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乳がん手術の取り残し

[管理番号:13176]
性別:女性
年齢:62
病名:
症状:
投稿日:2025年10月28日

田澤先生

5年前(2020年まで)、3年間田澤先生に検診していただいたものです。その節はお世話になりました。
患者IDは「○○」です。
今は(九州)の病院で3か月ごとに定期健診に行ってます。
(手術は(関東)の別の病院で10年前しました。右皮下全摘)ステージⅱa

こちらに帰ってきた5年前、皮下全的した右胸触ると胸奥に何か小さなしこりがありました。
エコーしてもらっても、粉瘤だろうといわれました。今までに他2人の乳腺の先生に見せエコーもしましたが、全員から「粉瘤です」、と言われました。
そのしこりがだんだん表面に出てきて、5年たった去年は米粒くらいのふくらみで表面に出てきました。
3か月ごとにエコーをしてましたが、先生は「エコー見ても悪いものではない。粉瘤だからそのままでもいいけど、
気になるなら切ったら?」と消極的でしたが、気になるので今年の1月、行きつけの形成外科で切ってもらいました。

病理の結果が「乳がん」でした。詳しく病理検査してもらったら、
・採った細胞は私の最初の乳がん細胞のホルモン受容体の61パーセントが同じ61パーセント
・採った細胞に針が通った後の創痕も残っていました。今回の病変の部位も、もとあったガン部位のライン上にあり、針生検の針が通ったラインにあたります。
(元がんは乳頭右上、今度みつかったのはそのラインから直線で左斜め下。いつも左斜め下から針刺してました)
先生曰く「恐らく10年前の手術の取り残しが出てきたと考えられる」とのことでした。
慌ててPETもしましたが、転移はなかったです。
採った細胞は浸潤もしてなかったそうです。
タモキシフェン飲んでたおかげで、いろんな所に行かずにじわじわと出てきたのではないか、ということでした。
取り残しなんて、何のために全摘したのかがっかりです。患者の不利益この上ありません。

ちょうど今年が術後10年目で2月でタモキシフェンも終わり!と喜んでいた矢先の1月にそれが発覚しました。
・今後はトレミフェンを5年飲むことになりました。
・抗がん剤も放射線もありません。

切り採った部位は長さ15ミリ、高さ5ミリです。報告書には「主病変はほぼ取り切れているようです」とコメントはありましたが、私としては、ほんとうに採り切れてるか大丈夫か気になって仕方ありません。
主治医は「ちゃんと取ってあるから大丈夫」と言います。

今後の治療方針はこれで大丈夫でしょうか。(怖くてなかなか田澤先生に聞けませんでした。)
よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

ちょうど今年が術後10年目で2月でタモキシフェンも終わり!と喜んでいた矢先の
1月にそれが発覚しました。
・今後はトレミフェンを5年飲むことになりました。
・抗がん剤も放射線もありません。

→閉経後だとすれば(年齢的に)toremifenではなくaromatase inhibitorが一般的です。

また、「主病変はほぼ取り切れているようです」とコメント
→マージンをつけるという意味で追加切除の方がいいかもしれません(放射線より)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/11/18
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