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タモキシフェン内服による卵巣肥大の疑い

[管理番号:13052]
性別:女性
年齢:46
病名:乳癌
症状:卵巣嚢腫とE2:2094 PRL:85.4
投稿日:2025年09月08日

35歳時初発左乳癌、ステージⅠ、ルミナールA、乳房部分切除、放射線、リュープリンを経てタモキシフェン内服、42歳時残存乳房新規乳癌、ステージⅠ、ルミナール
HER2、術前ドセタキセル、乳房全摘同時インプラント再建、ハーセプチン、タモキシフェン内服。44歳時婦人科にて左卵巣嚢腫を私的され経過観察中。乳腺担当医には状況報告を行っておりました。卵巣嚢腫は一度小さくなりましたが再度大きくなり( それでも3~4 ㌢程度)、E2:2094
PRL:85.4とホルモン産生腫瘍疑いと言われています。
先生のQ&Aを拝見し、私もタモキシフェン内服による卵巣肥大の可能性があるのではと乳腺担当医に相談しましたが、卵巣肥大にタモキシフェンは関係なくホルモン値については数値は詳しくわからないと言われ、タモキシフェン継続とゾラデックス追加となりました。このままタモキシフェンを継続していて良いのか、一度休薬して卵巣の大きさの変化を観察した方が良いのではと不安です。
先生の御意見を頂ければと思います。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

私もタモキシフェン内服による卵巣肥大の可能性があるのでは
→それが「おそらく」正解だと思います。(頻度的に)

乳腺担当医に相談しましたが、卵巣肥大にタモキシフェンは関係なく
→これは明らかに「経験不足」です。

タモキシフェン内服患者さんを診療していれば、「必ず」出くわします。
まだ出くわしていないということは、「タモキシフェン内服患者さんの経験が不足している」何よりの証拠となります。

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(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/23
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