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腫瘍マーカー上昇について

[管理番号:12784]
性別:女性
年齢:48
病名:右乳がん
症状:
投稿日:2025年06月04日

お世話になります。

2024年5月 針生検の結果、乳がんと診断されました。

ホルモン陽性、HER2陰性
ステージ3

2024年7月右乳房全摘、リンパ節郭清
2024年9月~12月ddac、ddパクリ
2025年1月タモキシフェン内服開始
2025年3月~4月放射線治療25回
2025年5月~ベージニオ内服開始

CEA、CA15-3が上昇傾向なのが心配です。
2024年6月(術前)CEA:2.2 CA15-3:11.5
2025年2月(抗がん剤終了後)CEA:3.0 CA15-3:10.5
5月(放射線治療終了後)CEA:4.1 CA15-3:12.9
6月(ベージニオ開始後)CEA:5.6 CA15-3:18.7

主治医は心配しなくても良いと言っていましたが、術後1年の検査としてCT、エコーをする予定です。

先生の経験からみて、腫瘍マーカーの値から転移の可能性は高いでしょうか?
また、CTとエコー以外で検査した方が良いものがあれば教えてください。

よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

先生の経験からみて、腫瘍マーカーの値から転移の可能性は高いでしょうか?
⇒主治医と同意見です。

上がり方が急ではないので「治療(abemaciclib+hormone)」に引っ張られている(つまり治療が影響している)可能性の方が高いですね。

また、CTとエコー以外で検査した方が良いものがあれば教えてください。
⇒それでいいのでは。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/6/24
***

  

質問者様から 【質問2】

腫瘍マーカーについて
性別:女性
年齢:48
病名:右乳がん
症状:
投稿日:2025年07月16日

お世話になります。

前回、腫瘍マーカーが上昇していることについて質問させてもらいました。
その後、6月に造影CTとエコーをしましたが問題はありませんでした。

今回7/(中旬)に再度採血した結果、CEA10.5 CA15-3 33.4に更に上昇していました。
風邪が長引いてしまい、7/7からベージニオは一時中止をしています。
もう一度造影CTをし、GFとCFも追加で検査することになりました。

①腫瘍マーカーの上がり方は再発の可能性が高いでしょうか?
②今回は造影CTではなくPET-CTの方が良いでしょうか?

お忙しいなか申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

CEA10.5 CA15-3 33.4に更に上昇していました
⇒この上昇は(薬物療法による影響ではなく)再発を第1に疑わざるをえないと思います

①腫瘍マーカーの上がり方は再発の可能性が高いでしょうか?
⇒そう考えるべきでしょう。

②今回は造影CTではなくPET-CTの方が良いでしょうか?
⇒PET撮影したうえで、(それでも)何もなくても「PETでも5mm以下の病変は検出できない」と考え「治療的診断(抗癌剤をすることで下がるならば、画像上見えなくても再発と考える)」のために抗癌剤すべきと思います。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/6
***

  

質問者様から 【質問3】

再発治療について
性別:女性
年齢:48
病名:
症状:
投稿日:2025年09月01日

お世話になります。

前回、腫瘍マーカー上昇について質問させて頂きました。
その後更に腫瘍マーカーは上昇し、PET-CTを撮影したところ、左頸部、左右鎖骨上、上縦隔、左右肺門リンパ、左横隔膜腹部腫瘤、肝S8.S4、左右肺上葉、左肺下葉、腰椎、仙骨、腸骨に集積があり、再発治療をすることになりました。
ダトロウェイかエンハーツを勧められ、来週からダトロウェイをすることになりました。(遺伝子パネルもする予定で、その結果を待つ間に治療開始することになりました)
この状態からの寛解は難しいとも言われました。
子供もまだ小学生のため、あと10年は生きたいと考えています。

①このような状況からの寛解は難しいのでしょうか?寛解の可能性があるのであれば、どの様な治療が考えられますか?

②治療の第1選択としてダトロウェイで大丈夫でしょうか?

まだまだ動揺しており、上手く質問できていないかもしれませんが、よろしくお願いします。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

①このような状況からの寛解は難しいのでしょうか?寛解の可能性があるのであれば、どの様な治療が考えられますか?
→肝転移が小さければcCRを目指すべきです。
Keyとなるのは年末頃に(質問者のサブタイプである)sacituzumab govitecanの効果次第かもしれません。

それまでは、やはりdatopotamab deruxtecanの効き方に期待です。

②治療の第1選択としてダトロウェイで大丈夫でしょうか?
→上記通りです。

1年前とは異なり、luminal type(HER2 negative)にもgame changerが適応となってきています。
まずはcCRを狙いましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/17
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