[管理番号:12735]
性別:女性
年齢:40
病名:
症状:
投稿日:2025年05月20日
はじめまして。
今月頭に、右乳癌に対して手術をしました。
乳頭乳輪温存乳房全切除術で同時にエキスパンダーを挿入。
術後病理検査結果が出まして、
浸潤性小葉癌で、かなり広い範囲に広がっていて、
主治医からは、範囲が広かったので、ホルモン療法に加え、化学療法と放射線治療(再建後)の適応ではあるが、どうするか、と言われました。
術後病理検査結果は下記です。
切除術:Bt+SNB 154x132x18mm,占拠部位:右upper-outer(C)区域
腫湯径:119x81x15mm,腫瘍径 in situ ca含む:119x81x15mm
組織分類:Invasive lobular carcinoma
核異型スコア:1,核分裂スコア:1 =核グレード1
腺管形成スコア:3,核異型スコア:1,核分裂スコア:1
→組織学的グレードI
ER: Allred PS5 IS2 TS7, 100% Score 3b PgR: Allred PS5 IS TS8, 100% Score 3b
HER2: score 1
Ki67:12%
波及度;f, リンパ管侵襲:LYO,静脈侵襲:VO
断端:深部側:close, 0.2mm inv #9
in situ cat, EIC-
リンパ節転移:合計(0/1,i+)
SNB(0/1)
UICC 8HX: pT3 pNO MO Stage IIB, ## 18H2: pT3 pNO MO Stage IIB
素状の異型上皮浸潤を認めます。結合性が低い腫瘍で、targetoid patternが散見されます。免疫染色では、E-cadherin +、P120+(主に細胞質パターン)、Bカテニン+でした。総合的には浸潤性小葉癌と考えます。乳頭側の追加断端は陰性です。センチネルではITCがみられました。
・小葉癌の大きさは、乳管癌と同じ捉え方はしないと、こちらのQ&Aで学ばせていただいたのですが、私の場合もそれと同様に考えて問題ないでしょうか。
術後治療方針について、術前病理検査からもルミナルaでしたので、化学療法が頭になく、頭が真っ白になっております。
オンコタイプDX検査の話を主治医からはされており、悩んでおります。
また、再建希望なため、放射線治療をするならインプラント入替時期にも影響あると説明を受けましたので、3週間後の診察までには決定しなければかな、と。
・先生でしたら、化学療法+放射線治療を推奨されますでしょうか。
・放射線治療は、全摘の場合はなし、と主治医から術前は言われていたのですが、追加推奨になったのはどのような理由が考えられますでしょうか。(乳頭乳輪、リンパ節に照射?が必要?)
お忙しいと存じますが、何卒よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「範囲が広いから化学療法を考慮」という事態、まったく意味不明全摘しているのだから、それは無関係です。
・先生でしたら、化学療法+放射線治療を推奨されますでしょうか。
⇒普通にOncotypeDXを勧めます。(low riskの可能性は高いですが主治医から化学療法を勧められた以上きちんとした反証があった方がお互いにいいでしょう)
無論、放射線は不要です。
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(回答が公開されてから2週間後)
2025/6/9
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