[管理番号:12895]
性別:女性
年齢:34歳
病名:非浸潤癌
症状:
投稿日:2025年07月15日
田澤先生はじめまして。
昨年春から集簇性石灰化で経過観察をしており不安でいっぱいの毎日を送っていた際に、田澤先生のQ&Aを見つけて拝見するようになり精密検査を自らお願いし、乳癌が判明しました。
田澤先生のQ&Aに出会っていなければ、未だに経過観察をしていたところでした。
本当にありがとうございます。
最近病理検査の結果が出まして、術前の針生検と同様の非浸潤癌との診断でした。
その結果自体はとても有り難いことです。
また主治医の先生も術前からネガティブな可能性についてはお話されず、自信を持った発言をされるのでとても信頼できます。
そんな中で唯一自分自身が心配しているのは、私が手術をして頂いた病院は術後の病理検査の際に全摘の場合は乳房を1cm幅の間隔でスライスした上での結果ということです。
日本全国で統一されているのであれば過度に心配しないのですが、こちらのQ&Aでは他の皆さんや田澤先生は5ミリ幅でのお話をされていたので、倍も差があることにとても不安を感じました。
しかも私の場合は最近の手術に至るまで元々のクリニックで1年以上経過観察をしてしまい、尚且術前の診断の際はマンモトームではなくエコーで見えた石灰化を組織診で取り、術後も1cm幅カットでの非浸潤癌の診断なので、実はスライス幅の最大9ミリくらいに浸潤部分はないのか?ととても気になってしまいます。
またその他少し離れた場所にもMRIで気になる箇所があり、悪性とは限らないけど関連しているものかもしれないと言われていましたが、術後の病理検査では中心病変の左右のスライスに繋がる病変がないので関連は無かったと仰っていました。
主治医は「別物ということは、今回スライス幅に入らなくて上がってこなかったのかもしれないし、スライス幅には入ったけど良性だから異常なしなのかもしれないけど、全摘したのだから大丈夫」とのことでそこも5ミリ間隔でカットされていればもう少し安心できたのですが、、、
長くまとまりのない文章で申し訳ございませんがお聞きしたいのは、
①私のように比較的若年性でハイグレードでも数年もの間非浸潤のままであったことは術後の結果として不思議ではないのでしょうか?(遡ってマンモグラフィの画像を見ると、2023年から小さな石灰化は出来始めていましたので少なくとも2年以上経っていることになります。)
②病理検査のスライス幅が1cmと5ミリではやはり安心感が違いますか?(スライス幅5ミリであれば、万が一病理検査の限界で見落としがあったとしても無治療でも良い範囲内だと思うのですが、1cmとなると本来ホルモン治療等するべきものを受けられず再発率が上がる可能性もありますか?)
③病院にも先生にも一切不満や不信感はないのですが、自分の安心を得るためだけにお金を払って病理の再検査(スライス幅を増やして見て頂く)などということはできるのでしょうか?
非浸潤癌という有り難い結果なのにも関わらず一枠使ってしまい、またまとまりのない文章で長々と申し訳ございません。
他の方の少し似ているご質問も拝見しましたが、スライス幅の違いに関するものは見つけられず不安でいっぱいのため、大変お忙しい中に恐れ入りますが田澤先生のご意見を伺えますと幸いです。
いつも多くの方を支えてくださり本当にありがとうございます。
宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
気持ちは解りますが、非浸潤癌で全摘なのだから根治、無治療となります。
全摘のスライス幅を気にしてまで心配するのはナンセンスです。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/5
***
質問者様から 【質問2】
ホルモンの刺激症状について
性別:女性
年齢:34歳
病名:非浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2025年08月19日
田澤先生
前回はお忙しい中にご解答頂き、本当にありがとうございます。
前回の病理検査後に相談員の看護師さんとの面談があり不安を聞いて頂いたところ主治医の先生にそのことを伝えてくださり、スライス幅を増やして4面程追加でまた病理検査をしてくださっていました。
そして追加で調べて頂いた分の結果も変わらず非浸潤癌でした。(非浸潤癌2×1cm)
今回お伺いしたいのはホルモンの刺激症状についてです。
手術前からホルモンの刺激症状と思われる症状(肺の息苦しさ、手のだるさや痺れ、
肩の痛み、首の違和感、脚の付け根の痛みなど)が出ていましたが、田澤先生のQ&Aでの回答を沢山拝見して安心できたこともあり、手術前までに上半身の症状は消失しました。
ただ、手術前からあった両脚の付け根の筋肉痛のような症状や軽い股関節痛に加えて、最近は腰のだる重さ、なんとなくの脚のだるさなどが加わり不安が増しています。(毎日全く同じ症状ではなく、日によって不具合を感じる部位や程度が違います。)
主治医に相談すると私の非浸潤癌の状態では絶対ないと言っても良いくらい転移などとても考えられないから、乳癌とは関係ない。整形外科を受診するように言われました。
そこで整形外科で色んな方向からのレントゲンを撮って頂きましたが腰も股関節もレントゲン上は異常なく、別日に片脚の股関節のMRIも撮りましたが異常ありませんでした。(MRIは一度に広範囲できないとのことで、一番初めに症状が出た部位を撮って頂きました。)
長々とご説明をし申し訳ございませんが、お伺いしたいことは、①ホルモンの刺激症状は下半身にも出ることはあるのでしょうか?
また手術や病理検査が無事に終わったのに遅れて症状が現れても不思議ではないのでしょうか?
②術前も術後も非浸潤癌の診断で、術前の骨盤より下までの造影CTでも異常なし。
整形外科のレントゲンでも異常なしであれば、ここ数ヶ月の強いストレスの蓄積だと考えてまずは少し様子を見ても良いものでしょうか?
探しきれていないだけかもしれませんが、田澤先生の過去のホルモンの刺激症状についてのご解答では殆ど上半身の症状の方しか見つけられなかったので、ご解答頂けますと有り難いです。
いつも本当にありがとうございます。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
ホルモン刺激症状ですね。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/12
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質問者様から 【質問3】
メイン病変とは異なるもの
性別:女性
年齢:34歳
病名:非浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2025年10月31日
田澤先生
大変お忙しい日々の中でご返答頂き本当にありがとうございます。
前回ホルモンの刺激症状と仰って頂いてから症状も落ち着きました。ありがとうございます。
度々恐れ入りますが、極度の心配性で1人で悩み続けて暗闇から抜け出せないため、もう1点だけご相談させてください。
今年7月に術後の病理検査で非浸潤癌と診断され、現在無治療の状態です。
ただ、非浸潤癌の場所の他に術前にもう1ヵ所造影MRIで造影されたものがありました。
乳癌発覚前(今年4月)に紹介元のクリニックで医師によるエコーをして頂いた際には3×4ミリ程度の腫瘤が見つかっており、医師によると「形も綺麗で血流もないので線維腺腫かな。悪性所見はない。(但し、あまり小さいと癌でも見極められない場合もある)」と言われていました。
その後同じクリニックで石灰化部分を針生検し乳癌が発覚したため、現在の大きな病院に移り再度検査をしました。
するとエコーには腫瘤らしきものは何も見つかりませんでした。(手術した現在の病院ではエコーは検査技師さんが実施し、マンモグラフィーには非浸潤癌の石灰化のみがある状態でした。
紹介元のクリニックでは非浸潤癌の微細石灰化すらもエコーでキラキラと映っており、現在の病院や引っ越し前に長年通っていたクリニックのエコーには石灰化すら映っておらず、エコーにより若干性能が違うような説明もありました。)
現在の主治医は「うちでは何も映っていないけど、全摘するから大丈夫。」と仰っており、私は術後の病理検査で小さな別の腫瘤の原因が何であるか判明するのかなと勝手に解釈しておりました。
ところが病理検査の結果が出たら「やはり非浸潤癌で、もう1つMRIにのみ造影されていた良悪性判別不可能だったものはメイン病変とは関連はしていなかった。1cm幅の中に入っているのかもしれないし良性だったかもしれないけど綺麗に取ったから大丈夫。」とのご説明でした。
それでもあの小さなものは何だったのだろう?と不安で先日再度主治医とお話させて頂くも、「そもそも若いと良性でも造影されることはよくあるし、MRIは良悪性を判断するものじゃない。(田澤先生のQAで学んでいたのでそこに関しては納得出来ます。)
メインの非浸潤癌ですら術後摘出した乳房を触ってもどこに病変があるかも全く分からないくらいの早期で、こんな状態で再発する人は殆どいない。メイン病変が非浸潤癌ならもしも何か他に小さなものがあったとしても、だいたいそれと同等かそれ以下なんです。」とのご説明でした。
「1cm幅でもその断面はしっかり見ているし、治療が必要になるような浸潤癌は出てこない」と仰っており、再度もう少しだけ細かく追加で切って見て頂くことは受け入れてもらえませんでした。
「セカンドオピニオンをしても他の病院に行っても、あなたの心配に寄り添ってくれることはあっても手術標本を切り直してまで見る必要があると判断する医師はいないと思う。」と言われ、この恐怖心をどう対処すれば良いか、安心のためにホルモン療法をした方が良いのか悩んでいます。
何も画像等もない中で大変恐縮ですが、田澤先生もメイン病変が非浸潤癌であるならその他のMRIにしか映らない小さなものが治療が必須になる浸潤癌である確率は殆どないと思われますか?
また手術後摘出した病変を触れば経験豊富な医師や病理医であればある程度の大きさの浸潤癌(しこり)の存在は分かることが多いのでしょうか?
本当に全摘で根治したと思って乳癌から解放されても良いのかとても不安でいっぱいです。
私よりも大変な状況の方々が病気と向き合っている中、先生の貴重な時間を割き大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、最後に田澤先生のこれまでのご経験上でのご意見を頂けますと有り難いです。
宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
何も画像等もない中で大変恐縮ですが、田澤先生もメイン病変が非浸潤癌であるならその他のMRIにしか映らない小さなものが治療が必須になる浸潤癌である確率は殆どないと思われますか?
→その通りです。
★質問者自身、『極度の心配性』と自覚されていらっしゃるように、あまりにも無駄な心配をしています。
根治なのだから、思い切って「忘れて」みては??
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/11/18
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