[管理番号:12670]
性別:女性
年齢:49歳
病名:
症状:
投稿日:2025年04月22日
はじめまして。
よろしくお願いいたします。
2024年11月診断
ひだりの浸潤性乳管癌
グレード2
トリプルネガティブ
ステージ1 1.8mm リンパ転移なし
遺伝性乳癌 BRCA2遺伝子に変異あり
術前抗がん剤
両胸全摘
病理検査結果 完全奏効グレード3
定期検査 半年に一度
2025年3月卵巣切除
病理検査結果 悪性の所見なし
定期検査 半年に一度
質問です。
完全奏効で、卵巣切除をしてもHOBC患者は再発のリスクを考えておいた方がよいですか?
また、先生の経験上、再発するとしたら乳房周辺が多いですか?。
リンパに転移がない乳癌患者でも遠隔転移はありえますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
今回の質問自体、(大変失礼にあたり、申し訳ないばかりですが)全く理解されていないことが明白であり、(この機会に)正確に理解しましょう。
完全奏効で、卵巣切除をしてもHOBC患者は再発のリスクを考えておいた方がよいですか?
また、先生の経験上、再発するとしたら乳房周辺が多いですか?。
⇒乳房周辺とは「局所再発(全摘だから胸壁再発)」のことですか??
全くの誤解ですよ。
再発のリスクとは通常「遠隔転移再発(血行性転移)」のことを言います。
つまり、骨、肺、肝等です。
リンパに転移がない乳癌患者でも遠隔転移はありえますか?
⇒これは「決定的に」誤解しています。
リンパ節転移は(リンパ管を通る)「リンパ行性転移」であり、遠隔転移は(血管を通る)「血行性転移」です。
つまり、直接の関係はありません。
リンパ節転移が沢山あっても(勿論)遠隔転移(血行性転移)するわけではないし、
逆にリンパ節転移が無くても遠隔転移することはあるのです。
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上記をよーく理解しましょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/5/14
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