[管理番号:12704]
性別:女性
年齢:31
病名:非浸潤性乳管癌
症状:乳房浮腫、疼痛
投稿日:2025年05月11日
初めまして。1年前に非浸潤性乳管癌の手術をした31歳女です。
田澤先生のYouTubeなと拝見しお勉強させていただいています。
私の経過についてお話しさせてください。
2023年6月に右胸にしこり発見
2023年8月に乳腺外科クリニック受診し大きな病院を受診するように言われる。
2023年10月総合病院受診。その日のうちに細胞診。
【結果】グレー判定。癌細胞は存在したが少なくて癌と言い切れない。組織診をしましょう。
2023年11月マンモトーム生検実質。
【結果】またしてもグレー。病理医も悩む結果であった。癌だとしても非浸潤性乳管癌だろう。
外科的生検を行い、診断をしましょう。
2023年12月手術前検査。MRIで広がりがある為全摘が必要と言われる。
また左胸にもなにか映り、カテゴリー4と言われる。
左胸のマンモトームをしようとするが、MRIで見つかったものが探せず、結局実施せず。
2023年12月末手術説明の日に主治医から
「病理医が組織を再度染め直したところ、癌よりかだから癌治療をしてください。」
と言ってきたため、癌ということで 話を勧めます。と言われその日に非浸潤性乳管ガンの診断がされる。そして全摘だと。
私は納得できず、癌かどうかはっきりさせるために外科的生検を行うで「癌よりだから癌で。」で全摘はできない。と伝える。
結果的に部分切除を行い、断端陽性であったり癌の性質によっては追加主治医をしましょう。となる。
2024年1月 乳房温存手術実施。
【結果】
浸潤癌は認めません。多発の乳頭腫がありますが、多くに非浸潤性乳癌を伸展してい
ます。
26×26×45㎜
断端:1㎜、2㎜、3㎜、3㎜
非浸潤性乳管癌 ステージ0
T:45㎜ N:なし M:なし
エストロゲンを餌にする細胞が80~40%
プロゲステロンを餌にする細胞が100%
HER2を餌にする細胞が陰性
大きくなるスピード4%
ルミナールA
という結果でした。
術後は放射線治療を行い3ヶ月に1度通院をしています。
ここから質問になります。
術後1年経過し、今年の1月にマンモグラフィ、乳腺エコー、MRI検査を実施しました。
【結果】
マンモグラフィ、乳腺エコー、問題なし。
MRIも左胸のカテゴリー4だったのがカテゴリー1になっていました。
ポイントとして、1回目のMRIの時はストレスから生理が止まってしまった状態で受けていた。
2回目のMRIの時は主治医に指定された生理周期内で撮影しています。
質問①1回目のMRIの時に癌の広がりが確認されていたが、映ったのは癌以外のものであった可能性がありますか?1年でカテゴリーが4から1に変わるほど、変動があるものなのでしょうか?
全摘を勧められていましたが、「癌よりだから癌で」の言葉に相当悩まされ全摘しなかったのですが、これは結果的に良かったのか?疑問に思ってしまいます。
私の経過について田澤先生の意見をお聞きしたいです。
質問②肩こり、首こりがひどく鍼灸院へ通っていた。首こりは特に右側、(癌があった方)
今年4月右鎖骨上によく動く丸いしこりを発見。
見た目はわからないが指先サイズほど。触ると本当によく動く。
その日のうちに耳鼻科へ受診。触れているのはリンパ節である。転移があればボコボコと形が崩れたり他のリンパ節も腫れるがそう言った所見はなし。鍼治療の刺激でリンパ節が触れやすくなったのかもしれない。経過観察でいいでしょう。
と耳鼻科の先生に言われました。
脳裏には実は浸潤していて転移が始まっているのではないか?など不安があります。
しこりを触るのも怖くなってしまっています。
田澤先生はどう思われますか?
以上経過と質問になります。よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問①1回目のMRIの時に癌の広がりが確認されていたが、映ったのは癌以外のものであった可能性がありますか?1年でカテゴリーが4から1に変わるほど、変動があるものなのでしょうか?
⇒そもそもMRIは乳腺症も拾うので、MRIで診断すること自体ナンセンスです。
(MRIはあくまでも拡がり診断目的であるべきです)
気にしないようにしましょう。
全摘を勧められていましたが、「癌よりだから癌で」の言葉に相当悩まされ全摘しなかったのですが、これは結果的に良かったのか?疑問に思ってしまいます。
私の経過について田澤先生の意見をお聞きしたいです。
⇒単純に私から見れば…
きちんとMMTEして「乳癌の確定診断」できなかったことが問題ですね。
質問②肩こり、首こりがひどく鍼灸院へ通っていた。首こりは特に右側、(癌があった方)
今年4月右鎖骨上によく動く丸いしこりを発見。
見た目はわからないが指先サイズほど。触ると本当によく動く。
その日のうちに耳鼻科へ受診。触れているのはリンパ節である。転移があればボコボコと形が崩れたり他のリンパ節も腫れるがそう言った所見はなし。鍼治療の刺激でリンパ節が触れやすくなったのかもしれない。経過観察でいいでしょう。
と耳鼻科の先生に言われました。
脳裏には実は浸潤していて転移が始まっているのではないか?など不安があります。
しこりを触るのも怖くなってしまっています。
田澤先生はどう思われますか?
⇒そもそも耳鼻科医に鎖骨上のエコーしてもらっても全くナンセンス!
耳鼻科医が鎖骨上リンパ節転移など判断できるわけはありません。
ただ、「浸潤していて、それが鎖骨上リンパ節転移しているのでは?」という考え自体全くナンセンス!
普通に乳腺外科医に診てもらいましょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/6/3
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