合、手術待ちの間にどんどん進行してしまう気がしていますが、実際はどうなんでしょうか。
とにかく早く取りたいです。そんなに急がなくても大丈夫と言われている間に、確実にしこりが大きくなっている気がします。
田澤先生の見解をお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
1.手術待ちの間に右乳房のしこりの周りに小さなしこりが2つ程発生しました。これも癌ですよね。これはどのような状態なのでしょうか。大きくなることはあっても、増えるなんて思っていなくて。
→癌は乳管内(正確に言うと乳管の壁の細胞)にできて、乳管内を広がる(乳管内進展ともいう)と同時に乳管を破り(これを浸潤という)シコリとなります。
つまり「増えた」のではなく(乳管内を進展していった先で)浸潤して(非浸潤でもシコリとなることはありますが)シコリを形成したのでしょう。
♯要は「一連のもの=連続している」ということ
2.リンパ節転移がある以上抗がん剤は覚悟していますが、仮にオンコタイプDXの結果上乗せ効果が低かった場合、やめようと思っています。
しかし、全身に見えないがん細胞がいた場合、ホルモン療法で転移や再発を食い止めることは可能なのでしょうか。
→リンパ節転移が3個以内であれば、是非OncotypeDXしましょう。
他に何かプラスした方が良い治療はないのでしょうか。
→(再発治療とは異なり)術前術後補助療法(平たく言えば再発「予防目的の治療」)は適応となる薬剤が厳密に管理(保険適応)されています。
質問者はluminal typeなので
1.リンパ節転移4個以上
2.リンパ節転移3個以内かつ「グレード3」もしくは「腫瘍径5cm以上」
↑
手術病理で上記1,2どちらかに当てはまれば(抗がん剤するしないにかかわらず
「CDK4/6 inhibitorであるabemaciclib」の適応となります。
3.リンパ節転移、さらにリンパ節のしこりが大きい場合、手術待ちの間にどんどん進行してしまう気がしていますが、実際はどうなんでしょうか。
→診断から手術まで1か月以内に拘りたいところです。
少なくとも3か月以上はお勧めできません。
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(回答が公開されてから2週間後)
2026/3/5
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