[管理番号:12978]
性別:女性
年齢:71
病名:
症状:
投稿日:2025年08月09日
初めて相談させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
71歳の母のことで相談させてください。
2024年4月
乳頭から血性分泌があり受診。市立病院でエコーで乳頭付近に腫瘤様の丸い影を指摘されましたが、マンモグラフィでは異常なし。細胞診はクラス3、その後の組織診で乳管内乳頭腫と診断。経過観察となりました。
2024年10月
エコーのみ実施。異常なしとのことで経過観察。
2025年4月
エコーとマンモグラフィを実施。腫瘤に特に変化は指摘されませんでしたが、腫瘤付近に1年前にはなかった石灰化された部分が見られ、「やや気になるが経過観察」
と説明されました。
2025年7月
乳頭付近の腫瘤に鉛筆の芯のように尖ったような感触あり。以前の病院では経過観察ばかりで不安に思った為、別の個人クリニックに行き、エコー・細胞診後、詳細に細胞診を評価してもらった結果、クラス4が出ました。
この細胞診を行った部位は、1年前(2024年4月)に市立病院で細胞診を行った場所と同じ部位です。大きさは2.8ミリです。
「丸い腫瘤は手術で切除し診断すべき」と説明されました。
そこから紹介状をもらい、大学病院を受診。再度エコーとマンモグラフィを行ったところ、丸いしこりの正体はマンモグラフィでがんかどうか特定することは困難だが、
その腫瘤より石灰化部位にがんを疑うとの所見でした。
先生にはクラス3よりの4かなと言われましたが、
がんを疑う石灰化の所見が、線状になって繋がっているように見えている部分があり、同じ病変が繋がっているものだと考えられる、腫瘤のようなものの付近にも点々と白い点が見えている、4月のマンモと比べると石灰化が少し増えているとのことでした。
今後はまず造影MRIで病変の広がりを確認し、その後石灰化部分に対してマンモトーム生検を行い、確定診断をつけ、悪性なら手術予定です。
<質問>
①造影MRIの必要性と腎機能への影響
母は慢性腎臓病があり、直近の血液検査でGFR=45でした。造影MRIは腎臓に負担がかかると聞いており、腎機能の低下や回復しないリスクを懸念しています。主治医はそれでも造影MRIは必要と判断しています。
「MRIをしなければ正確な場所が分からないから」とのことです。(MRIの予約は今から一月先になってしまいます)
田澤先生はMRIは不要と仰っていることを知り、母の場合は腎臓の負担になる上、検査が無駄にならないか心配です。造影MRIはすべきでしょうか?
②経過期間と進行のリスク
2025年4月の時点で石灰化が見られていましたが、手術は早くても2025年12月中との説明を受けています。8か月間の経過で病状が大きく進行してしまわないでしょうか?
お忙しい中での質問、大変申し訳ありません。
ご返答いただければ幸いです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
大変申し訳ありませんが…
こんなにも「長ったらしく、無駄な」経過観察が、(質問者だけではなく)全国の至
るところでおこなわれているであろうことに、とても憤りを超えて諦めの想いです。
私であれば、「そもそもの最初」の段階で確定診断して治療も「とっくに」終わって
いる。
あまりもの差が、どうしてできてしまったのか?(その大本は「考え方」そのものでしょうが)結局、その積み重ねで結局は「埋めようとしても埋められない差」となっていることに驚きを禁じえません。
①造影MRIの必要性と腎機能への影響
母は慢性腎臓病があり、直近の血液検査でGFR=45でした。造影MRIは腎臓に負担がかかると聞いており、腎機能の低下や回復しないリスクを懸念しています。主治医はそれでも造影MRIは必要と判断しています。
「MRIをしなければ正確な場所が分からないから」とのことです。(MRIの予約は今から一月先になってしまいます)
田澤先生はMRIは不要と仰っていることを知り、母の場合は腎臓の負担になる上、検査が無駄にならないか心配です。造影MRIはすべきでしょうか?
⇒無論、不要です。
グダグダ言っていないで生検すれば解決する話です。
本当に今までの診療の反省が「一欠けら」も無いこと自体に問題があります。
②経過期間と進行のリスク
2025年4月の時点で石灰化が見られていましたが、手術は早くても2025年12月中との説明を受けています。8か月間の経過で病状が大きく進行してしまわないでしょうか?
⇒そもそも、その待ち時間は馬鹿げています。(なんで、そんな「どうしようもない」医師の手術をそんなに待つ必要があるのか?世界七不思議ですね)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/4
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